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「無料」のウラにある思惑。ウッカリ手を出した3人の痛い結末

LIMO / 2021年2月18日 11時35分

「無料」のウラにある思惑。ウッカリ手を出した3人の痛い結末

「無料」のウラにある思惑。ウッカリ手を出した3人の痛い結末

あとひと月半もすれば新年度。心機一転、「何か新しいことを始めたい」「新しいものが欲しい」「XXを新調したい…」など、何かをやりたい・購入したい、と思っている人も多いはず。

そんなときって「新規会員無料」「無料体験」「送料無料」などといった「無料」の2文字が目に入ってくるものです。しかし、世の中には「ただより高いものはない」という言葉もあります。「無料」という言葉に無条件に飛びつくのは危険かもしれません。

今回は、無料に魅せられたがゆえに…高い授業料を支払ってしまった人たちのお話です。

「無料体験教室」に参加したばっかりに…

最初にご紹介するのは20代の女性、Aさんのお話。Aさんは、ステイホームで家で過ごす時間が増えたことを機に、料理にはまったのだそう。

「料理って奥が深くてほんと楽しくて。本格的に学びたいとまでは思いませんでしたが、経験程度に1回料理教室に参加してみたいな、と思ったんです」

ネットでどこかいい教室はないかな?と探していたAさんの目に留まったのが「料理教室 無料体験」の文字。無料で料理教室がどんなものかを知ることができるなんて願ったりかなったり…とAさんは迷わず参加申し込みをしたそうです。

「当時は少し、新型コロナも落ち着いていたとはいえ、感染対策防止のため…とその体験教室は5人の少人数制で行われました。和気あいあいとした雰囲気で、とても楽しく時間が過ぎていったのですが…」

つつがなく料理も作り終え、後片付けまで完了したAさんたち。ここで解散かと思いきや、講師の先生がやにわに参加者へチラシを配り、料理教室入会募集の案内を始めたそう。

「ほかの参加者がみんな『入会します』と手続きを始めたんです。私は『帰って検討してから』と答えたのですが、『考えていたらきっと、面倒くさくなるよ』『こういうのは勢いで入会したほうがいいのよ』とほかの人たちに言われて断れない雰囲気になってしまい…入会してしまいました」

数回通ってみたけれど、やはりしっくりこないので徐々に足が遠のいてしまった…とAさん。結局退会したものの、なんだかどっと疲れてしまったそう。

「これに懲りて、無料体験に気軽に飛びつかないように気を付けます」

登録無料でポイントももらえるはずが…

続いてご紹介するのは40代の女性、Cさんのお話。Cさんの趣味はポイ活。隙間時間にアンケートサイトやポイントサイトでポイ活するのが楽しみなんだそうです。そんなCさんの失敗談とは…

「とあるアプリに会員登録すると、30日間は無料でそのアプリを利用できるうえに、200円分のポイントがもらえる、というサービスがあったんです。これはお得!とさっそく登録してみました」

そして無料期間の30日を迎える日、Cさんが退会手続きをとろうとすると…

「いくら探しても、退会手続きのページがないんです。四苦八苦しているうちにとうとう無料期間が過ぎてしまいました」

結局500円の月額料金を支払うことになった、というCさん。

「友人に相談すると、『そういうサイトって、退会ページがすごくわかりにくくなってるんだよね』と一言。ネットであれこれ検索をかけて、ようやく退会することができましたが…。無料につられて安易にサイトに登録するのは危険だな、と身にしみました」

好意でくれていると思っていたら…

最後にご紹介するのは、50代女性Hさんのお話。Hさんには、近所になじみの喫茶店がありました。同年代の女性店主が営むその喫茶店で、ご近所の顔なじみと週に1度集まっては、モーニングを食べながらよもやま話をするのがHさんの楽しみだったそう。

「ある日、店主が『私、家庭菜園始めたの』とトマトやキュウリなど、野菜をみんなに配るようになったんです」

できすぎちゃうのよ…という店主の言葉を真に受け、ありがたく野菜を頂戴していたHさん。ある日、道でばったり喫茶店仲間にあったHさんは、思いもよらないことを聞かされます。

「『Hさんは野菜を渡しても、ただありがとう、って受け取るだけ。もらって当然って思ってるんじゃないかしら…って店主がこぼしてたけど、あなた、お礼していないの?』って言われてびっくり! どうやらみんな、お菓子だの商品券だのお礼をしていたみたい。てっきり好意でくれていると思ったのに…」

それ以来、なんとなくその喫茶店から足が遠のいてしまった、というHさん。野菜と引き換えに友人をなくしてしまった…と意気消沈していました。

まとめ

安易に飛びついてしまうと、高い授業料を払わなければいけなくなる…というのもよくある話。「無料」であっても「ただ」では済まない、ということがよくわかる3人の体験談でした。

もし、あなたが「無料」という言葉に心躍らされそうになったときは、「それは本当に今の自分にとって必要なもの・必要なことなのか?」を立ち止まって考えるようにしましょうね。

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