生活費で精一杯なシングルマザーがポイント投資を始めた理由
LIMO / 2021年2月4日 18時35分
![生活費で精一杯なシングルマザーがポイント投資を始めた理由](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/toushin1/toushin1_21644_0-small.jpg)
生活費で精一杯なシングルマザーがポイント投資を始めた理由
新型コロナウイルスの影響で経済の先行きが不透明な中、収入面の不安も増しています。特にシングルマザーの場合、生活費に住居費、教育費など日々の生活で精一杯。老後資金のニュースを見聞きするたびに、「とてもそこまで考えられない」という人も少なくないのでは。
そうはいっても老後資金の準備は誰もが必要なもの。特にシングルだと切実度が高いでしょう。まずは日々の生活費の確保や子どものためなどの貯金が大切ですが、老後資金も見て見ぬふりをするわけにいきません。この板挟みをどう解決するか悩んだ筆者が始めてみたのがポイント投資です。
「日々の生活で精一杯」なのに老後資金のことなんて…
離婚すると、生活費や住居費、教育費や各種保険など、お金のことをより真剣に考えるものです。しかし特に離婚直後や子どもが小さい間、また教育費が増えるタイミングに入ると「日々の生活で精一杯」というケースが多いでしょう。
離婚した筆者がまず率直に感じたのも、生活費や貯金、教育費などのやりくりをするのがやっとで、とても老後資金のことまで考えられないということでした。それに子どもはまだ小さいので、こうした状態はまだまだ続きます。
長い目で見ても、普通に貯金をしただけでは老後資金にはとても間に合わない。そう考えたとき、働き方が限られ、一人でいろいろお金を工面しなければならないシングルマザーだからこそ、老後資金を準備するには投資を利用する必要性もあると気付いたのです。
しかし、投資といえばお金と時間に余裕がなければできないイメージがあります。投資するような余裕資金もなく、自分の時間はほぼゼロ。シングルマザーでは投資の勉強をしたり、株価を見て短期で売買するような時間的ゆとりはなかなか持てません。そこで思いついたのがポイント投資でした。
シングルマザーにはポイント投資が向いている?
ポイント投資とは、貯まったポイントで投資信託や国内株式に投資をすることです。たとえば筆者は楽天のクレジットカードを利用していますが、そこで貯まった楽天ポイントで投資ができます。似たようなサービスにポイント運用がありますが、こちらは投資の疑似体験ができるというもの。実際に投資をするのはポイント投資です。
ポイントを利用するなら、自ら資金を出すわけではないので余裕資金がなくても投資ができまです。また、投資は元本割れで損をする可能性もありますが、ポイントだと現金を出したよりはダメージが少なく感じるでしょう。そうした特徴があるので、初めての投資に丁度いいと考えたのです。
ただし、ポイントでは月々の投資額は少額になるのが難点です。とはいえ、生活や子どものためにお金を使うことが多いシングルマザーにとって、「少額とはいえ自分の老後の資金を用意している」という安心感を得られるのは、心理的に大きな違いがあると感じました。
特に子どもが小さい場合、お金のみならず時間の余裕もありません。ですので、最初はポイントで少額から投資をして、段々とお金や投資について調べる時間を増やしていくといいのではないか。そう考え、こうしたスロースタート作戦でポイント投資を始めることにしたのです。
家にいながら手続き完了!
さて、いざ始めるとなると楽天証券の口座開設が必要です。金融機関の手続きというと複雑なイメージですが、ネット証券の場合は、ほぼすべてウェブ上で行えます。ただし、以下は筆者の経験なので、それぞれの金融機関の手続き方法については個別にご確認ください。
まず初めに楽天銀行の口座開設をウェブ上で行います。各項目を記入後、本人確認書類の確認は「ThankYouレター 初期設定ガイド」を配達してくださる配達員の方に提示することに。その後、初期設定を行って完了です。ちなみに楽天銀行の場合、デビットカードの利用でも楽天ポイントが貯まるので利用しています。
次に楽天証券の口座開設のメールが届きます。こちらも手続きをウェブ上で行え、アプリのカメラ機能で本人確認書類の提出を行いました。ログインIDを受け取り、ウェブ上で初期設定を行うと口座開設完了となります。
その後、楽天証券内でポイント投資の設定を行います。ポイント投資は自分で買いたいときに買い付けをする「スポット購入」と、毎日定期的に買い付けをする「積立投資」があります。
時間がなく、なるべくリスクを抑えたいという人には、時間分散効果でリスク低減が期待できる積立投資が向いています。また、「つみたてNISA」を利用すると、運用益が非課税になるというメリットがあります。ただし、つみたてNISAでは毎年40万円が購入額上限となります。
ウェブやSNSで情報を集める
投資は必ずリスクがあるので、どの投信を選ぶかが1番の悩みです。筆者は基本的に、いったん銘柄を決めたらコツコツ積み立てたいため、放っておいても安心できるものを探しました。今はつみたてNISAを利用する人も多く、ネットやSNSでもおすすめ銘柄について詳しく解説されているので購入の参考にしました。
また筆者は日頃の息抜きにSNSを見ますが、普段のSNSタイムに加えて、つみたてNISAのおすすめ銘柄や体験談などを見るようにしています。最終的に何を選ぶかはすべて自己責任ですが、やはり実際の投資体験からは学ぶところも多くあります。また、SNSなら忙しい日々でもスキマ時間に覗くことができて便利です。
おわりに
筆者はこうしてポイント投資を始めましたが、余裕ができたらつみたてNISAの額を増やしたり、個人型確定拠出年金のiDeCo(イデコ)を活用するのもいいかも、と考えています。
余裕のない今はスロースタートで、ポイント投資で積立投資をしながらSNSやネットで情報集をする。これだけでも「何もできていない」状態より心に余裕が生まれたのを実感しています。
なお、始める際には、くれぐれもリスクや手数料をきちんと確認してくださいね。
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