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ボーナス減の今こそ再確認…カーローンの「ボーナス併用払い」はお得か?シミュレーションしてみた

LIMO / 2020年12月8日 20時45分

ボーナス減の今こそ再確認…カーローンの「ボーナス併用払い」はお得か?シミュレーションしてみた

ボーナス減の今こそ再確認…カーローンの「ボーナス併用払い」はお得か?シミュレーションしてみた

車や住宅など、大きな買い物をする際にはローンを組むという方が多いのではないかと思います。その支払いの傾向を見ていくとボーナスが支給されたタイミングで増額して支払う、という方も多いようです。

コロナ禍の2020年において、勤め先の業績悪化などの影響でボーナスが減額されたり支給されない、という方がいるようです。ボーナス併用払いをしている人からすれば、家計が大打撃を受けてしまうかもしれません。そこで今回は自動車のローン払いにフォーカスを当て、改めてボーナス併用払いのメリットとデメリットを確認し、実際に金額がどれくらい変わるのか、シミュレーションしてみようと思います。

ボーナス併用払いのメリットとデメリットをおさらい

はじめに、ボーナス併用払いのメリットとデメリットを確認してきましょう。

デメリットに関しては、2020年のように新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による経済の不安定などを起因した、ボーナスが減額・支給されないときの支払いの工面に悩まされるという点でしょう。ボーナス頼みで大きな買い物をするという方もいると思いますから、このような影響をもろに受けてしまうと、支払いが滞るリスクが伴います。

逆にメリットとしては、毎月の支払い金額を抑えることができる点に尽きるかと思います。均等払いだと毎月の支払いが厳しいかもしれないけれど、ボーナスがあれば手が届く・・・なんてこともあると思いますから、ボーナスが安定して支給されるのであれば、選択肢の一つになる支払い方法だといえます。

ボーナス併用払いと均等払いをシミュレーションすると…

ボーナス併用払いと均等払い、借り入れする金額や金利が同じだとした場合、支払う総額に違いがあるのかどうかをシミュレーションしてみましょう。

ここでは、300万円の車を年利2.50%の5年ローン(60回支払い)で購入すると仮定し均等払いと年2回(7月と12月)のボーナス月に10万円支払う場合で見ていきます。

ローンシミュレーションは日産フィナンシャルサービスのローンシミュレーション(https://mynfs.nissan-fs.co.jp/cgi-bin/simulation/nfs_loan_simu_kb.cgi)を利用します。

60回均等払いをした場合

初回:5万5,722円
2回目以降:5万3,200円
支払総額:319万4,522円

ボーナス併用払い

借入する先によっては「指定した金額のみ支払う」方法と「ボーナスを加算」する方法の2パターンがあります。一般的にディーラーローンが前者、金融機関などで借り入れると後者となります。それぞれ確認してきます。

ディーラーローンの場合

初回:4万6,919円
2回目以降:4万3,900円
ボーナス月:10万円
支払総額:319万8,019円

金融機関等の場合

初回:4万1,025円
2回目以降:3万6,500円
ボーナス月:13万6,500円
支払総額:319万4,525円
(※イオンプロダクトファイナンス(https://www.aeonproduct-finance.jp/simulation/car/)のシミュレーターで試算)

このように、ディーラーローンを利用する場合のみを見ていけば、実は均等払いの方がわずかですが金利負担が安いということが分りました。このシミュレーションはあくまでも目安となりますので、実際に借り入れをする際の参考までにとどめておいてください。

ボーナスに頼っている場合でも均等払いがおすすめ

先ほどのシミュレーション結果を見ていくと、年間支払額は均等払いで約63万8,400円、ボーナス併用払いが約63万9,000円とそれほど支払総額に差がないようです。ディーラーローン利用に限っては、均等払いの方が総額が安くなりますね。仮にボーナスに頼るとしても、均等払いを選択した方が、このシミュレーション上ではメリットの方が大きいといえるでしょう。ボーナス支給時に半年分の差額を貯金しておいて、支払いに充てた方が多少ですがお得になります。またボーナス支給額が仮に減ったとしても、収支計画を見直すことでローンの支払いを滞らせてしまう可能性が下がってきます。

ちなみに給料の入金口座とローンの支払い口座を分けておいて、ボーナス支給時に差額を補填する名目で入金しておくのがおすすめの利用方法です。

カーローン、ボーナス併用払いから均等払いに変更するには?

ボーナス併用払いを既に選択していて、頼みのボーナスが期待できない場合。これが一番の懸念事項になります。その際はひとまず、借り入れをしているクレジット会社に相談をしてください。

ボーナスカットによる影響が大きく、今後ボーナスの支給が危うい場合は、ディーラーローンから銀行オートローンに借り換えをするといった方法をとることも検討してはいかがでしょうか。毎月支払っている金額に合わせて均等払いをすると、支払期間を延ばすことになるかもしれませんが、支払いが滞るよりもいい策ではないかと考えます。

おわりに

先行き不安な現在の状況ですが、地に足をつけた支払い計画を立てることで、不安を少しでも解消した買い物ができるのではないでしょうか。ローン金利は低金利の状態が続いています。ディーラーローンから銀行オートローンに借り換えをすることで支払額が抑えられることもありますので、検討もしてみてください。

参考

「クレジットシミュレーション」NISSAN(https://mynfs.nissan-fs.co.jp/cgi-bin/simulation/nfs_loan_simu_kb.cgi)
「オートローンシミュレーション」イオンプロダクトファイナンス(https://www.aeonproduct-finance.jp/simulation/car/)

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