我が家のざんねんな節約、3つの後悔…安モノ寝具で夫が通院するハメに
LIMO / 2020年12月26日 20時0分
我が家のざんねんな節約、3つの後悔…安モノ寝具で夫が通院するハメに
上手に家計を回すため、節約に取り組んでいる家庭は多いですよね。節約には「安いものを買う」「エアコンの使い方を調節する」などさまざまな方法があり、我が家でもできる部分は心がけるようにしています。
しかし、財布の紐を絞めすぎた結果、「きちんとお金をかけておけばよかった…」とあとで思ったことも中にはあります。
今回は、ちょっと失敗してしまった、我が家のざんねんな節約エピソードを3つお届けします。
【パソコン】安くゲットしたはずが…
現在私が使っているノートパソコンは、在宅でライターの仕事を新たに始めたことをきっかけに購入したものです。
それまでは「そこそこの性能があればOK」という感覚でいましたが、古いパソコンでは不便な面が出てくるようになったため買い替えを検討することに。もちろん買うなら支出は抑えたいので、安さを重視した上で作業に最適な機能を搭載したノートパソコンを約7万円で購入しました。
予算は10万円と決めていたので、安くて良いものが買えた!と喜んでいたのですが…。
しばらくたって、記事執筆の際に必要な資料のデータが膨大で、「データが開かない」「フリーズしてしまった」などスムーズに作業することが難しくなり、メモリの増設を行うことになってしまったのです。メモリの増設は自分ではできなかったため、家電量販店のサービスカウンターにお願いすることにしたのですが…メモリ本体の代金を含め、合計2万円という見積もりに。
予算を抑えて本体を安く手に入れることができたと思っていたのですが、メモリを増設したことで結果的に予算と同じくらいの金額になってしまいました。
「メモリ増設の手間が増えるくらいなら、最初からもうワンランク上のスペックのパソコンにしておけばよかった…」と、時間を無駄にしてしまったことが悔やまれます。
仕事で使う道具は、仕様に余裕のあるものを…ということを学べた出来事でした。
【寝具】お金を出し惜しみした結果、通院するハメに
私と夫は和室に布団を敷いて寝ています。布団の下にマットレスを敷いているのですが、夫が使っていたマットレスが古くなってヘタってきたため、新しいものを購入することにしました。
うちの夫は、とにかく“安かろう”であれば良い、というタイプです。機能面などろくにチェックする素振りさえ見せず、お店に陳列されている商品の中で一番安いマットレスを買い物カートにイン。今使っているマットレスよりも明らかに品質の低い製品でした。
「これだと今のマットレスとあまり変わらないかもしれないけれど、いいの?」と念のため聞いたのですが、「安いし、これでいい」とかたくなに譲らず…夫が選んだものを購入したのです。
数日後、朝起きてきた夫が「あのマットレスに変えてから体が痛い…」とポツリ。新マットレスが体にフィットせず、寝ている間に肩や腰へ負担がかかってしまったようです。より快適に眠る目的で敷いているマットレスなのに、これでは本末転倒。
痛みはなかなか取れず、数カ月ほど医療機関に通院し治療することに。マットレスは安く購入できたものの、結局医療費がかかり、かえって高くつくことになってしまいました。
「安い=低品質」という考えは古い価値観であり、現在はそういった商品ばかりではありません。しかし、値段なりの商品というものが存在することも確か。
総務省の統計※では、成人の1日の睡眠時間(週平均)は7.4時間という結果が出ています。1日の約3分の1は睡眠時間が占めていることになりますね。健康でいるためにはしっかり眠ることが重要なのは皆さんもご承知でしょう。そして、しっかり眠るためには、寝具にこだわる必要もあるのかも。
うちの夫のように寝具が原因で医療機関にかかることがないよう、寝具の品質については特に念入りにチェックして購入した方が良いかもしれません。
※「平成28年社会生活基本調査結果(https://www.stat.go.jp/data/shakai/2016/pdf/gaiyou2.pdf)」(総務省統計局)
【七五三の記念写真】「ほとんど無い」と子どもに言われ…切ない!
始まりは子どもの「うちって七五三の写真、ほとんど無いよね」という発言でした。
『自分の年表を作ろう』という、誕生からこれまでの人生を写真つきで振り返るという小学校の宿題のため、アルバムを見て自分の小さい頃の写真を探していた長女。クラスのみんなの前で発表するということもあり、見映えの良い写真をピックアップしたかったようで、それなら、と七五三で撮った写真がないか探していたそうです。
しかし、我が家には長男が5歳、長女は3歳のときにそれぞれ七五三参りをした時のスナップと写真館で撮影した記念写真があるのみ。そのため、子どもから「ほかに写真ってないの?」と聞かれて、ハッとしました。
恥ずかしながら当時は家計のやりくりがいっぱいいっぱいで、七五三を毎回祝ってあげることが難しい状況。なんとか長男・長女それぞれ1回ずつは記念写真を撮ることができたのですが、子どもの立場になって考えてみれば、「なんで1回しかしてくれなかったんだろう」という気持ちを抱くのも当然です。
今さら後悔しても時は戻せませんし、思い出はお金では買えません。子どものためにも、あのときもうひと踏ん張りしてやっておけばよかった…と、とても後悔したエピソードでした。
まとめ
お金は無限ではありません。節約することで家計が楽にはなりますが、“お金をかけないこと”で生まれるデメリットも当然あります。
どこにお金をかけるかを慎重に取捨選択することで、将来、後悔しないですむこともあるかもしれません。支出を減らすことに重きを置くだけでなく、お金をかけたからこそ価値が生まれる可能性もある、ということを忘れないように気をつけたいですね。
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