1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

冬のガス代節約、食洗器や電子レンジ利用に効果はあるか

LIMO / 2021年1月10日 11時5分

写真

冬のガス代節約、食洗器や電子レンジ利用に効果はあるか

冬の光熱費といえば、電気代とともに気になるのがガス代。「冬になるとガス代がかさむ…」「思っていたよりもガス代が高かった!」と気になっている方もいるでしょう。

ガスを使う「お風呂・洗い物・調理」でも、特に冬場は洗い物でお湯を使ったり、煮物や鍋物などガス代のかかる調理も増えますよね。今回はキッチン周りに注目して、冬のガス代を減らす工夫をご紹介します。

ガス代節約に、食洗器や自動調理鍋を利用

他の季節と冬で圧倒的に違うのが、お湯で洗い物をすることでしょう。資源エネルギー庁の「無理のない省エネ節約」によると、給湯器の設定温度を40℃から38℃に下げることで、年間約1,430円の節約になるといいます(1日2回、水温20℃の水道水65Lを使った場合。冷房期間のお湯の利用を除く)。

なお、お湯を使わないで洗い物をするとき、食器洗い用手袋が薄いと水の冷たさを感じ冷えてしまいます。手洗い用の手袋は厚手のものを選ぶといいでしょう。

また、食洗器を利用することも節約の一つに。こちらも1日2回の洗い物で、手洗い(給湯器は40℃、使用水量65L/回(冷房期間は給湯器を利用しない)と食洗器(給水接続タイプで標準モード利用)を比較すると、食洗器を利用した方が年間約8,870円の節約になると試算されています。

現在はコンパクトな食洗器も販売されているので、長い目で見て食洗器の利用を検討しても良いでしょう。

また、自動調理鍋もガス代の節約に一役買います。たとえばシャープのヘルシオ ホットクックでチキンと野菜の無水カレーを4人分作ると、電気代は約6.8円、肉じゃがの場合は約5.5円。

一方、電気・ガス料金の比較サイト(https://www.tainavi-switch.com/contents/1455/)によると、都市ガスでカレーを調理した場合、炒め時間(強火)10分、煮込み(中火)20分でガス代は約18円とされています。

ただ、自動調理鍋も種類によっては購入費用も大きいので、1万円以下でも購入できる「保温調理鍋」を利用するのも一つの手です。保温調理鍋で具材が煮立ったら火を止めて数時間放置する方法だとガスの使用時間を減らすことができるので、冬にうれしい煮込み料理に便利です。

電子レンジで野菜の下ごしらえを

さらに冬は、お湯を沸かす機会も増えますね。お湯を沸かすときには水からではなく、熱効率の良い給湯器のお湯を使用することも前述の「無理のない省エネ節約」で推奨されています。20度の1リットルの水を100℃に沸かす場合、ガスコンロは178kcal、給湯器は100kcalかかるため、約80kcal節約できるそう。

野菜の下ごしらえは、鍋で茹でるよりも電子レンジを活用すると省エネかつ節約になります。資源エネルギー庁の試算では、葉物野菜が年間約990円、ブロッコリーやカボチャなどの果菜は年間約1060円、根菜は年間約950円の節約になるとされています。

なお、鍋を利用するときは大きめのものを用意しましょう。火力が鍋底に均等にあたるため調理もムラなく仕上がり、ガス代の節約にもなります。コンロの炎は鍋からはみ出た部分が無駄になってしまうので、注意が必要です。

おわりに

キッチン周りのガス代の節約に合わせて、お風呂の追い炊き回数を減らしたり、保温シートなどでお湯が冷めない工夫をすると、さらに節約効果が期待できます。

最初のうちは慣れないこともあるでしょうが、一度習慣化してしまえば節約は続きますし、冬のガス代に驚くこともなくなるでしょう。始めやすいものから取り入れてみてくださいね。

参考資料

「家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/kitchen/index.html#5)」(経済産業省 資源エネルギー庁)

「ヘルシオ ホットクック Q&A情報(http://cs.sharp.co.jp/faq/qa?qid=154418)」(シャープ株式会社)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください