「かっぱ寿司」のカッパ・クリエイト、売上高が今期初の対前年同月比プラス成長に(2020年11月)
LIMO / 2020年12月14日 13時0分
「かっぱ寿司」のカッパ・クリエイト、売上高が今期初の対前年同月比プラス成長に(2020年11月)
注目小売店月次実績シリーズ
シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は回転寿司チェーン店「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイト(7421)の2020年11月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績
2020年12月3日に更新された、カッパ・クリエイトの2020年11月既存店売上高は、対前年同月比101.4%。内訳は客数99.1%、客単価102.3%であり、客単価のプラスで客数のマイナスをカバーした結果プラス成長となっています。
また全店売上も100.2%で、既存店・全店ともにプラス成長を果たしました。
今期の既存店売上高の振り返り
では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は3月決算)。
既存店売上高には、前期マイナス成長となったのは7月(対前年同月比96.7%)と3月(同76.9%)の2カ月のみという堅調な推移を見せました。しかし新型コロナウイルス問題の影響から今期は10月まで7カ月間マイナス成長が続き、11月は初のプラス成長となりました。
全店売上高は、前期はプラス成長とマイナス成長がいずれも6カ月となりました。今期は既存店同様に10月までマイナス成長が続きましたが、11月は今期初のプラス成長となっています。
過去1年の株価動向
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社の株価は2018年半ばから、上限1,500円付近と下限1,300円付近の間でレンジを形成しました。しかし本年2月からの株式市場全体の下落とともに、3月は1,024円まで下落。その後の反発により5月後半に1,500円台を回復した後、いったん1,200円台まで下落しています。
再度8月から上昇して、9月に年初来高値1,668円に到達したものの徐々に下落し、10月後半から1,500円を前後する水準で取引されています。
新型コロナウイルス問題の影響を受け、既存店・全店売上高ともに10月まで対前年同月比マイナス成長が続き、11月に今期初のプラス成長となりました。12月以降もプラス成長を維持できるか注目されます。
参考資料:売上報告(2020年度)(https://www.kappa-create.co.jp/monthly2020/)
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