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関西のお金持ちは宝くじや競馬好き!? 年収・東西地域別お金との付き合い方比較

LIMO / 2020年12月5日 20時0分

関西のお金持ちは宝くじや競馬好き!? 年収・東西地域別お金との付き合い方比較

関西のお金持ちは宝くじや競馬好き!? 年収・東西地域別お金との付き合い方比較

お金持ちのマインドや思考を学ぶことは、日々のお金との付き合い方を考える上で大きなヒントになることがあります。

今年8月に、市場調査会社の株式会社アスマークは、関東エリア1都3県と関西エリア2府2県在住の30~50代の男女(世帯年収を回答した既婚者)を対象に、「お金の収支サービスに関する利用実態調査」を実施しました※。

ここでは、ふるさと納税やスマホ決済などを「支出を抑えるためのサービス」、公営ギャンブル・競技を「収入を増やすためのサービス」とし、これらを合わせて「収支サービス」と呼んでいます。

同調査では、結果を年収別・東西地域別にわけて公開しているので、年収が高い人(身近なお金持ち)は収支サービスをどのように利用しているのかを、調査結果をもとに解説していきます。

※有効回答数600サンプル、性年代・地域均等割付

支出を抑えるためのサービス①:「ふるさと納税」の利用経験割合が高いのは?

まずは、支出を抑える方法の1つ、ふるさと納税の利用状況を見ていきましょう。

ふるさと納税とは、自分の選んだ自治体に寄附(ふるさと納税)を行った場合に、寄附額のうち2,000円を越える部分について、所得税と住民税から原則として全額が控除される制度のことです(一定の上限あり)。

同調査では、ふるさと納税を「現在利用している」人が31.0%、「現在は利用していないが、過去に利用した」人が7.8%となっており、全体の約4割がふるさと納税の利用経験があることがわかります。

年収別で見てみると、年収500万円未満ではふるさと納税の利用経験がある人は2割程度にとどまるのに対し、年収1,000万円以上では6割超がふるさと納税の利用経験があると回答していることから、年収によって利用経験に大きな差があることがわかります。

東西で比較してみると、ふるさと納税の利用経験がある人は、関東エリアでは41.7%、関西エリアでは36.0%でした。東西では大きな差異はないものの、関東エリアのほうがふるさと納税の利用率は若干高いと言えそうです。

支出を抑えるためのサービス②:スマホ決済の利用経験割合が低いのは?

次に、スマホ決済(またはモバイル決済)の利用状況を確認していきましょう。

スマホ決済を利用すると、ポイントが貯まったりキャッシュバックなどの特典を受けられるケースが多いので、節約術として活用している人も多いのではないでしょうか。同調査では、スマホ決済の「利用経験あり」と回答したのは全体の65.8%で、ふるさと納税ほど年収別によって利用経験に大きな差は見られませんでした。

しかし、東西ともに年収600万未満での利用者は、年収600万円以上の層と比べるとやや少なめになっています。特に関東エリアでは、年収500万円未満では59.1%、年収500~600万円未満では55.9%と、その傾向が顕著に表れていました。

収入を増やすためのサービス:「公営ギャンブル・競技」の利用状況は?

次に、同調査で「収入を増やすためのサービス」とされている公営ギャンブル・競技について見ていきましょう。ここでの「公営ギャンブル・競技」には、宝くじ、競馬、パチンコ・スロット、競艇、競輪、オートレースが含まれます。全体のそれぞれの経験者の割合は以下の通りです。

宝くじ:38.5%

競馬:19.0%

パチンコ・スロット:17.7%

競艇:7.7%

競輪:7.0%

オートレース:5.8%

この中で特徴的なのは、年収500万円未満では宝くじ購入経験者の割合が3割を下回るほど低いことと、「関西エリア×年収1000万円以上」の層の公営ギャンブル・競技の利用経験割合の高さです。

「関西エリア×年収1000万円以上」層での各項目経験者の割合は、次のようになっています。

宝くじ:44.4%

競馬:31.5%

パチンコ・スロット:25.9%

競艇:14.8%

競輪:16.7%

オートレース:13.0%

このように、上記の全体平均と比べると大幅に割合が高くなっており、他の層に比べて公営ギャンブル・競技が根付いていると言えそうです。

まとめ

本記事では、株式会社アスマークの調査結果をもとに、年収別・エリア別の収支サービスの利用状況を紹介してきました。全体的に見て、年収が高い人ほど「支出を抑えるサービス」「収入を増やすサービス」のどちらにおいても、常にアンテナを高くしている傾向にありそうです。

特にふるさと納税やスマホ決済は、年収に関係なくどのような人でも手軽に始めることができるので、まだ利用したことがない方は、来年に向けて利用を検討してみてもいいかもしれませんね。

【参考資料】
「お金の収支サービスに関する利用実態調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000141.000018991.html)」(株式会社アスマーク)
「ふるさと納税(https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/mechanism/about.html)」(総務省)

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