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ターゲットは年下のお友達⁈年上放置子から我が子を守るには

LIMO / 2020年11月19日 10時45分

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ターゲットは年下のお友達⁈年上放置子から我が子を守るには

小学校に入ると子供のお友達をすべて把握するのはなかなか難しいものです。特に男の子は母親にあれこれと報告することが減っていくため「学校でどんな子と遊んでいるの?」なんて心配になるのではないでしょうか。

また、幼稚園時代の様に親同士が顔見知りではないのも悩みの原因です。実際に付きあいたくないようなご家庭に限って、そのお宅のお子さんと付き合わなければいけないシーンが身近に潜んでいたり。そんなお悩みみなさんは抱えていませんか?

放置子は身近に存在する?

小学1年生のお子さんを持つHさん。お子さんが帰宅する際に家にいてあげたいと考え、午前中のみパートタイムでお仕事をしているそうです。低学年のお子さんたちは帰宅の際に声が聞こえてくるため、Hさんは玄関で「おかえり」を言うためにしばし外に顔を出すこともあるそうなのですが、そこでちょっと気になる光景を目にしたそう。

「息子はだいたいクラスメイトと一緒に帰ってくるのですが、最近1人学年が違うお友達が混ざっていることに気が付きました。息子によると『2年生のお兄さん』だそうで、息子たちのグループに何かと世話を焼いているようでした。

ただ、ちょっとの時間見ていただけでも、その子の様子が気になって。1年生同士が楽しく会話しているだけなのに『そんなこというな!』と急に怒鳴ったり、軽くですが叩いている姿を目撃してしまったんです。『手をあげたらだめだよ』と注意したのですが、その子としては『下級生が悪いことをしたから教えてやった』と思っているようで…。息子たちも楽しく過ごしていただけなのに、必要以上に絡まれてちょっと困惑しているようでした」

以来、その2年生の存在を意識するようになったHさん。しばらく観察していると、登下校だけでなく、帰宅後もゲーム機を片手に道やマンションのエントランスに1人でふらつき、誰か遊んでくれそうな人を探している様子に気づいたそうです。

「これはもしや放置子系?と初めてのことに戸惑いました」

同級生より下級生といることが多い

どうやらそのお友達は、同級生にあまり仲の良いお友達がいない様子。つまり「世話をしてあげる」という名目で下級生の輪に入っていって自分の居場所を作ろうとしているようなのです。

「同級生と趣味が違って気が合わないだけならいいのですが、その子の場合はちょっと違うのかな?と思いました。自分の中で正義の行動と思っているかもしれませんが、思い通りにならないと怒鳴る・下級生を子分のようにしたがる・大人の視線を欲しがるなど、他で構ってもらえない分自分より弱い存在を従えることで欲求を満たそうとしているように見えるんです。

そうしていると、息子をはじめとする下級生たちは楽しくないので自分たちだけで遊ぼうとします。するとまたその子が怒鳴る…ちょっと悪循環になっているなと思いました」

なるべく遠ざけさせたいと思っても、待ち伏せをされてしまう状態に疲れてしまったというHさん。「後々のことを考えると無下にもできないので悩んでいる」といいます。

同じコミュニティはデリケート

子供と付き合わせたくないのであれば、距離を取る。基本的なことですが実はそれが意外と難しいようです。

「まず一番怖いなと思ったのが『逆上』です。そのお子さん自身が短気なのは接してわかっていたのですが、その親御さんの姿が見えてこないのもちょっとした不安の種でした。こんなにしょっちゅう子供は見かけるのに、保護者の姿が見えてこない。働いているのか、家にいて子供に関心がないのかすらわかりません。普通、学校から帰ってゲーム機を持ってふらふら1人で出かけて行ったら親は気になりますよね。そういった感じもないお宅に『お子さんに手をあげられた』なんていって話が通じるか。もし理解したとして、今度は親が手をあげてしまったり子供を頭ごなしに叱ったり叩いたりしたら、それも後味が悪い。逆切れや逆恨みというのは本当に怖いので…」

また、Hさんは長期スパンで心配していることがあるそう。

「今はただ、近所のお兄さんと下級生と子供同士思っているかもしれません。でも、高学年になったり中学校に上がったときにははっきりと『先輩・後輩』の関係になる。その時に昔のいざこざというか悪い印象があると息子にとってマイナスになるのではないかと心配なんです。同じコミュニティで生きていくことになってしまったらいくら気まずくてもなかなか避けては通れませんから」

学区という縛りは難しく、お互い引っ越す予定がない場合はなるべく揉め事は避けたいというのが保護者の本音のようです。

飽きてくれる日を願って待つ?

それでは、こういった問題に直面した際、保護者にできることはないのでしょうか。過去にいわゆる「ターゲット」になってしまった保護者は「その子の興味の対象が我が子から外れるように習い事を入れたり、親の監視の目があることをわからせるよう動いた」そうです。

つまり「都合よく自分のいいなりになる下級生」という対象から我が子を外させたとのこと。なかなか簡単にはいかないのが現実で根本的な解決にはなりませんが、自分のうちよりもっと楽しいと思えるターゲットに移行してもらうのがとりあえずの対策方法なのではと考えているそうです。

できれば我が子にはどんなお友達ともうまくやっていってほしい。そう願うものの、トラブルメーカーが存在するとうまくいかないこともあります。そういった際にどう対処するのか。本来なら、そういった家の親が考え方を変えて子供をもっと見てくれたら変化があるとは思いますが、なかなか他者は変わりません。なるべく親子でストレスなく過ごすための距離感。大人も子供もそういったバランスをうまく取っていくことが方法のひとつなのかもしれません。

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