「丸亀製麵」運営のトリドールHD、売上高の対前年同月比マイナス成長が9カ月継続(2020年12月)
LIMO / 2021年1月18日 18時30分
「丸亀製麵」運営のトリドールHD、売上高の対前年同月比マイナス成長が9カ月継続(2020年12月)
注目小売店月次実績シリーズ
シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回はセルフ式うどん店「丸亀製麺」他を運営するトリドールHD(3397)の2020年12月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績
2021年1月6日に更新されたトリドールHDの2020年12月既存店売上高は、対前年同月比87.0%。内訳は客数86.6%、客単価100.5%で、客数のマイナスを客単価のプラスでカバーできずにマイナス成長となりました。
全店売上高も92.7%で、既存店・全店ともにマイナス成長となっています。
今期の既存店売上高の振り返り
では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は3月決算)。
前期の既存店売上高は、対前年同月比でプラス成長9カ月、マイナス成長3カ月であり、堅調な推移を見せました。しかし新型コロナウイルス問題が発生した今期は、4月以降9カ月マイナス成長が継続。10-11月は対前年同月比90%台まで回復しましたが、12月は87.0%となり再び80%台に後退しています。
全店売上高は、前期は3月を除き全ての月でプラス成長が継続。今期は概ね既存店同様の推移を見せていますが、12月も90%台を維持しています。
過去1年の株価動向
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社株価は昨年11月の1,585円を天井に反落して2020年4月には安値893円に到達しました。しかしその後は反発し、9月には戻り高値1,572円まで上昇。10月以降はゆるやかな下落が続いており、現在は1,300~1,400円台での取引がなされています。
今期は既存店及び全店売上高ともにマイナス成長が続いています。10月と11月は対前年同月比90%台となりプラス成長まであと一歩となりましたが、12月は後退となってしまいました。今期中にプラス成長を回復することができるのか、注目されます。
参考資料
月次売上高レポート(https://www.toridoll.com/ir/finance/report.html)(株式会社 トリドールホールディングス)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
9月コンビニ既存店売上高は前年比0.7%増、10カ月連続のプラス
ロイター / 2024年10月21日 15時17分
-
大型台風被害を乗り越え、景気回復が続くベトナム【解説:三井住友DSアセットマネジメント】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年10月18日 12時20分
-
セブン&アイ「ヨーカ堂一部売却」に透ける焦り ヨーカ堂幹部も「そんな話はなかった」と動揺
東洋経済オンライン / 2024年10月8日 8時0分
-
岸田首相の「酷暑乗り切り緊急支援」、東京都区部CPIへの効果が判明【解説:エコノミスト宅森昭吉氏】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月28日 8時15分
-
8月の百貨店売上高は3%増 コメ高値でスーパーも
共同通信 / 2024年9月25日 17時42分
ランキング
-
1JPXの株価が下落…傘下の東証社員にインサイダー取引疑惑、ガバナンスへの不信感か
読売新聞 / 2024年10月23日 21時14分
-
2《あられもない姿に困惑》またも丸出し“浪人生”女性が〈どっちが好き??〉と店内で胸露出 『三田製麺所』は「顧問弁護士と協議の上で対応を検討」
NEWSポストセブン / 2024年10月23日 19時47分
-
33年ぶりの新モデル「iPad mini」は"誰向け"なのか 上位モデルに迫る性能を軽量ボディに詰め込む
東洋経済オンライン / 2024年10月23日 0時0分
-
4たった1日の違いで最大76万円の損…社労士が「退職は64歳11カ月がベスト」と断言する"これだけの理由"
プレジデントオンライン / 2024年10月23日 18時15分
-
5東京メトロ、時価総額1兆円超=好発進、終値1739円―山村社長「期待に応える」
時事通信 / 2024年10月23日 18時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください