元銀行員が見た「お金が貯まらない人」にありがちな特徴4選

LIMO / 2020年11月22日 20時15分

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元銀行員が見た「お金が貯まらない人」にありがちな特徴4選

コロナ禍で企業の財政状況が悪化して、仕事を失ったりお給料が減ったりする人が増えています。これまで以上に貯金の必要性を痛感している人も多いことでしょう。

一方、元銀行員のAさんは、「同じ額の給料をもらっていてもお金が貯まる人と貯まらない人がいる」と話します。「多くのお客様と取引しているうちに、お金が貯まらない人には共通の特徴があることに気づいた」というのです。

そこで今回は、Aさんが指摘する「お金が貯まらない人にありがちな特徴」についてご紹介します。

みんなの貯蓄額はどれくらい?

はじめに、総務省が2020年に公表した「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2019年(令和元年)平均結果-(二人以上の世帯)貯蓄の状況(https://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/pdf/2019_gai2.pdf)」をもとに、「みんながどのくらい貯蓄をしているのか」についてみていきます。

勤労者二人以上世帯の貯蓄現在高の平均値は1376万円、ちょうど真ん中に来る中央値(貯蓄ゼロ世帯を含む)は751万円でした。平均値を下回る世帯が全体の約3分の2を占めています。

該当する世帯数がもっとも多いボリューム帯は、貯蓄現在高100万円未満世帯の12.4%です。2番目に多いのは4000万円以上の6.9%、3番目は100万円以上200万円未満の6.7%となっています。ほかの階級は2.9~6.9%に分布していることから、100万円未満世帯の12.4%は飛び抜けて高い数値といえそうです。「10世帯に1世帯は貯蓄額100万円未満」という事実に驚きを感じる人もいるでしょう。

お金が貯まらない人にありがちな特徴4選

お金が貯まらない人にはどんな特徴があるのでしょうか。「なかなかお金が貯まらない」と思っている人は、自分に当てはまるところがないかどうかチェックしてみてくださいね。

いつも頭に「節約」の二文字がある

貯金の方法は、突き詰めると「収入を増やす」「出費を減らす」「資産運用する」の3通りしかありません。家計が赤字では貯金はできませんが、節約生活で我慢を続けていると知らず知らずのうちにストレスがたまってしまいます。「今日はがんばったから自分にご褒美」「たまにはムダ遣いしてもいいか」といった口実で浪費してしまう人もいるのではないでしょうか。それが積み重なると、「がんばっているのに貯金が増えない」といった事態になりかねません。

がむしゃらに節約するのではなく、まずは収入や固定費を洗い出して「自由に使えるお金はどのくらいなのか」を知るところから始めましょう。

自分が何にお金を使っているかわからない

お財布や銀行に、今お金がどのくらいあるか言えますか?「見当もつかない」という人は、お金の使い方を見直しましょう。大きな出費だけでも目につきやすい場所に記録しておくと、ムダ遣いを防ぎやすくなります。

自宅にいながらスマホひとつで買い物ができるようになったことで、一時的な欲求のままに購入ボタンを押してしまう人が増えています。とくに、お酒に酔っているときは要注意です。欲しい物が出てきたら、次の日まで購入を待ってみましょう。考え方が変わるかもしれません。

利用している銀行は1つだけ

使っている銀行が1つしかないと貯金と生活費を区別できないため、貯めていたつもりのお金をいつのまにか使ってしまうおそれがあります。基本的に1つの銀行にはプライベート用の普通預金口座を複数開設できません。自分名義の口座が1つしかない人は定期預金を上手に活用しましょう。ただし、預貯金が保護されるのは1銀行あたり元本1000万円と利息のみです。

複数の銀行に口座を開設して生活費用と貯金用に分ける方法も効果的です。口座開設の手続きを面倒だと思う人もいるかもしれませんが、ネット口座なら比較的簡単に口座が作れます。高金利の定期預金を扱っているケースも多く、賢く利用すれば普通の銀行にお金を預けるよりもお得です。

一方、複数の銀行に休眠口座を持っている人は整理することをおすすめします。今後、銀行にお金を預けるだけで手数料がかかるようになる可能性があるためです。すでにメガバンクの1つでは、2年以上取引がない普通預金口座に対して、年間1320円の未利用口座管理手数料をかける制度が導入されています。不正利用からお金を守るためにも、あちこちの銀行に口座を持つことはリスキーです。信用できる銀行を厳選して、安全に使うことを心がけましょう。

年収が少なすぎて貯金ができないと思う

「収入が少ないから貯金はできない」と思って諦めていませんか?総務省の「2019年家計調査報告(貯蓄・負債編)二人以上の世帯のうち勤労者世帯 年間収入階級別貯蓄及び負債の1世帯当たり現在高(8-2表)(https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1)」によると、年収と貯蓄は比例しません。

勤労者二人以上世帯の貯蓄現在高の平均値を年齢階級別にご紹介します。
・年収200万円以下・・・847万円
・年収200~250万円・・・800万円
・年収250~300万円・・・762万円
・年収300~350万円・・・809万円
・年収350~400万円・・・778万円
・年収400~450万円・・・861万円

年収200万円以下でも工夫次第でしっかり貯蓄ができている世帯があるようです。

自分ができるところから貯金を始めよう

今回は、元銀行員が見た「お金が貯まらない人にありがちな特徴」についてみてきました。貯金は始めるまでが難しく、一度軌道に乗るとお金が増えること自体が楽しくなっていきます。最初から自分にはできないと諦めるのではなく、できるところから始めてみる気持ちが大切なのかもしれませんね。

【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

【参考】
総務省「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2019年(令和元年)平均結果-(二人以上の世帯)貯蓄の状況(https://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/pdf/2019_gai2.pdf)」
「2019年家計調査報告(貯蓄・負債編)二人以上の世帯のうち勤労者世帯 年間収入階級別貯蓄及び負債の1世帯当たり現在高(8-2表)(https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1)」

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