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今年こそやめる! ついやってしまう4つの”ムダ”な節約

LIMO / 2021年1月2日 8時5分

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今年こそやめる! ついやってしまう4つの”ムダ”な節約

昨年1年間、みなさんは継続して実践できた節約術はありましたか?「節約は地道にコツコツと」と自分に言い聞かせて続けてはいるものの、あらためて1年間の支出額を振り返ってみると「思っていたような成果が出なかったな…」という方も中にはいるかもしれません。

というのも、多くの方が実践する節約術の中には、やり方を間違えると逆効果になってしまったり無駄遣いにつながってしまったりするものもあるからです。

節約の成果が伸び悩んでしまったという方は、本記事で紹介する4つの節約術の中に、現状を見直すヒントが見つかるかもしれません。自分の状況と照らし合わせながら確認してみてくださいね。

① 「〇円以上購入で送料無料」を満たそうとする

1つ目は、「〇円以上購入で送料無料」を満たそうとする節約術です。昨年来、新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、ネットショッピングを利用する機会が増えた方も多いのではないでしょうか。

ネットショッピングでは送料がかかることがありますが、ショップやサイトごとに「〇円以上購入で送料無料」といった無料条件を設けているのをよく見かけるかと思います。そんなとき、送料無料の条件を満たすために、“ついでに”いろいろな商品をカートに入れてしまうという方はいませんか?

1度にまとめて購入し、送料無料にしたほうが一見お得に見えますが、無料条件を満たすために本来買う予定がなかったものまで購入しようとしている場合は、それは節約ではなく無駄遣いになっているかもしれません。

送料無料の条件を意識してネットショッピングをしているという方は、カートに入っている商品が自分にとって本当に必要かどうかを、支払い前にもう一度チェックしてみましょう。

② 「〇個で△円!」商品を購入する

2つ目は、「〇個で△円!」と記載されている商品をまとめ買いする節約術です。食品や日用品などさまざまな場面で目にする「3個で1,000円!」というような文字。とくに年末年始のバーゲン品は、このような売り出し方が多くなります。

特定の個数を購入したときにだけ、1個あたりの単価が安くなるので、3個買いに来たわけじゃなくても「お得だし、まぁいいか」と、つい3個の商品を買い物かごに入れてしまってはいませんか? 一見立派な節約術のようにも思えますが、まとめ買いすることが必ずしもお得とは限りません。

もし「3個で1,000円!」につられて必要以上の量を購入してしまうと、食品だと使い切れなくて痛みや味落ちの原因になりますし、日用品は家にストックがあり過ぎると必要な時に必要なモノが見つからず、結局また購入してしまう…なんてことも。

「〇個で△円!」という売り出し方をしているからといって、必ずしもその個数を購入する必要はありません。無駄なく自分が必要な個数分だけの購入を心がけましょう。

③ 割引シールが貼られている商品を大量買いする

3つ目は、割引シールが貼られている商品を大量買いすることです。スーパーやコンビニなどで、つい目がいってしまうのが割引シールが貼られている商品。特に、賞味期限や消費期限が近付いている食品などに多いですよね。

もちろん、安くなっている商品を上手に選べば家計の節約につながります。しかし、ついあれもこれもと「明日までに食べきれば大丈夫」と手を伸ばしてしまう場合は注意が必要です。こういったときには、普段は食べないようなものやお腹がキャパオーバーしそうなぐらいの量を買ってしまいがちだからです。

個々の値段が安いことに油断せずに、賞味期限や食べ切れる量を一つ一つ確認しながら買い物をするよう普段から気を付けましょう。

④こまめに電気をオンオフする

4つ目は、こまめに電気をオンオフにする節約術です。「これは立派な節約術では?」と思うかもしれませんが、実は電気というのは点灯しているときよりも、スイッチをオンにして点灯するまでの消費電力の方が大きいのです。

日本科学未来館のサイトによると、家庭によくある32型のリング型蛍光灯において、電気のスイッチをオンにしてから最大3秒間は、消費電力が通常点灯の約2.2倍になることがわかっています。つまり、短時間のあいだに電気のオンオフを繰り返すことは、かえって電気代を高くすることにつながる可能性があるのです。

昨年はコロナ禍による休校措置や在宅勤務が増えたことで、光熱費の上昇が気になった…という家庭も多かったことでしょう。白熱球やLED照明など、蛍光灯以外の電気を使っている方はこの限りではありませんが、電気は基本的に点灯するまでに必要な消費電力が大きいということを頭の隅に置いておくといいかもしれません。

まとめ

本記事では、実は逆効果になっているかもしれない節約術を4つご紹介しました。一見どれも節約術として有効なイメージがあるものですが、何も考えずに実践するだけでは、かえって無駄遣いにつながるリスクがあることがわかっていただけたかと思います。

年末年始というのは、何かと今までの自分の生活スタイルを振り返ってみる機会が多いもの。「無料」「割引」「〇個で△円」…などの言葉に簡単に惑わされずに、本当に自分に必要なものを見極める力をつけることが、節約成功への近道になってくるのかもしれませんね。

【参考】「電気・電力の基礎知識(https://www.miraikan.jst.go.jp/sp/case311/home/docs/energy/1104140057/)」日本科学未来館

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