「1枚2000円のマスクでも買う」コロナ禍で変わった”健康出費”
LIMO / 2021年2月22日 18時5分
![「1枚2000円のマスクでも買う」コロナ禍で変わった”健康出費”](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/toushin1/toushin1_22019_0-small.jpg)
「1枚2000円のマスクでも買う」コロナ禍で変わった”健康出費”
新型コロナウイルスの影響で、経済状況や消費の傾向が大きく変化しました。家計費の中でも、“健康維持”の目的でお金を使うようになったという人も少なくないでしょう。
そこで今回は、働く女性を対象にした調査のほか、筆者と周囲の働く女性たちの声をもとにコロナで変わった「健康」へのお金の使い方をご紹介します。
健康のための出費は惜しまない?
株式会社ナガセビューティケァが全国の20代~50代の働く女性500人を対象に実施した「働く女性の「ストレスと健康」に関する意識調査」によると、コロナ禍で価値観に変化があったもののトップ3は、「健康」(45.8%)、「お金」(40.4%)、「仕事」(40.2%)という順になりました。
健康とお金それぞれに対する価値観が揺らぎ、生活にも大きな変化があったことがうかがえます。
実際にこれまで自身の健康問題に大きな関心を持たなかったような若い女性でも、このコロナ禍で感染症対策や健康維持を自分事として捉えている人が増えた印象です。
特に、コロナ禍が長引くほど感染症アイテムは実用性に加えてファッション性、長く使える耐久性などを念頭に置く女性が増えました。そうしたアイテムは多少の値段が張っても、購入に踏み切っているようです。
筆者の周囲の20代~30代の女性に聞くと、
「毎日使うマスク。昨年秋頃からお気に入りのデザインのものを見つけたら、1枚2000円程度でも買うようになった」
「マスクだけでなく、マスクケースやマスクポーチも可愛いものがどんどん出てくるようになったので、逐一チェックして季節ごとに買い替えている」
など、マスク関連への支出に変化があったという声が目立ちます。
“ストレス解消”のために食費アップも仕方ない
上記の同調査で「心のストレスを解消し、“スッキリ”前向きな気持ちになるためにすることはありますか」と質問したところ、「好きなものを食べる」(60.1%)、「家でゆっくり過ごす」(46.9%)、「スイーツを食べる」(46.6%)がトップ3に。
コロナ禍における心の健康のために、食に投資する女性が増えたこともわかりました。
筆者の周りの女性にも、外食や飲み会が自由にできない代わりにおうちでの食事を楽しむための出費を「心の健康のために必要不可欠」だと捉えている人が少なくないよう。
「生産者応援という意味も込めて、たまに高級和牛を買う」
「コロナ禍以降はちょっといいスイーツをチェックするのが日課になった。オンラインショップがあれば、送料がかかっても自分へのご褒美として注文してしまう」
「テイクアウトグルメが盛り上がっているので、仕事帰りに頻繁に買っている」
といった、お取り寄せ食品や飲食店のテイクアウトグルメなどに使うお金が増えたという人が目立ちました。
また、感染症対策としての“心身の免疫力アップ”のためにも多くのお金を使うようになった人が多数。たとえば免疫力アップを謳うサプリメントや健康補助食品、腸内環境を整えるヨーグルトなどの定期購入をスタートした人も少なくないようです。
お金の使いどころが美容<健康になった女性も
リモートワークやマスク生活の定着によって、以前よりも美容にお金をかけなくなった女性も。ただ、健康維持にも通じる美容については自身の体への投資という意味で行っている人は多いようです。実際、30代の女性には、
「スポーツジムを解約した代わりに、オンラインフィットネスサービスに加入した」
「まつエクやネイルサロンに通うのをやめ、基礎化粧品や美顔器などにお金を使うようになった」
という人もいました。
さらに、
「コロナをきっかけに自分の体を見直すようになり、今まで行っていなかった歯科医院での定期健診や婦人科系のがん検診に行くようになった。その結果、美容代よりも歯のクリーニング、漢方、便利な生理用アイテム、体を冷やさない食べ物や衣服などにお金を出したいと思うようになった」
という20代女性も。
お金の使いどころが自分を着飾るための衣服や美容よりも、体にとって本当に大切な健康維持へと変わった人は少なくないのでしょう。
健康への意識が全世代に広がった
日々の心身の健康や将来への”健康投資”に注目が集まり、人々の消費行動も大きく変わっているこのコロナ禍。
これまでは「健康のためにお金を使う」と聞くと、どこか中高年以上のイメージがありました。しかし20~30代の女性のリアルな声を聞いてみると、コロナをきっかけに健康のためにお金を使うのはもはや、全年代共通の行動パターンになっていると言えるかもしれません。
参考資料
「働く女性の「ストレスと健康」に関する意識調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000113.000000598.html)」(株式会社ナガセビューティケァ)
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