不満爆発⁈「冬休みは夏休みよりストレス」原因は夫?
LIMO / 2021年1月2日 20時15分
不満爆発⁈「冬休みは夏休みよりストレス」原因は夫?
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け、結局一年間バタバタと過ぎ去った印象の2020年が「終わり、収束を願う2021年が始まりました。
一方、暦の関係で12月25日が仕事納めとなり、26日から冬季休業に入ったという会社もあり「10日も夫が家にいる…」と深いため息をついている奥様の話も耳にします。休暇に入りお子さんたちが家でパワーを持て余す中「夫の在宅でマンパワーが倍になるのは歓迎することでは?」と思うかもしれません。
しかし「パパと一緒の長期休み」ゆえに生じるストレス。そんな悩みに頭を抱える主婦の声を聞いてみました。
学習の遅れが気になる2020年度
2020年は政府の要請を受ける形で3月からの一斉休校がありました。休校措置はそのまま新年度になっても続き、緊急事態宣言下では新たなクラスメイトと顔を合わせることもなく時間だけが過ぎていくという、日本の子供たちにとってかつてない経験をしました。「友達に会えない」という切ない気持ちに加え、遅れてしまった学習面においても不安が付きまとう一学期となったのではないでしょうか。
その後、手探りながら学校は再開されたものの、本来通うべきであった日数の確保は難しく、授業は例年よりもハイペースに。短縮された夏休みや、例年ならお休みのはずの土曜日にも授業があるため子供たちの疲労はたまる一方。それをサポートする親も含め、昨年は本当に大変な年になったといえます。
特に、受験や人生の岐路に立つ子供を持つ家庭では、遅れてしまった分の学習を取り戻したり、日ごろの疲れのケアに重点を置きくなど、慌ただしい中ではできないことをおこなう冬休みにしたいと考えるのではないでしょうか。にもかかわらず「パパがいることで子供たちが思うように動いてくれない」というYさん。どういうことなのでしょう。
「学校再開後から駆け足で進んだ12月までの算数。息子は予想通り授業についていけなくなってしまい、宿題がなかなか進まなくなってしまいました。冬休みは理解できなかったところを復習したり、遅れを取り返せるように重点的に勉強をさせようと私は気合十分です。でも、普段から休みとなると息子は気づくと夫と遊んでいるんです。『本当にやばいから邪魔しないで』と夫に注意をしても『今年はみんながそんな調子だから無理することないよ』となんとものんきは回答。リビングでゲームをしているパパがいたら、子供が集中するわけないですよね。自分の子供のことなのに、目先の楽さを教える父親に腹が立ちました」
同じ親でありながら、パパが子供サイドについて足を引っ張るというのはどの家でもありがちな傾向のようです。
パパがいることでさらに乱れる生活習慣
さらに、年末年始の休暇というのは夏休みや春休みと違い、学童や習い事も休みになってしまうことも生活にメリハリが出にくいのもポイントです。また、大人と同期間休暇となる今回の冬休みは「せっかくパパがいるんだから一緒に過ごしたい」「パパは昼まで寝ていてずるい」なんて展開になりがちです。
「クリスマスくらい遊ばせてやろう」「大掃除を頑張ったんだから今日は勉強しなくてもいいんじゃないか」「三が日から頑張る必要ない」そんな楽観的な意見を聞いてしまったら、あれよあれよと冬休みは終了してしまいます。ママたちからすれば「じゃあいつならしっかりと机に向かうコンディションになれるの⁈」とイライラが積もります。
みんなでだらけてしまうことは楽かもしれません。しかし、学生にとって大切な冬休みをそれで潰してしまっては、三学期に支障が出ることは目に見えています。
自粛下ゆえにさらに休まらないママたち
そして、ママたちにとって今年の冬休みの一番のストレスは「ご飯をずっと作っている感覚」ではないでしょうか。各地で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者数が過去最高になる今、今年は帰省を諦めたりしばらく外食を控えるというご家庭も多く、その結果例年なら実家でおせち料理をおよばれしたり、いつもよりちょっと豪華な外食を楽しみ家事から解放されていた時期も、ママたちはひたすら料理に明け暮れなければならないのです。
うわごとのように「人の作ったご飯が食べたい」という妻の横で「食べたりないから何かないの」なんて夫が言おうものなら一触即発。緊急事態宣言時の悪夢のような三食作りが復活した冬休みは、無神経な夫の一言で夏休み以上に妻たちを疲れ果てさせるのです。
少しだけ一人の時間を
どこにも行けない。誰かとわいわい楽しむこともはばかられる。今年はせっかくの長期休みに楽しみを見出すことが難しい年となってしまいました。
また、遅れが気になる子供の学校のことや、例年と違いリモートワークの導入などで夫が普段より長時間家にいることで起こる衝突など、例年なら悩まなかった点についても頭を抱えました。そこにきて更なる悩みとなった年末年始の巣ごもりお正月。「家族一緒にいられることは幸せ」ではありますが、家族のためにフル稼働を続けるママというのは心から休む時間は限られ、オンとオフがつけにくいものです。
確かに例年に比べ「どこにも行けない」かもしれません。しかし、子供たちをパパに預け、たとえ1時間でも一人になれる時間を確保してみるだけで、知らないうちにたまったストレスから解放されるかもしれません。
「パパがいるせいで自分は負担が増えてしまった」そんな風に憎しみを感じてしまう前に。「パパお願い!」と一言いい残し、短時間でも休息をとりながら、自分のことだけを考える時間をぜひとってください。また、ご主人も「一年の仕事の疲れをとるためにのんびりしたい」と思うかもしれませんが、それは奥さんも同じです。一人昼過ぎまで寝ていないで、たまには奥さんが休息をとれているか確認してあげる思いやりを持ってみることも、コロナ禍を家族で乗り切る一つの方法ではないでしょうか。
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