積立投資でポイントも貯められる「クレカ投資」って何?
LIMO / 2021年1月6日 7時45分
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積立投資でポイントも貯められる「クレカ投資」って何?
新しい年を迎え、みなさんは今年の目標を決めましたか?「今年こそ貯蓄を増やす」「資産運用を始めてみる」など、将来への備えを目標に掲げている方も少なくないのではないでしょうか。
近年「つみたてNISA」や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」の登場で、何かと話題になる機会が増えている積立投資ですが、最近はクレジットカード決済を活用したサービス「クレジットカード投資(以下、クレカ投資)」の利用が、20~30代を中心に広がっているようです。
そこで本記事では、投資が初めての方にもわかりやすい「クレカ投資」について、やさしく解説していきます。
「クレカ投資」とは?
クレカ投資とは、クレジットカードを使って投資信託や株式などの積立投資ができるサービスのことです。今や多くのクレジットカード会社が、グループ内証券会社や提携先証券会社を通してクレカ投資のサービスを提供しています。
クレカ投資の魅力は、投資を始めるまでの手続きがスムーズな点です。「投資には興味があるけど、証券口座を開く手続きが煩雑で後回しにしていた…」という方は、案外多いのではないでしょうか。
一部例外があるものの、クレカ投資では多くの場合、既にカード会社に登録されている個人情報を使うことができるので、証券口座を開くときの面倒な手続きを簡略化することができます。
そして、証券口座を開いた後は、毎月クレジットカードからの投資になるので、通常の証券会社を利用する時のような銀行口座から証券口座にお金を移して…というような手間も省くことが可能です。
またカード会社によっては、クレカ投資をすることでクレジットカードのポイントも貯めることができるので、普段からポイントを貯めている方にとってもお得感がありますね。
投資ができるクレジットカードとサービスの特徴
クレカ投資は、2018年8月に最初にサービスを開始した丸井グループを筆頭に、どんどん選択肢が増えています。いくつかの例を見ながら、各社のクレカ投資サービスの特徴ついて確認してみましょう。
①エポスカード
エポスカードは、丸井グループの証券会社であるtsumiki証券でクレカ投資サービスを提供しています。tsumiki証券は、エポスカードによる投資にしかサービスを提供していない、いわばエポスカード会員専門の証券会社です。投資初心者でも迷うことがないよう、投資対象商品は投資信託4本のみに厳選しているのが特徴と言えます。
tsumiki証券では、エポスカードを使って毎月3,000円~50,000円を積立投資することができるのと同時に、年間の積立金額に応じてエポスポイント※を貯めることができます。(※1ポイント1円相当。ポイント付与は年2回以上積み立てた人が対象)
ポイント還元率は、毎年継続的に積み立てていった場合、初年度は0.1%で、2年目は0.2%、3年目は0.3%、4年目は0.4%、そして5年目以降は0.5%になります。
また、普段のショッピングなどで貯まったエポスポイントを使って、積立投資をすることも可能です。100エポスポイントから投資することができるので「投資は初めてだから、大きな金額を投資するのは心配…」という方も、始めやすいのではないでしょうか。
②楽天カード
楽天カードは、同グループの楽天証券でクレカ投資をすることが可能です。楽天カードによる積立投資では、毎月100円~50,000円の積み立てができ、100円につき1ポイントの楽天ポイントを貯めることができます。
特徴は、何といっても投資対象商品のラインアップの多さです。投資信託2,500本ほどの中から投資をする商品を選ぶことができるので、投資経験者にとっては嬉しいですね。
また、毎月の積み立てには、楽天ポイントや楽天証券ポイントを充当することもできるので、普段から楽天グループのサービスを頻繁に利用している方ならば、貯めたポイントを最大限に有効活用することができるのではないでしょうか。
③セゾンカード・UCカード
セゾンカード・UCカードからは、スマホ証券サービス「セゾンポケット」でクレカ投資を利用することができます。特徴は、投資初心者でもわかりやすいように、投資対象となる投資信託は2本に絞られている一方で、株式の積立投資も可能な点です。株式は100種類以上の銘柄から選ぶことができるので、利用者のさまざまなニーズに対応できるでしょう。
積立金額は、投資信託は毎月1,000円から、株式は毎月5,000円からとなっており、6回積み立てをした合計金額に対して、5,000円ごとに1ポイントの永久不滅ポイントが貯まります。永久不滅ポイントには有効期限がないので、失効する心配がないのがいいですね。
毎月の積立金額に、永久不滅ポイントを100ポイントから充当することもできるので、なるべく手元にあるお金を減らしたくない…という方は、まずはポイントを積み立てに活用することから始めてみるのも良さそうです。
まとめ
本記事では、クレカ投資の特徴について紹介してきました。普段使っているクレジットカードで気軽に、そして少額から投資ができるというのが利用者を増やしている理由のようです。投資をしながら、クレジットカードのポイントが貯まったり、有効活用できるのも嬉しい点ですね。
「今年こそ投資を始めたい!」と思っている方は、いつも自分が使っているクレジットカードに、クレカ投資のサービスがあるかどうかを確認してみてはいかがでしょうか。
【参考資料】
「利用広がる「クレカ投資」 ポイント還元でお得感も(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63240450R30C20A8000000/)」(日本経済新聞)
「エポスポイントのあたらしい使いかた!(https://www.eposcard.co.jp/finc/index.html)」(エポスカード)
「楽天カードクレジット決済(https://www.rakuten-sec.co.jp/web/rfund/guide/creditcard.html#skip03)」(楽天カード)
「クレディセゾンはカード会員様の「資産づくり」を応援します(https://www.saisoncard.co.jp/104/tsumitate/)」(セゾンカード)
「スマホ証券サービス『セゾンポケット』提供開始(https://corporate.saisoncard.co.jp/wr_html/news_data/avmqks000000ay9a-att/20191107_Release.pdf)」(株式会社クレディセゾン)
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