「みんなの食費、どのくらい?」1年で100万円貯めた主婦の食費コントロール術5つ
LIMO / 2020年11月15日 20時45分
「みんなの食費、どのくらい?」1年で100万円貯めた主婦の食費コントロール術5つ
「うちの食費って、他のウチと比べて多いのかしら、少ないのかしら?」スーパーで買い物の会計時に気になったこと、ありませんか?
食費は主婦が最もコントロールしやすいお金です。子供の学費や自分たちの老後資金のために貯金を少しでも増やしたいのがアラフィフ世代です。
他の家庭の食費はどれくらいなのか?1年で100万円貯めた主婦が実践している食費のコントロール法5つをご紹介します。
他のうちはどれくらい食費をかけている?
我が家の食費、把握していますか?食費をいかに安くあげるか?は主婦の永遠の課題です。
総務省「家計調査報告(二人以上の世帯)-2020年(令和2年)9月分及び7~9月期平均-(http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_mr.pdf%E6%B6%88%E8%B2%BB%E6%94%AF%E5%87%BA%EF%BC%88%E4%BA%8C%E4%BA%BA%E4%BB%A5%E4%B8%8A%E3%81%AE%E4%B8%96%E5%B8%AF)」によると、 1世帯当たり消費支出26万9,863円のうち、食費の平均は7万8,710円とあります。
ご自身のご家庭と比べていかがでしょうか?
主婦が一番コントロールしやすいのが食費
Aさんは、高校生中学生の子供がいるアラフィフのワーママです。食費を節約し、ボーナスを死守して1年で100万円を貯めました。Aさんの食費コントロールの秘儀、いったいどんなことなのでしょうか?
Aさん流「食費コントロールの秘儀」5つ
その1:旦那に買い物を頼まない
旦那に手伝ってもらう家事として「買い物」をお願いしているご家庭もあると思います。5人家族のAさんもご多分に漏れず買い物を旦那にお願いしていました。しかし、買い物をお願いした日の晩酌には、サバの缶詰、ひねり揚げ、とバリエーション豊かなおつまみが並びます。また、ペペロンチーノソースを買ってきても「使わないままの食材」として結局放置されています。
また、メモに書かれた通り食材は買ってきてくれますが「底値」という概念がないので、割高でも買ってきます。主婦なら「今日は高いからまた今度にしよう」と思いますが、そのような発想には至りません。それは旦那が悪いのではなく、買い物の経験値が少ないから起きることです。キャベツ1個の値段を見て安いか高いか?一朝一夕で判断できません。主婦は日々の食材の買い物で知らず知らずのうちに「コスト感覚」を身に付けています。
余計な物ばかり買うことと、価格の安い高いの判断が難しいことから、Aさんは旦那に買い物をお願いすることを止めたそうです。
その2:業務スーパーで2キロ入り鶏肉を購入
在宅ワークになったAさんの勤務時間は10時からです。そのため、ネットで話題の業務スーパーに開店時間の9時に行きます。すると、高コスパゆえ品切れのことが多い2キロ入りのモモ肉、ムネ肉、手羽元などの各種鶏肉が高確率でゲットできるそうです。一度に使いきれないので、小分けに切って冷凍すれば無駄なく使いきれます。
また、業務スーパーでは取り扱いの少ない生野菜ですが、開店直後は比較的品揃えがよく、状態のいいものが多いそうです。
その3:買い物に行く回数を減らす
買い物に行く回数が増えれば増えるほど、余計な物を買うリスクは上がりがちです。以前、Aさんは足りないものがあるとその都度買い物に行っていましたが、今は足りないものがあっても自宅にあるもので他の方法を考えます。すると冷蔵庫がスッキリしてくるそうです。また、買い物の回数が減ったことで、時間の節約にもなり、一石二鳥だと気が付いたそうです。
その4:1週間のメニューを決める
Aさんは、買い物に行く前に1週間の献立をざっと立てます。まず冷蔵庫や冷凍庫にある食材をチェック、それを使う事を優先してチラシで安いものをチェックしつつ献立を考えるそうです。そうすると食品ロスが減り、コストも抑えることができます。
その5:在庫を把握する
「卵がない」「牛乳がない」冷蔵庫の常備食材がなくて、とりあえずコンビニで購入して高い買い物をしたと自己嫌悪に陥ったことはありませんか?買い物に行く際は、卵や牛乳、玉ねぎやジャガイモなど「なくては困るもの」の在庫のチェックもして、次の買い物までのストックを切らさないようにしましょう。
我が家の食費を把握し、平均と比べ、今後どうするか考えよう
「予定外のものを買い、それを買ったことを忘れていて、気づいたら賞味期限が過ぎていた」「使わないままずっと食品棚に何年も眠ったままの食品がある」それらの食材ひとつの出費は小さいかもしれませんが、いわゆる「チリツモ」は家計を圧迫します。アラフィフ夫婦のご家庭には子供の学費が最もかかるタイミングでもあり、「定年」という人生の転換点も控えた世代です。今だけでなくそれから先を見据えた家計管理が後々の自分たちの生活を助けてくれるでしょう。Aさんは上記の方法で年間12万円の食費を節約、月4万円の先取り貯金、年2回の20万円の貯金で、100万円の貯金を達成しました。
とはいえ、節約一辺倒では疲れてしまいます。もうひとつ、Aさんが心がけているのは「食事のメリハリ」だそうです。家族の誕生日の時には、食べたいものを食べますが、外食ではなく自宅で食べるそうです。例えば焼肉を1万円の予算で食べる場合、外食では値段を気にして食べなくてはなりませんが、自宅で食べるなら上質の肉をお腹いっぱい食べられます。
メリハリをつけて、ストレスを軽減した家計管理ができるといいですね。
【参考】総務省「家計調査報告(二人以上の世帯)-2020年(令和2年)9月分及び7~9月期平均-(http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_mr.pdf%E6%B6%88%E8%B2%BB%E6%94%AF%E5%87%BA%EF%BC%88%E4%BA%8C%E4%BA%BA%E4%BB%A5%E4%B8%8A%E3%81%AE%E4%B8%96%E5%B8%AF)」
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