若手社員が「もう辞めたい…」と後悔した4つの職場エピソード
LIMO / 2020年12月3日 17時45分
![若手社員が「もう辞めたい…」と後悔した4つの職場エピソード](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/toushin1/toushin1_20252_0-small.jpg)
若手社員が「もう辞めたい…」と後悔した4つの職場エピソード
あなたは今働いている会社に満足していますか?この先もこの会社で働き続けたいと思う人がいる一方で、入社を後悔するような職場環境を経験している人もいるようです。今回は、入社して「うわっ、失敗した」「もう辞めたい」と思った人たちのエピソードを紹介します。
「3年後も勤続」意向を持つ若手は増加
リスクモンスター(株)が2020年8月に実施した「若手社員の仕事・会社に対する満足度」(https://www.riskmonster.co.jp/pressrelease/post-7455/)という調査結果を公開しています。
新卒入社1~3年目の男女600名に「当面3年間に対する仕事・会社に対する勤続意欲」を調べたところ、「3年後も勤務し続けていると思う」が「3年後は勤務し続けていないと思う」を上回りました。「3年後も勤続」の割合は前回から6.3ポイント上昇の59.2%。調査を開始して以来、最多となっています。
働き方改革が勤続意欲に影響!
また、前出の調査では、働き方改革の実施状況と満足度についても調べています。
「働き方改革を実施している」企業で働いている若手社員の71.3%が、「3年後も勤務し続けている」と答えているのに対して、「働き方改革を実施していない」企業で働いている若手社員で「3年後も勤務し続けている」と回答したのは28.7%と低い結果となっています。
このことから、働き方改革の実施は、社員の勤続意欲に良い影響を与えており、職場に対する満足度が高まってきたとも取れるでしょう。しかし、その一方で「もう辞めたい」「うわっ、失敗した」と後悔する職場があることも事実…。ここで、いくつかエピソードをご紹介しましょう。
「この職場、もう辞めたい」と思ったエピソード
休みを取るのに4人の部長に申請
IT企業で働くようになって3年目のAさん。いきなり退職した4人の仕事を背負わされ、休みの取得にも苦労したようです。
「社会人経験もまだ2年とちょっとで、仕事のやり方に慣れようと必死でした。ただその間、いろんな部署のいわゆる下っ端の人たちが4人も退職。辞めた人たちの仕事が集中し、結果として5人分の仕事をこなすハメになった」と嘆きます。「残業も増え、体力的にも精神的にも苦しかったです。一番つらかったのは、休暇申請。休日出勤の代休申請を引き継いだ4人、それぞれの部署の部長に提出しなければなりませんでした。
『休みの間、その仕事は誰に任せるのか』と部長に聞かれ、誰に依頼すればいいですか?と尋ねても『誰かと適当に調整して』といわれるばかり…。新人だから頼む相手は先輩ばかりで恐れ多いし、1日休むのに4人の部長への申請とそれぞれの仕事の申し送りは大変すぎて、心が折れそうでした」と話してくれました。
「手柄は自分のもの、ミスは後輩のもの」にする先輩の存在
証券会社に勤めて4年目のBさんは、最悪な先輩の話をしてくれました。
「もう30代半ばなのに、『コレやっといて』と仕事を人に丸投げ。自分は喫煙室で携帯を触りながら一服。私がまとめた資料や企画書をあたかも自分が作成したかのように部長や役員に説明する」と憤慨します。「ミスや失敗があると『コレは〇△さんがまとめてくれたんですけど、数字が間違ってるんで自分が直しておきます』と後輩の名前をあげる」のだそう。「どれだけ性格が悪いのか…」と、あきれた表情で話してくれました。
「うわっ、失敗した…」ブラック企業に入ってしまった人のエピソード
先輩のパワハラでうつ状態に
金融機関で働いていたAさんは、異動先で席が隣りになった先輩からのパワハラで苦しんだといいます。
大声で怒鳴られ、次第に「なんでそんなに頭が悪いの?」「一回死んで人生やり直して来い」などと人格を否定するような発言にエスカレートしていったそう。朝起きられない、通勤途中に気分が悪くなるといった状態に陥り、周囲のすすめで心療内科を受診したところ、うつ病の一歩手前と診断されて退職を決めたと話してくれました。
残業や休日出勤が多すぎて疲労困憊
建設会社の現場監督をしていたBさん。残業や休日出勤が当たり前で、夜勤シフトを巧みに使い1カ月で32連勤になることもあったとか。
人手不足のため、自分も一緒に手を動かす毎日。休みが取れず、心身ともに限界だと感じて上司に休みを申請すると「この忙しい時期に休むのか、周りのことを考えろ。別にやめてもいい、お前の代わりはいくらでもいる」といわれて転職を決意したそうです。
まとめ
自分が働いている企業がブラックかも?…と思ったら、厚生労働省の労働条件に関する総合情報サイト「確かめよう労働条件」(https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/) を参照してみてください。相談機関の紹介ページ(https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/soudan/)もあります。また、安全衛生優良企業マーク推進機構のサイト(https://shem.or.jp/)で、ブラック企業簡易診断のページ(https://shem.or.jp/diagnosis/black_standard)を見てみるのも良いでしょう。
精神的・肉体的に辛い労働環境であれば、無理に我慢することはありません。周囲の信頼できる人やしかるべき機関に相談し、心身ともに壊す前に早めに手を打ちましょう。
参考
第4回「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査 リスクモンスター(株)(https://www.riskmonster.co.jp/pressrelease/post-7455/)
【実施概要】
調査方法 : インターネット調査
調査エリア : 全国
期間 : 2020年8月7日(金)~8月11日(火)
調査対象者 : 新卒入社1~3年目の男女個人
有効回収数 : 600サンプル
確かめよう労働条件ー労働条件に関する総合サイトー 厚生労働省(https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/)
非営利一般社団法人 安全衛生優良企業マーク推進機構(https://shem.or.jp/)
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