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資産の99%を50代から築いた投資家が教える「お金の増やし方」

LIMO / 2020年11月16日 21時0分

資産の99%を50代から築いた投資家が教える「お金の増やし方」

資産の99%を50代から築いた投資家が教える「お金の増やし方」

この記事のタイトルを見て、すぐにその投資家の名前が分かる読者は、かなり投資に詳しい方でしょう。所有する資産のほとんどを50代から築いた投資家は誰あろう、かのウォーレン・バフェット氏です。

総資産は9兆円!

1930年生まれの米国人であるバフェット氏は11歳で株式投資を始め、後にバークシャー・ハサウェイ社を買収、現在は同社の筆頭株主、会長兼CEOとして多くの企業の株式を保有し、総資産は9兆円とも言われています。

では、なぜバフェット氏はそのような巨額の資産を50代以降に築くことができたのでしょう。それは氏の生活態度や投資哲学と関係がありそうです。

彼は多くの至言を残していますが、以下は、たとえ少額投資だとしても大変参考になるものです。ぜひ参考にしていきましょう。

正しいお金の使い方を知る

「人間の行動のほとんどは習慣から成りたっている。普段は気にしないが、いったん習慣を変えるとなったらほとんど変えられないことが分かるだろう。お金の習慣で大事なことは、常に予算の上限を決めておくこと、高利で借金しないこと、定期的に投資をしていくこと、この3つである」。

この考え方は、お金と付き合うバフェット氏の基本的な考え方ですが、実は多くの方が実践できそうでできないのではないでしょうか。

たとえば、浪費は予算上限を超えることですし、金利を気にせずリボ払いをする方も多くいます。定期的に投資することも、できそうでできないことではあります。地味ながら確実に資産形成してきたバフェット氏ならではの「お金の習慣」と言えるでしょう。

資産を作るには時間と忍耐が必要

バフェット氏が講演でよく使う表現に、「今日日陰で休めるのも、誰かがその木を植えたからだ」というものがあります。資産は一晩で築けるものではなく、時間と忍耐が必要だという教えです。下図のように、バフェット氏でさえ資産のほとんどが50代以降に築かれています。

図表:ウォーレン・バフェット氏の年齢による保有資産額推移

(/mwimgs/8/1/-/img_81c86e286f7a69260a440f615d53b7b749802.jpg)

拡大する(/mwimgs/8/1/-/img_81c86e286f7a69260a440f615d53b7b749802.jpg)

注:ValueWalkのウェブサイト(https://www.valuewalk.com/)を参照

また、「株式市場は、忍耐力のない投資家から忍耐力のある投資家に資金を移す場所」とも示唆しています。逆に言うと、忍耐力を持って長期投資できない人は、投資をすべきではないということです。

忍耐力のない投資家が投資に参加すると悲惨なことになります。そういった投資家は感情的に投資判断をするため、上昇相場で買い下落相場で売らされます。そして二度と投資をしようと思わなくなります。

こうなると、その後の投資機会も失うわけですから、もったいない限りです。投資タイミングの適否は誰も分からないので、時間を味方につけ投資リスクを低減させるには、コツコツ投資していくバフェット方式が投資戦略の王道なのです。

価格ではなく価値に注目

「価格ではなく価値に注目」というのは、株式投資を行う際ごく普通に使われる概念ですが、それ以外の投資や資産形成でも十分に念頭に置くべきです。

「安物買いの銭失い」とよく言いますが、その投資対象が価値を持ち、本当に将来的に価格が上がり得るものなのかを判断しなければなりません。投資は1年や2年で終わるものではなく、バフェット氏のように何十年も取り組んで、ようやく果実が得られるものと考えたほうがいいのです。

ということは、投資の投資対象は、長期的に(たとえば30年としましょう)価値が上がり、結果として価格も上がるもの、30年後も継続運用されているもの、保有コストが低いもの等の条件で考えるべきです。

バフェット氏でさえ資産のほとんどを50代以降で大きく増やしたわけですから、一般の方であればなおさら、若いときから長期的な資産形成を考えておかないと、そもそも資産は残らないものなのです。

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