コロナと付き合って1年、不便さの中で見つけた「5つの幸福」
LIMO / 2020年12月31日 10時0分
コロナと付き合って1年、不便さの中で見つけた「5つの幸福」
2020年はまさに新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の年でした。みんながいろいろな面で不便さや辛さを感じた1年です。そんな中でも、何かしらの幸せを見つけることはできたのではないでしょうか。筆者がこの1年を振り返って、コロナ禍の中で感じた幸せを5つピックアップしたいと思います。
驚きとため息、そして希望の1年だった
2020年を迎えた時には、「今年もいい1年にするぞ!」と自分を鼓舞していました。あれをやろう、ここに行こうなど、自分なりの計画を立てたり。でも実際はそれらのほとんどは叶うことはありませんでした。COVID-19の感染があっという間に拡大。これには正直驚きました。まさかこんなことになるなんて、と。
一方で、感染者が少なくなってきたぞ、もうすぐ収束するのではないかと期待を寄せることもありました。落胆と期待の繰り返し。そんな2020年も終りを迎えようとしています。そんな暗い話題ばかりの1年には違いないのですが、だからこそちょっとしたことでもいつも以上に歓喜し、幸せを感じたこともあったと思います。
しばらく連絡をしていなかった人にメールを送った
COVID-19による緊急事態宣言の発令があった時、ふと「あの人は大丈夫だろうか」と思った人が何人かいました。その頃東京都での新規感染者が増えてきていたので、以前一緒に仕事をした人のことを思い浮かべたのです。そしてすぐにSNSやメールで連絡をしました。幸い元気に過ごされていて、お互い気をつけようねと話しました。COVID-19がなかったら、きっとこの先もずっと連絡は取らなかったと思います。そんなことを考えていると、遠くにいてもつながっている仲間がいるのは、実はとても幸せなことなんだなと感じました。
お金のことを真剣に考えることができた
COVID-19の影響で、例年忙しくしている5月の連休に夫が家にいました。幸いにも収入が激減することはなかったのですが、やはり心配なのはお金のこと。特に我が家は大学受験を控える子どもがいるので、この状況が続いたらどうなるのだろうと不安でいっぱいでした。お金に関しては、普段から運用をしたり節約をするなど工夫もしていますが、これまで以上に考えました。
例えば少し無理をしてでも貯金額を増やそう、運用に回そうと思いましたし、収入を増やすために何ができるのかも考えました。そんな中で夫が新しいことを始めるなど、転機になるような動きもあって我が家も変わりつつあります。これまでなかなかできなかったことを思い切ってやろう!という勇気をもらったというか、そんなことも筆者にとっては幸せなことでした。
感染させてはいけない。他の人のことを考えられた
筆者が住む地域では、この原稿を書いている時点(2020年12月16日)で、感染者は2人しか出ていません。差別されるという報道もあるように、自分が感染したら本当に一大事です。だからこそ感染しないように注意すると同時に、他の人も感染させてはいけないという気持ちが強くなりました。もし感染させてしまったら、その人だけではなく家族や周囲の人にも広がってしまう。もしかしたら高齢の方や疾患を持っている方がいるかもしれない。そう思えるようになったのも事実です。人への接し方、思いやり、労る気持ち、これまで忘れがちだったことがはっきりと思い出されたような気がします。
当たり前のことに、感謝できた
学校が休校になったり、外出がしづらくなるなど生活面での不便さがある中で感じたのは、「当たり前」と思っていたことは、実は「当たり前ではない」ということでした。そのことをとても強く感じたのは、医療の現場です。10月の半ばに通院する機会があって、受験の子どももいるためインフルエンザのワクチン接種の予約をしようと思いました。でもその時点で10月の予約は無理といわれました。
11月になれば平日なら空きがあったのですが、夕方5時までに病院に来てくださいといわれました。子どもは学校があるので、その時間には間に合いそうもありません。早退するしかないかなと筆者が困っていると、1人の看護師さんが「多少遅れても大丈夫だから来てください。受験生なんでしょ」といってくれたのです。
例年はインフルエンザのワクチン接種も何の不便もなく予約ができていました。でも2020年は違います。そんな中で看護師さんの優しさに触れて、当たり前だと思っていたことは、実はたくさんの人の支えがあるからこそなのだなと思えました。
アフターコロナに希望を持てるようになった
日本では第3波が来ているといわれ、新規感染者の数も増えています。これまで以上に辛い時期を迎えることになりそうですが、一方でワクチンの開発が進んだり、実際にワクチンの接種が始まった国もあります。
日本でもワクチンの開発が進められていますから、いつか必ず収束するのだなという期待が持てるようになりました。それに筆者たちは新しい生活様式を上手に取り入れることができています。柔軟性があるというか、すごい適応能力だと思います。
COVID-19というこれまで経験したことがない事態が起きたことで、筆者たちは、ある意味どん底に落とされたのでしょう。でもそこから這い上がるだけの知恵や能力があるのではないか。そんなことを感じています。
まとめ
厳しい現実をどう受け止めるのかは、人それぞれ違ってきます。辛い辛いとずっと思うこともできますが、辛い中でも小さな喜びを見つけていくことはできるはずです。きっと皆さんも「こんな嬉しいことがあった」「2021年はこんなことをしたい」などの明るい考えがあるでしょう。それを大切にしながら、2021年を迎えて欲しいと思います。
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