辻希美、土屋アンナ、MALIA.…大量アンチから高評価に変化した理由
LIMO / 2020年12月23日 11時0分
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辻希美、土屋アンナ、MALIA.…大量アンチから高評価に変化した理由
デキ婚、離婚回数はもうバッシングする理由じゃない!
今、芸能界におけるママタレント(ママタレ)の現在地が変わりつつあります。今年7月の木下優樹菜さんの芸能界引退以降、その人の素性やこれまでの行動が批判と評価の軸となってきているよう。今回はかつて多くの批判を受けていた辻希美さん、土屋アンナさん、MALIA.さんの3人が、最近になって「いいお母さん」と高評価を得ている理由を探りました。
加速を続ける少子化時代に「子だくさん」は単純にすごい
まず、3人とも共通しているのはデキちゃった結婚で第1子の出産年齢が早いという点。辻さんと土屋さんは20歳、MALIA.さんは19歳という若さでした。こうした状況から、3人とも当時は色眼鏡で見られて批判にさらされていた印象です。
その後は3人とも3人の子どもを出産し、今ではそれぞれ4児の母。この少子化の時代に4人もの子どもを出産して立派に育てている、というその事実だけでも単純に「あっぱれ」と感じる人は少なくないのではないでしょうか。
特に辻さんについては、とにかくずっと旦那さんのことが大好きという愛の深さとブログにアップする手の込んだ料理を垣間見るにつけ、筆者は同じ主婦としてただただ感服しているほどです。
また、今ではそれぞれの長子は中学生や高校生。その子どもたちがブログやSNSに登場している姿を見ていても、反抗的な様子がないことは特筆すべきことです。顔出ししていない子どももいますが、多感な時期にも関わらず親と一緒に笑顔でメディアに登場している様子からも、親子仲のよさや子どもが真っすぐに育っていることがにじみ出ています。
このように、「若気の至りのデキ婚」というネガティブなイメージがあった頃から10年以上経った今、3人ともまだ30代と若いものの、しっかり4人の子どもを育て上げていることは一目瞭然。当時よりも少子化が加速していることで、より3人の凄さを感じられるのかもしれません。
シングルマザーで子どもの父親たちが違う=男ではなく子ども優先
土屋さんとMALIA.さんは数度の結婚と離婚を経て、今に至っています。土屋さんは3度目の結婚をしており、MALIA.さんは4度目の離婚を経てシングルマザーに。2人とも一時期は「子どもたちの父親がみんな違うなんてかわいそう」といった批判がありました。
4回の離婚を経て4人の子どもたちを全員引き取ったシングルマザーのMALIA.さんですが、よくよく考えるとそれは「夫は捨てるけど子どもは捨てない」というスタンスを持っているからできることでしょう。
しかもMALIA.さんの歴代の夫は、いずれも名だたるスポーツ選手。何度も結婚できるのは、そもそもそんな男性陣からモテているという証拠です。一方で同じ男性に執着することなく離婚し、脱毛サロンやコスメブランドを経営するなど自立した仕事をこなして生まれた子どもはしっかりと自分が育てる。本人の結婚歴と離婚歴ばかりが目立ちますが、当の子どもたちはきょうだい仲もよさそうでいつも幸せそうに見えます。
結婚という呪縛から解放されたMALIA.さんの軽やかさには、これまでは嫉妬に近い批判があったのでしょう。しかし、別に誰からも文句を言われる筋合いがないどころか、責任を持った子育てをしている姿勢を再確認するにつけ、今では好印象さえ抱く人が多いのではないでしょうか。
悲壮感がなく、あっけらかんとして明るいお母さん
これもまた3人ともに共通していることですが、とにかくいつも明るく楽しそうなのが印象的。特にサバサバとして誰にも媚びない性格の土屋さんはバラエティ番組で「デキ婚、デキ婚ときて、3回目の結婚もデキ婚。あれ、デキ婚? 忘れちゃった」と笑顔で振り返るなど、自分の結婚歴にもあっけらかんとしています。
4人もの子育てでとても大変なはずなのに、悲壮感が一切なくパワフルな姿は「子育て=罰」といった雰囲気もあるほど子育て層が大変な思いをしている中ではとても眩しいお母さん像でしょう。3人を見ていると、筆者はただ1人の子育てで「辛い、大変だ」と思っていても心がふわっと軽くなる時があります。これくらい強くたくましく構えていたら、子育てもなんとかなるかも、と。
妊娠と結婚の順番が違ったり離婚回数が多かったり、“母親らしくない”という見た目や雰囲気といったポイントがバッシングの理由だった3人。しかし、今では母親としてしっかり子育てをこなしている事実とそれを証明するかのように幸せそうな子どもたちの姿、そして本人たちの性格によってむしろママタレとしての株は上がっているように思えます。
そしてそれは、世の中の子育てや“いい母親像”に対する視点が変わってきていることの現れでもあるのではないでしょうか。
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