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学校は教えない、40代で老後対策ギリギリ間に合うワケ

LIMO / 2020年11月23日 19時5分

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学校は教えない、40代で老後対策ギリギリ間に合うワケ

40代は住宅ローンの返済や子どもの教育費など、出費が多くなる時期です。その中で、人生100年時代を迎えつつある今、老後資金を十分に貯められるかどうか不安に思っている40代の方も多いのではないでしょうか。

しかし、ニーサやイデコなどお得にお金を貯める制度が充実してきており、40代でも十分老後資金を作ることができると考えています。

この記事では、40代の方がどのように老後対策をすれば良いのか解説していきます。

老後に対する不安で一番多いのは「お金」

40代は老後についてどう考えているのでしょうか。

メットライフ生命「老後を変える全国47都道府県大調査2020年版」によると、40代で老後について不安を感じているのは89.7%。全世代の平均83.5%を大きく上回っています。老後について心配・不安だと感じることの順位は、以下の通りです。

1位:お金・・・69.1%

2位:健康・・・53.8%

3位:認知症・・・51.1%

4位:自身の介護・・・47.1%

5位:両親の介護・・・45.9%

また、「新型コロナによる影響で、老後不安に変化があったか」の問いには、約半数(48.7%)が「不安が増えた」と答えました。その中で40代の老後不安が増えた方の割合は47.9%でした。

老後に対するお金の不安は今回のコロナ渦でより大きくなっているといえます。

同資料によると

老後に備えて今後資産運用の意向がある割合は、2019年の56.7%から2020年の60.9%に増えており、資産運用への意識が高まっていることが分かります。

老後資金2,000万円問題を40代はどう考えればいい?

2019年は「老後資金2,000万円問題」が話題になりました。金融審議会の「高齢社会における資産形成・管理によると、高齢夫婦無職世帯(夫65歳、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯)の毎月の収入は209,198円、支出は263,718円なので、毎月54,520円の赤字となります。

老後を30年と考えると、

54,520円×12カ月×30年=1,962万7,200円

約2,000万円不足するので、貯蓄などで補わなければいけません。

老後資金はつみたて投資で始める

40代は老後に備えてどのような手段を取れば良いのでしょうか。

老後資金を用意する手段としては、つみたてニーサやイデコなどの非課税制度での積立投資がオススメです。40代では、60歳で定年を迎えるとするならばそれまで20年前後あります。

金融審議会の「高齢社会における資産形成・管理」によると、1985年の各年に毎月同じ金額ずつ国内外の株式や債券に積立投資した場合、保有期間が5年ではマイナスリターンが発生していたものが、保有期間が20年になるとプラスリターンに収斂し、そのバラツキも小さくなっていました。

あくまでも過去の実績にもとづいて計算したものであり、将来も同じ結果になるとは限りませんが、長期での積立・分散投資が一定のプラスリターンをもたらす可能性が高いことを示しているといえるでしょう。

20年以上の長期で運用を考え、少しでも早くから積立投資を始めることが大切です。

まとめにかえて

積立投資は、期間が長くなるほど収益が安定する傾向にあります。また、リスクを軽減させるために、国内外の株式や債券に幅広く分散投資することがポイントです。

老後対策は40代からでも遅くありません。少額からでもいいので、早めに開始するようにしましょう。

参考資料

内閣府「老後の生活設計と公的年金に関する世論調査」(https://survey.gov-online.go.jp/h30/h30-nenkin/index.html)

金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」(https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/tosin/20190603/01.pdf)

メットライフ生命「老後を変える全国47都道府県大調査2020年版」(https://www.metlife.co.jp/changerougo/about/cr_survey/)

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