「あなたの世代、なんのためにお金を貯めている?」年齢別「貯金目的」とは
LIMO / 2020年11月23日 19時45分
「あなたの世代、なんのためにお金を貯めている?」年齢別「貯金目的」とは
どんな年代であっても「暮らしていくためには貯金が必要」という認識はあるものです。しかし、そのお金をいつどのように使うかということを具体的に考えたことはあるでしょうか。子育て世代の筆者は漠然と「この先子供にお金がかかるだろうし、そのあとの老後も不安」という気持ちから気が付くと財布のひもをきつく締めてしまう傾向にあります。
これは安心につながる一方で「お金を無駄にできない」という思いから現在の生活をつまらないものにしてしまうというデメリットもあります。お金はいくらあっても困らないものとはいえ、将来のために貯めることと現在の生活を豊かにすることのバランスというのは意外と難しいもののようです。
「60代になれば貯められる」は本当?
株式会社ネストエッグが2020年10月に発表した「貯金に関する調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000023816.html)」(2020年10月2日から5日までの3日間、20歳以上の全国の男女500人(20代、30代、40代、50代、60代以上の年代別で100人ずつ)を対象)によりますと、世代別世帯貯蓄額を調査した結果、年代が上がるごとに1000万円以上貯金している割合が増加していることがわかりました。20代が全体の4%しか1000万円以上貯蓄していないのに対し、60代以上になると47%もの人が1000万円以上に到達する結果に。
若い頃からコツコツしてきた結果ともいえますが、注目すべきは50代までは緩やかに伸びていた数字(30代9%、40代17%、50代22%)が、60代以上になると急に上昇する点ではないでしょうか。
60代以降といえば働いている方もいれば引退された方も多く、生きていくためのお金を確保するために生活を見直す時期ともいえます。また、多くの方が50代までに子育てを終え、家計の大部分を占める教育費が終わるというのも貯金のしやすさにつながり、世帯の貯金額が一気に増える時期ともいえるのかもしれません。
塾代や食費に追われる時期を終え、ようやく本腰を入れて自分たちの老後のために万全に蓄え始められる時期に差し掛かることで「貯められる時期」なんていわれるのではないでしょうか。
あなたの世代、何のために貯めている?
それでは、次に世代ごとの貯金目的の内訳をみていきましょう。年代別に貯金の目的を質問したところ、1位の「生活費」以外は世代によって大きく違いがみられることがわかりました。
具体的には、20代は「資産運用(18%)」、「趣味・嗜好(17%)」のためが多かったのに対し、30代に入ると「趣味・嗜好(13%)」と並び「学費・養育費(13%)」が上位に。40代になると「学費・養育費(21%)」が圧倒的な貯金目的となりますが、50代になると「学費・養育費(12%)」まで減少し、「その他(15%)」と逆転します。そして60代以上になると「資産運用(15%)」、「その他(15%)」、「旅行(9%)」が上位になるという結果が出ました。教育費は弧を描くように上昇し、40代をピークに減少していくのが特徴的でした。
ライフステージで変わる大切なもの
結婚や出産の年齢は一概に皆さん同じとはいえませんが、多くの家庭でお子さんの進学年齢にあたる40代はとにかく「子供にお金がかかる」時期。それまで自分たちがより豊かに生きるために貯えていたお金を子供たちの将来に向けて貯める、もしかしたら金額的にも一番苦しいと感じる時期かもしれません。
そして、子供たちの成長を見守り巣だっていった先には、ようやくまた自分たちの老後の蓄えや楽しみのためにお金を貯めることができる未来が待っているようです。40代ですと、学費の他に住宅ローンや自動車のローンを抱えている人も多いため「こんなに貯まらないで将来大丈夫だろうか」なんて不安になってしまうこともあるかもしれません。
繰り返しになりますが、多くの方が50代までに子育てを終え、子供たちにかかっていた費用が自分たちのために使うお金に回る。今まで何よりも優先してきたものが変わることで、また20代のときのような「自分たちのため」にお金を動かす時期が来ることを考えると「40代はきついけど最も頑張りどき」なんて思えるのではないでしょうか。
目的意識をもっていれば貯金の苦痛も和らぐ?
貯めても貯めてもあっという間に出ていく貯金。いったいいつになったら貯金を気にせずお金を使うことができるのかと頭を悩ませてしまうこともあるかもしれません。
子供の将来や老後の不安は多くの人の共通の悩みであると思います。とはいえ、普段から計画的に貯金と向き合っていれば、ステージの変化に伴い貯金できる金額や自分のために使える金額の変化も把握できてくるものです。
「お金を貯めるには子供が大学を卒業した年から定年するまでが勝負の数年間だ」なんていう方もいます。年金問題など不安が残る現代ですが、自分たちは今何に向かって貯めているのか、その後どういった生活を送りたいのかなどを夫婦で確認しあうことは、ただやみくもに不安がっている状態よりもストレスが少なくなってくるのではないでしょうか。
「将来の自分」が安心するために必要なお金はいくらか。人に頼れない不安があるのであれば、自分たちが生活していくための金額をある程度描いておくことも大切です。「自分は何のために頑張って貯めているのか」。そんなことを考えることは、心が穏やかに生活できるちょっとした安心材料になってくるのではないでしょうか。
【参考】株式会社ネストエッグ「貯金に関する調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000023816.html)」
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