月収20万円以下から31万円以上まで、レベル別「貯金額の目安とヒント」
LIMO / 2021年2月28日 19時5分
月収20万円以下から31万円以上まで、レベル別「貯金額の目安とヒント」
コロナの影響でボーナスが減額になったとか、失業したという話題を見聞きすると嫌でも不安になりますよね。そうした先行き不透明な中では「お金を貯めておかなければ」と思う人も少なくないと思います。
しかし、気ばかり焦って毎月なんだかお金が貯まらない、そもそもお金が残らない、という悩みを抱えている場合もあるでしょう。しかし、ちょっとしたコツをつかんでそれを続けていくことができれば、貯金はうまくいくはずです。そこで今回は、月収別でわかる貯金額の目安と貯金法のヒントについて紹介します。
月収20万円までは細かい出費の見直しを
月収がいくらであっても、いくつかのポイントに気を付けていけばお金は貯められるようになるものです。月収がアンダー20万円で一人暮らしの場合は、まず月収の1割を目安に貯金を始めてみましょう。家賃やスマホ代などの固定費を見直すのもいいですが、すでに固定費は抑えているという人もいるでしょう。
そこで、出先のコンビニなどでつい買ってしまうお菓子やコーヒーなど身の回りの細かい出費から見直してみましょう。ただし、徹底的に削るというよりは「1日300円~500円の節約」という感じで、ライトな節約を心がけてみてください。でないと、ストレスが溜まってしまいます。
たとえば、貿易関連の事務所で働くAさんは、ちょっとしたお菓子やコーヒーはスーパーで買いだめして小さいポーチに詰めて持ち歩いているのだそう。「チョコレートの大袋や袋包装のアメ、ウエハースや個別包装のクッキーなどを気分次第で朝詰めていくのが楽しい。コーヒーもタンブラーに入れて持ち歩いている」と言います。
また、不動産会社で働くBさんは「忘れ物が多いとついコンビニで買うことが多くなる。ビニール傘とか、眉パウダーとか生理用品とか。本当は出先で買いたくないけど忘れて買わざるを得なくなるから、最近は夜のうちに忘れ物チェックをするようにしている」と話していました。こうした工夫を取り入れることで細かい出費が減っていきます。
月収21~25万円なら固定費の見直しを
月収21〜25万円で一人暮らしの人は月収の1.5割を目指して貯金を始めてみましょう。ある程度余裕のある生活ができているでしょうから、最初はキツく感じても1.5割を貯めることを目標にまずは3か月頑張ってみてください。
現状で家計が赤字になる月がある人は、固定費を改めて見直してみましょう。スマホ代やインターネット代、保険料などはそれほど大変な思いをすることなく見直せるはずです。
家賃や光熱費などを見直すのはかなり大変ですが、1年~1年半で元が取れるようであれば引っ越しを検討してもいいですね。たとえば初期費用25万円がかかっても、2万円の家賃ダウンなら1年と数か月で引っ越した意味が出てきます。長い目で見て、節約を考えてみましょう。
企業受付で働くCさんは、駅から徒歩15分という今までより少し駅から遠いところに引っ越して部屋がより広くなり、家賃が1.8万円ダウンしたのだそう。徒歩15分というのも「運動不足解消のため」とポジティブにとらえているようです。
月収26~30万円なら”プチ財テク”を活用!
月収26~30万円の人の場合、普段の生活で困ることはほとんどないでしょう。できれば月収の2割を貯金したいところです。また、家計に余裕があるなら、節約ではなくプチ財テクしてみるのも一つの手です。
もちろん無駄があると感じるならその無駄をまずは削る必要がありますが、ポイントの二重取り、三重取りをしたり、ポイントアップキャンペーンやキャッシュバックキャンペーンなどをうまく活用してポイントや現金をゲットするといいでしょう。
また、キャッシュレス決済を活用したり、よく通うお店はアプリを入れてクーポンを活用したり、最近では「ポイ活」も流行っていますよね。スキマ時間で簡単にポイントが入手できるので、移動時間中や待ち時間を有効活用してポイ活をしてみるのもいいでしょう。
月収31万円~なら出費を総点検!
月収31万円~の人は普段の生活にかなり余裕があるはずです。まずはしっかり月収の2.5割の貯金を目標に頑張ってみて、可能であれば3割にまで増やせるといいですね。
そして、もし現状の生活費に無駄があると感じるのなら、一度、出費を書き出してみましょう。その中で削減できるようなものがあればどんどん削っていきます。
金融機関勤務のDさんは毎月、通帳を見ながらすべての出費を把握できているか、何に使ったかわからないお金がないかを確認する日を設けているそう。「時々、サブスクやアプリ課金でトライアルだけでやめるつもりだったけど自動継続になっていることがあったりして、そういうのを発見できるとうれしい」と話します。
このように、時々自分の出費をチェックして見直すのは貯金を増やす一つの手段です。というのは、普段の生活に困らない人ほど、知らず知らずの間に生活水準が上がっていたり、無駄遣いをしてしまっていることが多いから。まずは一度総点検として、出費を書き出してチェックしてみることをオススメします。
おわりに
今回は、月収別で貯金額の目安と貯金法のヒントについてご紹介しました。月収がどのレベルでも貯金を難しく感じる人は多いものですが、まずは無理のない目標額と自分に合った手段を考えたうえで取り組めば、意外とスムーズに貯まるようになりますよ。
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