コロナ禍のみんなの「生活満足度」とは…「10万円」が満足度アップに貢献?
LIMO / 2020年12月31日 16時45分
コロナ禍のみんなの「生活満足度」とは…「10万円」が満足度アップに貢献?
2020年は、なんといってもコロナの年。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が経済や社会に大きなダメージを与えた年でもあります。2020年を振り返るという意味でも、PGF生命保険㈱が「人生の満足度に関する調査2020(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000034778.html)」を行いました。今年で6年目になる本調査では、COVID-19の影響が色濃く出る結果となったのでしょうか。
生活に満足していない人が多い結果に
PGF生命保険㈱が行った「人生の満足度に関する調査」において、まずは今年の振り返りとして生活満足度について質問をしています。「満足している」(「非常に満足している」と「やや満足している」の合計、以下同じ)は32.0%となり、「満足していない」(「全く満足していない」と「あまり満足していない」の合計、以下同じ)は35.9%でした。「満足していない」と回答した人の割合は、男女とも40代が最も多くなっています。
「満足している」との回答、高齢者と女性で割合が減少
「満足している」と回答した人を2019年と比較しながら性別で見てみると
男性の場合:2019年31.9%→2020年31.1%
女性の場合:2019年41.2%→2020年32.9%
男性は昨年とほぼ変わらないのですが、女性では8.3ポイントの下落になっています。
特に60代・70代女性では2019年50.5%→2020年37.0%と、10ポイント以上下がりました。実は60代・70代においては男性の下落も見られていて、2019年48.0%→2020年36.0%と12.0ポイントの下落です。人とのコミュニケーションの機会が減ったり旅行に行けなくなるなど、セカンドライフが楽しめないことも影響しているのかもしれません。
マネー総合満足度へのコロナの影響は?
回答者全員(2,000名)に、貯金・支出・資産運用などのマネーについての総合的な満足度にCOVID-19の影響はあるか質問したところ、「良い影響がある」は3.4%、「悪い影響がある」が33.7%となりました。悪い影響に関しては、30代が36.5%、40代が37.0%となって他の年代よりも高い傾向があります。
COVID-19がマネーの総合満足度に影響したと回答した740名に、具体的な影響について聞いてみた結果が以下です。
良い影響
支出が減って貯金が増えた
節約を意識するようになった
お金を大事に使うようになった
無駄遣いが減った
外出の機会が減ったこともあり、その分貯金ができたのかもしれません。またCOVID-19の収束が見えない中で、危機感を持ってお金を使う人もいたようです。
悪い影響
収入が著しく減った
世帯収入が減った
収入減少で貯金ができなくなった
投資に回すお金がなくなった
衛生用品の出費が増えた
在宅勤務で光熱費が高くなった
業種によっては仕事が激減し、その分収入が減ったことも理由の1つでしょう。また自宅で過ごす時間が増えて、光熱費や食費などの出費が増えたことも、悪い影響といえそうです。
人生の満足度を上げてくれたことは?
2020年、人生の満足度アップにつながった出来事は何でしょうか?回答者全員(2,000名)に質問をしたところ、以下の結果が出ています。
1位「特別定額給付金(1人10万円)の支給が決定」:35.0%
2位「将棋の藤井七段(7月当時)が最年少タイトル獲得」:12.6%
3位「水泳の池江璃花子選手がレース復帰」:12.4%
4位「Go To トラベルキャンペーン開始」:10.1%
5位「漫画『鬼滅の刃』が累計1億部突破」:8.7%
COVID-19の影響で収入が減った人も多く、国民全員に対して1人あたり10万円の支給で家計が助かった人も少なくないでしょう。またCOVID-19で気持ちが暗くなる中で、将棋やスポーツから勇気をもらった人もたくさんいるようです。さらに現在も話題となっている『鬼滅の刃』の大ヒットも、明るいニュースとして捉えられています。
まとめ
COVID-19によって生活がガラリと変わり、今もなお不自由さを感じることもあります。そのような社会の中でも、満足度を上げる出来事は起きています。COVID-19が来年どのようになるのかは見えていませんが、少しでも明るいニュースを見聞きして、日々の生活の満足度を上げていきましょう。
【参考】
「人生の満足度に関する調査2020(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000034778.html)」 PGF生命調べ
【調査概要】
調査対象:20~79歳の男女
調査期間:2020年10月22日~10月24日の3日間
有効サンプル数:2,000名
調査協力会社:ネットエイジア㈱
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