つい買いすぎて「食べ物がムダに」「家がゴチャゴチャ」…そんな主婦の理由とは?
LIMO / 2020年12月1日 12時0分
つい買いすぎて「食べ物がムダに」「家がゴチャゴチャ」…そんな主婦の理由とは?
「まだこんなに家にあったんだ…」とその存在を忘れ、買い足してしまった経験はありませんか? 筆者はもちろん、周囲のママ友たちにとっても“あるある”な話。
とくに今年は、コロナ禍の初めにトイレットペーパーやマスクが品薄になった記憶も新しく、買い物に行く回数を減らすために日持ちする食材をまとめ買いすることも増えています。ストックに対する意識が変わってしまった部分もあり、ふと気づけば、買い置きがどんどんたまっていた…ということも。
あなたの家も買いすぎたものでいっぱいになっていませんか?
「飽きずにおいしく!」の思いが高じて
冷蔵庫内で意外とスペースをとっているのが調味料。ドレッシング、たれ、ソースなどは、短時間でおいしく仕上げるのに欠かせない便利アイテムではありますが、種類を増やしすぎるのも考えもののようです。
「家族の野菜不足が気になって、ほぼ毎日サラダを献立に入れています。夫や子供が飽きることなく食べられるように…と使う野菜の種類を毎日変えるようにしていますが、それも限界があるので、せめて味つけを変えようと…常時ドレッシングは6種類用意しています」
そう語るのは主婦のAさん。簡単に味に変化がつけられる食卓の強い味方ではありますが、ドレッシングだけで6種類も揃えると、冷蔵庫のスペースをとられて何かと不便に感じているようです。
めずらしいドレッシングを見かけては買い足し、一方で、家族に不人気のものはそのまま賞味期限切れになるまで放置…ということで、実際には6種類より多くのドレッシングが冷蔵庫に入っている様子。庫内のスペース問題はもちろん、食品ロスにもなっています。
“家族それぞれのお気に入り”のドレッシングを把握して、半分くらいに種類を減らすだけでも、スペース不足と食品ロスの問題を緩和できそうです。
食べるペースとのバランスを忘れずに
期間限定で発売される旬の味やシーズンイベントがらみのお菓子。パッケージに「期間限定」の文字があるとつい手がのびる、というのも主婦の“あるある”のひとつですね。今しか買えない特別感からつい買ってしまいますが、買うペースが食べるペースを上回ってしまうケースもあるようです。
たとえば、Bさんの家では、1日に食べるお菓子の数や量を決めているそうで、期間限定のお菓子に気を引かれて買っていると、あっという間にストックが増えてしまって悩ましいと言います。
「おやつは娘と一緒に食べるのですが、“お菓子を食べすぎないように”とルールを決めているので、私だけ数や量が多いと娘に指摘されます(笑)。そうなるとチョコレート1箱でも食べ切るのに意外と時間がかかり、そのうちまた新しい期間限定のお菓子を見つけて、家にあるものを食べ切っていないのに買ってしまう…負のループです」
子供のことを思えばこそのルールですが、大人も一緒に守るとなるとお菓子の消費ペースはかなり遅くなりそうですね。期間限定のお菓子は娘さんも大好きなので、ついつい買ってしまうそう。
筆者も期間限定のお菓子に弱いタイプなので、同じように悩んだことも。今では「買い物前のお菓子の残量チェック」を習慣化して、どんなに魅力的でも残りが多いときは我慢するようにしています。
それでも“今だけの限定品”と思うとすっぱりとはあきらめきれず、切ない気持ちで売り場を後にするのですが…。
日用品のストックで収納スペースが…!
食器や衣類用洗剤、シャンプー、リンスなどの日用品は、必ず使うものだからと、安い時に買ってストックしておく主婦が多いことでしょう。「使い切ったときに家族が困らないように」という気持ちもあり、ストックの量も増えがちに。
家にある量を把握しているならまだしも、Cさんの場合はそうではないようで…。
「洗剤やシャンプーは常に新しいものをストックしておきたいんです。夫と買い物へ行くと、『この前シャンプー詰め替えたばかりじゃん!』とカゴに入れたシャンプーに突っ込まれることもしばしばですが、使い切ったときになかったら困る、と不安も感じます。でも、ストック量をきちんと把握していないので同じものが何個もたまってしまうことも。ストックが我が家の収納スペースを圧迫しているのはわかってるんですけど…」
Cさんのお悩みは、日用品のストックに収納スペースを占領されてしまい、本来片付けたいものが入らないこと。コロナ禍で日用品がスーパーの棚から消えた経験から、日用品のストックが必要だと感じた人も多かったとは思いますが、無闇に増やしては生活しづらくなるばかりです。
「残量が半分を切ったら次を買う」「ストックとして持つのは1個のみ」というような“マイルール”を作って管理することで、問題解決を図りたいところです。
少しの見直しと工夫が解決のヒントに
ご紹介したエピソードに見られる食品や日用品の買いすぎ・ためすぎは、どれも「家族のために」「困らないように」といった主婦ならではの思いが裏目に出てしまったもの。買い置きをやめる必要はありませんが、少しだけ見直して、度がすぎないように心がけるといいかもしれません。
ストックするなら量を決める、新しいものを買うタイミングを見極めるなど、少し工夫をすることで、「物が多くて家の中がゴチャゴチャ」「生活にムダが多い」といったストレスを減らすことにもつながります。
もちろん、“買いすぎチェック”は家計にも良い変化を与えます。節約をしたいときにも役立つのではないでしょうか。
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