ファミレス「サイゼリヤ」、売上高が対前年同月比60%台までの落ち込む(2021年1月)
LIMO / 2021年2月11日 18時5分
ファミレス「サイゼリヤ」、売上高が対前年同月比60%台までの落ち込む(2021年1月)
注目小売店月次実績シリーズ
シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回はファミリー向けイタリアンレストラン「サイゼリヤ」を運営するサイゼリヤ(7581)の2021年1月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績
2021年2月2日に更新されたサイゼリヤの2021年1月既存店売上高は、対前年同月比62.0%。内訳は客数61.7%、客単価100.5%であり、客数のマイナスを客単価のプラスでカバーできずマイナス成長となりました。
また全店売上高も62.5%と、既存店・全店ともに対前年同月比60%台のマイナス成長まで落ち込みました。
今期の既存店売上高の振り返り
では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は8月決算)。
既存店売上高については、前期はプラス成長3カ月・マイナス成長9カ月との結果に終わりました。新型コロナウイルス問題の影響を受け、昨年3月からマイナス成長が続いており、今期の5カ月と合わせて11カ月マイナス成長が継続中です。
今期は10月に対前年同月比90.1%まで戻しましたが、その後再び数字は悪化しており、1月は62.0%と今期初の60%台まで落ち込んでいます。
全店売上高も前期はプラス成長3カ月・マイナス成長9カ月であり、前期・今期ともに既存店同様の推移を見せています。
過去1年の株価動向
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社の株価は2020年1月の2,811円到達後に反落しており、4月には1,608円まで下落しました。5月に反発して2,398円を付けましたが、7月に再度1,600円台に下落しています。
8月からの上昇により9月に2,000円を回復したものの、10月以降は2,000円割れが続きました。2021年に入り1月半ばに2,000円を回復しており、直近は2,100円台で取引されています。
新型コロナウイルス問題の影響を受けて、既存店・全店売上高ともにマイナス成長が昨年3月から継続中です。1月にまた数字が悪化する中で、今期プラス成長に復帰できるのかが注目されます。
参考資料
月次報告(2021年8月期)(https://www.saizeriya.co.jp/PDF/irpdf000955.pdf)(株式会社 サイゼリヤ)
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