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コロナ禍で主婦がもっとも「節約」したいことは?

LIMO / 2020年12月29日 11時45分

コロナ禍で主婦がもっとも「節約」したいことは?

コロナ禍で主婦がもっとも「節約」したいことは?

コロナの影響で「家計方針迷子」が続出

2019年の消費税増税や2020年の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によって、大きなダメージを被った家庭も少なくないでしょう。お金の使い所を絞り込んだり節約に励むなど、家計を守るためには工夫も必要です。そこで今回は家庭のお財布を握っているママに向けて㈱マインドシェアが行った調査データ「日本のママ白書2020年度緊急版(コロナ影響把握版)(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000038409.html)」をもとにして、コロナ禍でのお金への考え方を見ていきます。

出口が見えないコロナ。ママたちが不安に感じるのはお金のこと

㈱マインドシェアがまとめた「日本のママ白書2020年度緊急版(コロナ影響把握版)」の中で、ママ自身の中長期的な不安についての質問があります。最も多かった回答は「自身や家族が勤めている会社の経営状況が悪化するのではないか」で23.2%で、次いで「生活水準を維持するのが難しくなるのではないか」が21.1%となりました。COVID-19によって仕事や収入が減ることもあり、場合によっては職を失うこともあります。そうなると今の生活を保てなくなってしまうという不安を強く感じていることがうかがえます。

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拡大する(/mwimgs/d/6/-/img_d66cb2657f61965047473b2b55b54e812441671.png)

ママの中長期的な不安について(出典:㈱マインドシェアの調査より)

コロナでもお金をかけたいことは?

COVID-19の影響がある中で、ママたちがお金をかけたい物やサービスは何でしょうか。最も多くの回答が集まったのが「貯金」で38.8%、「子どもの食事」が30.9%、「子どものための習い事」が29.9%と続きます。調査対象がママということもあり、子どものためにお金をかけたい気持ちがあることがわかります。

これを昨年と比較してみましょう。

<貯金>

2019年:55.6%
2020年:38.8%
16.8ポイントのダウン

<子どもの食事>

2019年:38.1%
2020年:30.9%
7.2ポイントのダウン

<子どものための習い事>

2019年:45.9%
2020年:29.9%
16.0ポイントのダウン

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拡大する(/mwimgs/1/5/-/img_150b2f2463779c5130a50667178f18bf2850061.png)

コロナでもお金をかけたいこと(出典:㈱マインドシェアの調査より)

貯金の第1位は変わりませんが、昨年よりもポイントが下がっていることがわかります。子どもの食事や習い事も、上位にランクインするもののパーセンテージは下がっています。

節約したいのは「食費」

節約したいことに関しては、「普段の食事(外食以外)」が51.9%で最も多くなりました。「通信代」が49.2%、「外食」が47.6%で、これを2019年と比較してみると

<普段の食事(外食以外)>

2019年:63.3%
2020年:51.9%
11.4ポイントのダウン

<通信代>

2019年:65.3%
2020年:49.2%
16.1ポイントのダウン

<外食>

2019年:60.0%
2020年:47.6%
12.4ポイントのダウン

(/mwimgs/a/1/-/img_a1c9dce088d6a07f40a09d75fddeb34c2820258.png)

拡大する(/mwimgs/a/1/-/img_a1c9dce088d6a07f40a09d75fddeb34c2820258.png)

節約したいものやサービスについて(出典:㈱マインドシェアの調査より)

お金をかけたい、節約したい意識が低下

お金をかけたいことと節約したいことで、いずれも昨年よりもポイントがダウンしていることがわかりました。この背景には、何にお金を使ったらいいのか、何を削ったらいいのかが曖昧な、いってみれば「家計方針不在」あるいは「家計方針迷子」の家庭の存在があります。今年はCOVID-19によって経済がこの先どうなっていくのか不透明でしたし、それによって家計の収入も不安定になることもあったでしょう。そのような不安材料も家計の方針を決められない要因になったのではないでしょうか。

まとめ

COVID-19によって家計が心配になってしまうと、お金の使い道もいろいろ考えてしまい、逆に選択肢が増えてしまうのかもしれません。そうなると「あれもこれも」になってしまい、結局どれも中途半端になってしまう恐れもあります。このような時だからこそ、「ここにお金を使う」「ここは節約する」と明確な指針があった方が家計管理がしやすくなるのかもしれませんね。

【参考】

「日本のママ白書2020年度緊急版(コロナ影響把握版)(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000038409.html)」㈱マインドシェア

【調査概要】

調査方法:インターネット調査
調査対象:全国9カ月~9歳の長子がいる女性(ママ):1,002名
※居住エリアは人口比率に基づき割付
※新型コロナウイルス流行前後での意識・行動の変化を聴取するため、
 新型コロナウイルス流行前(2020年1月以前)に長子を出産した女性を対象
・一部、2019年データと経年による変化を分析
・調査期間:2020年10月16日~10月19日
・設問数:全36問

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