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日経平均は一時26,000円台、ワクチン接種開始でさらに上昇期待も

LIMO / 2020年11月23日 18時30分

日経平均は一時26,000円台、ワクチン接種開始でさらに上昇期待も

日経平均は一時26,000円台、ワクチン接種開始でさらに上昇期待も

【日経平均株価】テクニカル分析 2020年11月23日

大幅上昇の反動や利益確定売りもあるが、上昇機運は高まる

2020年11月20日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は、前日より前日比106円97銭安の25,527円37銭となりました。3日続落ですが、下げ幅は大きくありませんでした。前週末と比較しても上昇しています。

新型コロナウイルスのワクチン開発への期待から、国内外ともに株高傾向になっています。日経平均も週初から上昇。16日(月)に前週末比で521円高となると、17日(火)にはさらに上昇し、終値ベースで26,014円62銭と、1991年5月以来、29年ぶりに26,000円台を回復しました。

ただし、その後は高値圏での利益確定売りなども出て、週末には25,500円台となりました。

今週の動きはどうなるでしょうか。米製薬大手ファイザーが米食品医薬品局(FDA)にワクチンの緊急使用許可を申請し、12月中旬にも接種が始まると期待されています。その一方で、欧米では新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかりません。

米国でのコロナの1日あたりの新規感染者数は過去最高水準が続いています。州によっては夜間外出禁止令も出ています。この状態が続くと、経済活動再開もままなりません。これらの動きを受けて、20日の米株式市場で、ダウ工業株30種平均は前日比219ドル75セント安の29,263ドル48セントと大きく下落しました。

心配されるのは、日本国内でも感染者数が増えていることです。11月22日の国内の新規感染者数は2,168人と発表され、5日連続で2,000人を超えています。日本株は足元では高値圏にあることから、利益確定なども出やすく、週初から売られる展開になることも考えられます。

ただし、ワクチンの開発や、米バイデン政権の誕生による支援策への期待から、国内外の株式市場の下値は堅い印象を受けます。日本株も若干調整気味になったとしても、その後は再度上昇に転じると予想されます。めぼしい銘柄があれば押し目買いを狙っていきたいところです。

29年ぶりに26,000円の大台、27,000円台も視野に

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。11月に入って5日移動平均線に沿うような形で、株価が急上昇しました。先週も5日線に下値をサポートされた大きな陽線で始まりました。しかし、その後は陰線が続き、5日線も割り込んでしまいました。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。5日線は割り込んだものの、ただちに目線を下に持つ必要はないでしょう。まずは25日線あたりが下値メドになるでしょう。

ただし、現在の25日線は24,400円付近で、かなり距離があります。下がるとしても、心理的節目となる25,000円あたりでいったんは下げ止まるのではないでしょうか。その後は1,000円幅ぐらいでの保ち合いになる可能性もあります。

逆に、週足での中期的なトレンドや、月足での長期的なトレンドを見ると、いずれも上昇トレンドになっています。そういう点では、足元で若干調整があったとしても、目線を上に、「買い」の姿勢で臨みたいところです。

ではどこまで上昇するのか。上値メドについて、月足や年足などで長期的に見ると、バブル崩壊後の1991年3月の27,270円付近まで、目立った節がありません。ということは、これがバブル崩壊後の戻り高値というわけです。かなり楽しみな局面に入ってきました。

一段上のステージで安定して上昇していくためには、まずは11月17日の高値(26,057円)を突破できるかどうかがポイントになります。再度、ここを超え、心理的節目となる26,000円あたりでサポートされるのが確認できれば、積極的に付いていきたいところです。

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