『恋する母たち』にハマる母たちの声。毎週「女に戻れる時間」を心待ちに…
LIMO / 2020年11月24日 11時0分
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『恋する母たち』にハマる母たちの声。毎週「女に戻れる時間」を心待ちに…
今期、筆者の周囲で話題になっているドラマが「恋する母たち」。決して家庭に不満があるわけでもない、不倫願望があるわけでもないママたちがこぞって「あれ、面白いよね」「金曜日が待ち遠しいよね」と熱弁しています。
いったいなぜ、「恋する母たち」が主婦やママのハートをつかんでいるのでしょうか。そして彼女たちは皆、なぜ臆することなく堂々と「恋する母たちが面白い!」と言えるのでしょうか…?
金曜日の夜10時は「女に戻る時間」
金曜の夜10時からTBS系列で放送されているドラマ「恋する母たち」。原作は漫画家・柴門ふみによる同名の漫画です。
主人公は木村佳乃演じるシングルマザーの「杏」。彼女の友人である吉田羊演じる「優子」、仲里依紗演じる「まり」という3人の母親が、本能のままに恋に溺れていく…というストーリー。
しかし現在、芸能人や著名人に対する世間の目はとても厳しいものになっています。不倫報道をされようものならネットでバッシングされ、仕事を失う…。「不倫は犯罪であり、それ相応の報いを受けてしかるべき」という考え方がスタンダードになっている中で、ともすれば「不倫も案外悪くないかも…」と思わせるような内容です。
しかし、ふたを開けてみれば、少なくとも筆者の周りでは「自分の気持ちに素直に、恋に生きる」3人に対して好意的な意見を持っている人がほとんど。むしろ「ドキドキするよね」「忘れていたトキメキを思い出させてくれるドラマだわ」という具合に、みな夢中になっているのです。筆者の友人の一人はこう言いました。
「金曜の夜10時は1週間で唯一、女に戻れる時間だわ」
この一言こそが、「恋する母たち」人気の理由を的確に表しているのかもしれません。
タイプが異なる3人の王子様
今回の「恋する母たち」人気を後押ししているのは、“母たち”が恋に落ちる相手を演じる小泉孝太郎、磯村勇斗、阿部サダヲの3人の男性陣。この3人、揃いも揃って、恋に落ちることに罪悪感を覚え、ためらっている女性陣にぐいぐいと迫ります。小泉孝太郎は愚直に、磯村勇斗は感情のままに、そして阿部サダヲは手慣れた感じで…。
3者3様の落とし方に、視聴している女性たちは思わず「私はどのタイプが理想かな…」なんて考えてしまうのかもしれません。特に筆者の周りで人気が高いのが、阿部サダヲ演じる人気落語家「今昔亭丸太郎」。彼は仲里依紗演じる「まり」に一目惚れし、アタックします。
一介の主婦が(とはいえ、演じるのは仲里依紗なのでとても美人なセレブ主婦ですが)、世間が注目している芸能人に口説かれるなんて、主婦版シンデレラストーリー。しかも、今昔亭丸太郎は、まりの夫婦仲や家庭を壊すつもりは毛頭なく、むしろ夫婦間のトラブルに悩むまりに的確なアドバイスを送るのです。
まりちゃん、まりちゃんと強引に口説く恋愛巧者ぶりと、大人のオトコの包容力。筆者の周りでは「阿部サダヲって、あんなにセクシーだったっけ…」ともっぱらの評判です。
「見てるだけ」がちょうどいい
冒頭でも話しましたが、「恋する母たち」を見ている女性は、みな恋愛願望、不倫願望があるわけではありません。しかし、母となった時点で「恋愛感情」を心の中にしまい込んでいる自分に一抹の寂しさを覚えているのも事実。「恋する母たち」は、そんな母親たちの気持ちに上手く入り込んだストーリーなのかもしれません。
最近の清廉潔白な恋愛ドラマは、感情移入するにはあまりにも立場が違いすぎる。どうしても冷めた目で見てしまう。けれどこの「恋する母たち」は、同じ母が「恋に落ちてしまったから」を言い訳に、不倫の道に走っていく…。
決して落ちることのない「不倫」という沼に、登場人物が自分の代わりに落ちていってくれている…そんな風に感じるため、ついつい母親たちは力を入れて観てしまうのかもしれません。
不倫なんて失うものが多すぎるし、それに何より今さら誰かとイチから恋愛をするなんて、正直面倒くさい。「母親が恋に落ちる」ストーリーは、見てるだけ、がちょうどいい塩梅なのです。
まとめ
主婦がハマるストーリーと言えば「韓流」が定番。しかし「恋する母たち」はその流れに一石を投じるドラマになりそうです。
しかもこのドラマは「主婦の不倫願望」を刺激するのではなく、むしろその逆、ドラマを見ることで主婦のトキメキを補完、「なんだかキュンキュンしたから、また明日からがんばろう!」と思わせてくれるのです。
そう考えると「恋する母たち」って、なんと健全なドラマなのだろう…そう思いませんか?
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