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米国市場大荒れ、日経平均は高値警戒感で28,000円を割込む

LIMO / 2021年2月1日 7時35分

米国市場大荒れ、日経平均は高値警戒感で28,000円を割込む

米国市場大荒れ、日経平均は高値警戒感で28,000円を割込む

【日経平均株価】テクニカル分析 2021年2月1日

米株の投機的な売買が警戒され日本株も売られる展開に

2021年1月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日より534円03銭安の27,663円39銭となりました。終値ベースで28,000円割れとなるのは、1月7日以来3週間ぶりです。

米株式取引プラットフォームのロビンフッド・マーケッツが28日、急騰していた米ゲーム販売会社、ゲームストップ社の取引を制限すると発表したことから同社の株式は一時急落。しかし29日には制限を緩和すると発表し、同日ゲームストップ社は一転して急騰しています。

こうした激しい値動きを敬遠し、他の銘柄にもリスク回避の動きが広がりました。日本株は高値圏で推移していたことから、リスク回避や利益確定売りも出て連れ安となりました。

今週の動きはどうなるでしょうか。国内外ともに株高傾向が続いています。足元ではこれまでの上昇に乗り遅れた投資家が押し目待ちといった状況でしたが、ここにきてやや高値警戒感が強まっているように感じます。特定の材料に敏感に反応して売りが広がる可能性もあります。

29日の米株式市場でダウ工業株30種平均は、前日比620ドル74セント安の29,982ドル62セントと大幅に下落しました。心理的節目となる3万ドルを割り込んだのは、2020年12月14日以来1カ月半ぶりです。日本株も週初から連れ安となる可能性があります。

国内では、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言について、東京都などで期限となっている2月7日からさらに延長されるとの見方が広がっています。延期になる場合、今週末までに発表されることになりますが、取引時間中に発表になると急に値が動くこともあるので注意が必要です。

国内では大手企業の決算発表が相次いで行われています。コロナ禍にもかかわらず、業績予想を上方修正する企業が増えると見込まれています。好業績の企業を中心に個別銘柄を物色する戦略がいいでしょう。

約2カ月ぶりに25日線を割り込むが、押し目買いの好機か

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。27日までは5日移動平均線にローソク足がかかるような小幅な値動きでしたが、28日には大きく窓をあけて下落して寄り付きました。ザラ場では乱高下しましたが、長い上ヒゲと下ヒゲを付けて、十字線のような形になりました。

29日はいったんは窓をあけて上昇して寄り付きましたが、その後は下落して長い陰線となりました。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。少し気になるのは、ローソク足の実体が25日線を割り込んでしまったことです。25日線を割るのは12月下旬以来、ほぼ2カ月ぶりです。ここから25日線で上値を抑えられるようであれば、少し警戒が必要です。

ただ、中長期的に見ると、昨年10月末から強い上昇トレンドとなっています。依然として上げ圧力は強いことから、つるべ落としのように急落することもないと考えられます。むしろ、上昇一服の後の再度の反発を狙いにいきたいところです。

今週、25日線を回復できれば、積極的に付いていっていいでしょう。不安であれば、1月14日の高値(28,979円)や、心理的節目となる3万円の大台を突破するのを確認して入るという方法もあります。

逆に下値メドは心理的節目となる27,000円、75日線の26,300円付近となります。26,500円~27,000円あたりは過去にもみ合ったところで、売買も積み上がっています。抜けるのにはパワーがかかるでしょう。このあたりまで下がってもまだ再上昇の可能性は高いでしょう。

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