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日経平均は大納会を27,000円超えで終えられるか〜想定外続きの2020年もあとわずか

LIMO / 2020年12月27日 20時45分

日経平均は大納会を27,000円超えで終えられるか〜想定外続きの2020年もあとわずか

日経平均は大納会を27,000円超えで終えられるか〜想定外続きの2020年もあとわずか

【日経平均株価】テクニカル分析 2020年12月27日

日本株、米株ともに高値圏でのもみ合いが続く

2020年12月25日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は、前日より11円74銭安の26,656円61銭となりました。3日ぶりの反落です。

24日、英国と欧州連合(EU)が、自由貿易協定(FTA)などを巡る交渉で合意。英国のEU離脱の移行期間は年内が期限でした。合意のない離脱の場合、英国とEUとの取引に関税がかかることになってしまうため、日系の自動車産業などの経営に影響を与える可能性がありましたが、ひとまず最悪の事態は回避できた形です。

長引いていた交渉がようやく合意に至った背景には、新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動悪化の影響を抑えたいと考える両者の考えがあったとみられます。ただ、株式市場では合意はすでに織り込み済みであったことや、国内でコロナの新規感染者数が上昇していることなどから、買いが続きませんでした。

今週の動きはどうなるでしょうか。今週は30日が大納会で、営業日は3日しかありません。海外勢や国内の機関投資家はすでに年末休暇に入っているとみられ、方向感が出しにくい動きになりそうです。といっても、ここから大きく下落することも考えにくく、高値圏で小幅な値動きになりそうです。

予測できない動きが続いた2020年の株式市場

ちなみに、今年は1月6日が大発会でした。その日の終値はいくらだったか覚えていますか。前年末と比較し451円あまり安い、23,204円でした。いきなり下落で始まったことに、市場では警戒感も広がりました。

しかし、この時点でその後のコロナ感染の急拡大と株価急落を予測していた人はまだ少なかったでしょう。3月には一時、16,358円まで下落しました。ところが、今度は逆に、そこからV字回復することを予測していた人も少なかったのではないでしょうか。

その後、コロナ禍が続いているにもかかわらず、株価は急騰し、年初来の下落分を取り戻すと、さらに27,000円に迫る位置まで上昇しました。大納会が「ご祝儀相場」で27,000円を超えて終えるようなことがあれば、2021年の相場にも弾みが付きそうです。

多少の調整となっても押し目買いのスタンスで

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。ローソク足の実体が短く、窓をあけて寄り付くような動きが続きました。21日月曜日には陰線となり、22日火曜日には窓をあけて下落、5日移動平均線も割り込んでしまいました。

ただ、このように値動きが小さい場合は、短期の移動平均線を割ることは珍しくありませんので、さほど気にする必要はありません。上下はありましたが、結局は前週末と比べて106円あまりの小幅安でした。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。いくつかの方向が考えられます。まず期待としては、大納会に向けて値が跳ね上がって27,000円超えとなること。

ただし、大発会(23,204円)に比べ、かなり上昇していることや、特にその上昇が10月末から11月末の1カ月間という短い期間で起きたことから利益確定売りも出やすいところです。その点では、短期的には下落して終わる可能性もあります。その場合の下値メドは心理的節目となる26,000円、11月20日の安値(25,425円)あたりになりそうです。

中期、長期ともに、チャートは強い上昇トレンドとなっており、目線は上に持っていいと思います。バブル崩壊後の戻り高値である1991年3月の27,270円も視野に入ってきています。ここを超えると3万円台がぐんと近づいてきます。大納会にかけて調整が入ったとしても、押し目買いの好機と考えていいでしょう。

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