小学生のランドセルは重すぎ⁉置き勉をさせたいママ増加

ついこないだ年が明けたばかりだと思っていても、もう気づけば3月。新生活が始まる方も多い4月に向けた準備期間が始まりました。

4月から小学校に入学するお子さんを持つ親御さんはもうすでにランドルセルを用意しているかもしれませんね。不安と期待が入り交じる新生活はもうすぐです。

そんな小学生とランドセルに関して、C Channel株式会社が「お子様のランドセル事情と教科書事情（https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000320.000025680.html）」というアンケートをおこないました。ランドセルの重さについて驚きの結果が出たので紹介します。

8割以上のママが「小学生のランドセルは重すぎる」と悲鳴

通学中にやたら大きな荷物を持った小学生を見かけたことはありませんか。ランドセルはもちろんのこと、体操着や水筒、傘などを両手いっぱいに抱えている小学生もいます。まだまだ小さいからだで、「重たくないのかな？」なんて思うことも。

ママ向け動画メディア「ママタス」のInstagramフォロワー4,111名に「小学生のランドセルは重すぎますか？」と質問したところ、82％の方が「はい」と回答しました。

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響で水筒を持参するようになったお子さんも多いようで、教材の重さだけではない負担がかかっています。果たして、ランドセルはどのくらいの重さなのでしょうか。

小学生の荷物は3～5キロが普通⁉10キロ以上のときも

「日頃、お子さんが背負っているランドセルと荷物の総量は平均でどれくらいの重さになっていますか？」と質問したところ、以下のような結果になりました。

3キロ未満：9％
3キロ台：30.8％
4キロ台：28.3％
5キロ台：16.9％
6キロ台：7％
7キロ台：3.6％
8キロ台：2.7％
9キロ台：0.2％
10キロ以上：1.5％

小学生のランドセルの重さは、3～5キロほどあるのもおかしくないというのです。さらに、週末週初になると荷物は一気に増量し、5キロ台は16.9％→30.8％に増加します。6キロ以上にいたっては15％→39.4％と2倍以上に増加して、全体の約4割を占めるのです。

まだまだ成長段階のからだにそれほどの重さがかかってよいのでしょうか。少し不安になりますよね。

小学生も「姿勢の歪み」「身体の痛み」に悩んでいる？

続いて「お子さんがランドセルや重い荷物を持っていることで、次のような症状に気づいたり訴えたりしたことはありますか？（複数回答可）」という質問には、「姿勢の歪み（37.8％）」「身体の痛み（30.5％）」「肩こり（27.7％）」「腰痛（14.1％）」という結果になりました。

小学生も肩こりや腰痛に悩んでいるとは意外に思われたのではないでしょうか。こういった状況になると、ランドセルや重い荷物を持って通学することに否定的な親御さんも多くいます。

「置き勉」や「デジタル教科書」を導入したい！

教育上NGともいわれていた、置き勉に賛成の方は88.6％もいます。実際に、置き勉を認めている小学校も39.3％あるので、小学校の先生も増加する小学生のランドセルや荷物に「どうしたものか？」と頭を抱えているのかもしれません。

また、「デジタル教科書を導入したい」という意見もありました。とはいえ、文部科学省の「一人１台端末環境」政策によりデジタル端末が「すでに支給されている」と答えた方はわずか8.1％に留まっています。

「近々、支給予定（17.8％）」という方もいますが、一方で「まだ支給されていない」が64.8％と半数以上を占めています。小学生全員にデジタル端末が支給されるのは、まだまだ先のようです。

おわりに

今回は、小学生のランドセル事情を紹介しました。小学生のランドセルと荷物の総量は3～5キロが平均的で10キロ以上のこともあるとは驚きですよね。自分の体重の2割以上の負荷がかかって毎日通学している小学生も少なくないわけです。状況に応じて、置き勉をして、デジタル端末を有効活用したい気持ちもわかりますよね。

参考資料

「お子様のランドセル事情と教科書事情（https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000320.000025680.html）」C Channel株式会社