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塾代のねん出。成功家庭に学ぶ「教育費」を増やす節約方法とは

LIMO / 2021年2月14日 19時55分

塾代のねん出。成功家庭に学ぶ「教育費」を増やす節約方法とは

塾代のねん出。成功家庭に学ぶ「教育費」を増やす節約方法とは

2月は受験シーズンということで、受験を終えたご家庭や新年度に向けて心新たにスタートしたご家庭も多いのではないでしょうか。大学や高校受験はもちろん、最近では中学受験するご家庭も多く、たくさんの小学生が親御さんたちのサポートを受けながら日夜勉強に励んでいるようです。

そんな中学受験ですが「塾代は小学4年生からトータル200万円、300万円かかるらしい」などと都市伝説のようにささやかれています。一般的なご家庭ではその金額の高さに「子供が勉強をするしないの前にその資金が無理」と考えてしまうのではないでしょうか。多額の費用がかかる中学受験。挑むためには必ずしも高年収の必要があるのでしょうか。

年収1000万円家庭にみる教育費とその他のバランス

株式会社ファルボ(https://www.farvo.co.jp/)は、2020年12月に「世帯年収別の中学受験にかかる補助学習費実態調査 (https://www.value-press.com/pressrelease/260944)」を発表しました。調査では私立中学に通う家庭の約52%が、世帯年収1,000万円以上という調査結果を公表しています。やはり、多くの方がいわゆる「高収入」に該当する中学受験家庭。調査によると家計に占める教育費の割合は6.7%~19.2%となっており、多い家庭では月収の約5分の1を教育費に充てるというウェイトの置き方をしているそうです。

調査では、中学受験を体験したご家庭に実際のマネーデータを見せてもらっており、教育費の内訳やその他の支出金額などを見ることができました。そこには、住宅ローンよりも教育費のほうが高いウェイトを占めるという驚きのデータが掲載されていました。

すぐにまねできる⁈教育費を増やす方法とは

「年収1000万円家庭が教育費に月15万円以上費やしている」と聞くと、とてもまねできないような気持になってしまいます。しかし、調査ではこういった家庭でもところどころに「節約」の姿が見えました。いったいどのような支出を削っているのでしょうか。

通信費

今回調査に協力した3家庭のうち、2家庭の通信費は月額が7000円でした。最近では格安スマホなどが浸透し、ちょっと調べるだけでかなりお得なプランなどに変えることができます。中には「大手通信キャリアでないと」という方もいるかもしれませんが、最近ドコモなど大手の会社から発表された新プランなどを今後上手に取り入れていくだけでもかなり節約ができるのではないでしょうか。「塾+通信教育」の費用というと、かなり痛手に感じますが、通信費を浮かせるだけで通信教育費用代などは簡単にねん出することができると考えると、少々ハードルが下がりそうです。

自動車関連費

こちらも一番高かったご家庭で22000円という金額でしたが、他のご家庭は4000円、0円とかなり支出を抑えていました。住んでいる地区にもよると思いますが、最近ではカーシェアリングなども増えているので「そもそも車を手放す」という考え方もひとつの方法かもしれません。塾などに通っているお子さんがいると、自動車での移動は便利です。とはいえ、実際に中学受験のために塾に通っているご家庭でこういった節約ができているのも注目できるポイントではないでしょうか。

外食費

こちらも受験を終えた2家庭のウェイトが大変小さく、それぞれ月の支出が10000円と5000円という数字でした。頻繁に外食をせず、自宅で作ることで費用を抑えているそうです。食べ盛りのお子さんをお持ちのご家庭は外で食べるとあっという間に10000円を超えることも多いはず。たまに勉強を頑張ったり家族の記念日として外食をするのはいい気分転換になるかもしれませんが、しょっちゅう外食などをしていると時間もお金もロスにつながる。教育費のねん出にはそういった工夫も大切なのかもしれませんね。

人脈や知識で節約

とはいえ、毎月続けることを考えると「ストレスが溜まりそう」なんて方もいるかもしれません。そういった方は「ちょっとだけできそう」なところだけ真似してみてはいかがでしょうか。

・「ママ友の横のつながりのおかげで、衣類は基本おさがりをいただいています。というのも、中学受験をする家庭は一人っ子が多く、よい服を持っていることが多いためそれらを譲ってもらうので被服費がかなり抑えられます」

また、中学受験を考えている比較的一般的な家庭のママたちは次のような節約方法も取り入れているそう。

・「中学受験において塾費用は必要経費と考えているので、それ以外の教材や参考書の費用をなるべく削れるように心がけています。フリマアプリやオークションには使わなくなった教材がたくさん。状態がよく価格が低いものだとあっという間に売り切れてしまうので、定期的にパトロールしてチェックしています。私は『数ページ書き込みあり』なんていうのを結構狙って安価で買うことも多いです。ちりも積もればで、低学年からかなり節約できたのではないでしょうか」

・「自分が私立の中学出身なので、妊娠前から子供が望むなら同じような環境を用意してあげたいと思っていました。夫も私の考えを受け入れてくれていて『そういう選択をする可能性があるなら、かなりのお金を用意しなくちゃ』と早い段階で話し合っていました。うちは周りの中学受験家庭より年収が低いとは思うのですが、とにかく小さいときから子供のための教育資金を準備していたので子供がいざ受験をしたいと言ってくれた時も全くお金に困ることはありませんでした。子供の小さいうちから計画的に貯蓄できていたのが大きかったなと改めて思います」

年収プラス心意気?一家で同じ方を向くことの大切さ

今回調査に協力してくださった方々は、80万円から150万円ほど月の収入がある方たちということでした。月収だけ見てしまうと「やはり中学受験は課金次第か」と思ってしまいがちです。しかし、家計に占める教育費の割合をみると、こららのご家庭がいかにお子さんたちの将来のための支出に重点を置いているかがわかる調査でした。

中学受験をする上で進学塾や家庭教師の重要さは多くの場所で語られています。そういったシステムが「子供のプラスになる」と考え、他の支出のやりくりをする。出せる金額の高低はあるかもしれませんが、教育に熱心なご家庭の家計における教育費の割合を見ていると、みなさん本当にお子さんたちの努力を応援してあげたいという意気込みを感じました。

たしかに「高収入の方と全く同じだけお金を出すことはできない」かもしれません。しかし、こういった方も実行している「誰にでもできるちょっとした節約」を取り入れることで、お子さんたちの選択肢を増やしてあげられるのであれば、やってみる価値はあるのではないでしょうか。

参考資料

株式会社ファルボ「公式ホームページ(https://www.farvo.co.jp/)」「世帯年収別の中学受験にかかる補助学習費実態調査(https://www.value-press.com/pressrelease/260944) 」

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