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「パートナーが浪費家で困っています‥」意識を変える方法

LIMO / 2021年3月8日 19時35分

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「パートナーが浪費家で困っています‥」意識を変える方法

あなたが頑張って節約をしていても、家族にひとり浪費家がいたらその努力は水の泡となります。パートナーだったらそれだけで関係がギクシャクしてしまうことも‥。自分のことならなんとかできても、相手の行動を変えるというのは至難の業です。

だからといって、放っておくわけにもいかないのが家計運営の難しいところ。そこで、浪費癖を直すためのヒントを5つご紹介します。できることから実践してみてくださいね。

ネットショッピングを頻繁に利用する

浪費家さんは常に“買いたいもの”を探しています。“買うべきもの”ではなく、“買いたいもの”です。そのため、ネット広告のレコメンド機能にやたらと反応してしまいます。「この商品を買った人はこんな商品も買っています」と出てきたら、ついクリックしてしまうのです。隙間時間にいつも商品ページを見ている人は要注意です。

しかし、こうしたネットショッピングはある種の楽しみになっている場合が多いので、簡単にはやめられません。買うものを探している行為が楽しいので、やめることは楽しみを奪われることになります。そして気軽に買えることがさらに問題となります。

<解決のためのヒント>1.商品が届いたら毎回確認する

買うこと自体を直接抑え込むのは不可能なので、買ったあとの面倒くささを強調することで、だんだんと購入へのハードルを高くしていくとよいでしょう。買ったものは必ず自宅に届くと思うので、「どんなものであれ、中身を確認させてもらう」と約束をするのです。

家族とはいえ、本来プライベートなものを見られるのは、いい気はしません。そのため実際に確認はしなくとも、「何を買ったかを聞く」だけでも効果はあります。「言いたくなかったら言わなくてもいい」というルールがあってもいいかもしれません。要は“毎度毎度確認されるので面倒になる”という気持ちを植え付けさせれば成功です。これによって、商品をポチっとする手が重くなること請け合いです。

同じ機能のものをいくつも買ってしまう

持っているのに、また同じようなものを買ってしまう人がいます。棚の整理をしていたら同じ商品が出てきた‥なんてことも。ものをよく買う人は、ものを捨てられないあるいは買ったものを忘れてしまう傾向があるように思います。

それは、ものを捨てることは大変だからです。家電や大型のものを捨てるにはお金がかかるし、愛着のあったものを捨てるのは心が痛みます。きちんとものを捨てている人は、買う時にそれが将来どうなるかを想像できるので、慎重に選んで買うことができます。

<解決のためのヒント>2.場所を確保してから購入する

コレクターでない限りは、同じ機能のものは捨てるなり、売るなりしてから次のものを買うというルールを決めましょう。実行するのは思った以上に大変ですが、購入したものをどこに置くのか、どこに仕舞うのかを考えてから買う習慣をつければ、部屋がもので溢れるようなことはなくなるでしょう。

部屋をすっきりきれいに片付けられる人は、この習慣が身に付いているのです。パートナーがこのようなタイプでなければ、時々部屋の片づけを一緒にやるなどして、少しずつものを減らせるように導いていきましょう。

ついで買いが多い

スーパーなどに行って、「ついでにこれも」と言ってたくさんカートに入れてしまうことはありませんか?本当に必要だったらいいのですが、余らせてしまった、一度も開けなかったなど、気分で買ってしまい無駄にした経験はないでしょうか。自分ひとりで買い物に行く時はケチケチ買うのに、パートナーが一緒だと、びっくりするほど買ってしまったり…。

また、今は必要ないけれど、後で必要になるかもしれないからと、買えるうちに買っておこうという考えも無駄を生みます。多くの場合、先に買ってしまったものは古くなって使えなくなることが多いので、日常生活になくてはならない必需品以外は、今必要なものだけを買うように心掛けましょう。

<解決のためのヒント>3.ついで買いは別にしておく

ついで買いをよくするタイプのパートナーとスーパーに行ったら、かごを分けましょう。一緒になって、かごにどんどん入れたら、何を買ったのかわからなくなって、「まあいいや」とレジに進んで会計でびっくり!‥なんてことが起こります。

「絶対必要なもの用」と「もう一度考える用」の2つのかごを用意して買い物をして、レジに進む前に「もう一度考える用」のかごから本当に買いたいものを選んで移せば、時間を置いたことで冷静な判断ができ、無駄買いがなくなります。

できれば、ついで買いをするタイプのパートナーに最終判断を任せてみると意識を変えるきっかけになるかもしれません。

貯蓄に興味がない

浪費家さんの特徴として、貯蓄をしたいと思っていても、具体的な行動を起こせない人が多いように思います。それは現状把握ができていないことが一因です。現在いくら貯金があって、毎月どのくらい貯金ができるのかを把握するところから始めましょう。知らないと興味も薄れます。家計管理をパートナー任せにしている人は要注意です。

<解決のためのヒント>4.貯蓄目標を設定して共有する

まずは、通帳を見て、現在の貯蓄残高がいくらあるのかをパートナーと共有しましょう。そして、「○年後に貯蓄を○○万円にする」といった具体的な目標を決めましょう。金額の決め方は、実現可能な範囲で設定する必要があるので、毎月の貯金額から数年後にいくらになるか算出しましょう。

その際、普段家計簿を付けている人なら貯金がどのくらいできるかがわかると思うので、その金額よりもちょっとだけ多い金額を設定します。 

家計簿を付けていない人はこの機会に家計簿付けを始めてみましょう。スマートフォンで簡単に家計簿が付けられる無料アプリがたくさんあります。家族の間で家計収支を共有できるアプリもあるので、支出したらお互いに記録していけば、家計状況が共有でき、問題意識のずれをなくすことができます。

なかなかそこまで出来ないという人は、せめて、通帳を頻繁に見る、無頓着なパートナーには通帳を頻繁に見せる癖をつけましょう。家計への関心を持ってもらうことが第一歩です。

買い物依存症かも・・・

ここまでの方法でまったく改善が見られない場合、買い物依存症になっている可能性もあります。依存症とは、やめたくてもやめられない状態に陥ることですが、その種類は大きく分けて2種類あります。「物質への依存」と「プロセスへの依存」です(※)(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000149274.html)。

買い物依存症はプロセスへの依存になります。依存症はコントロール障害(自分の意思でやめられない病気)なので、根性論を説いたり、叱責しても効果がないどころか、むしろ悪化させる可能性もあります。

<解決のためのヒント>5.専門家から適切なアドバイスを受ける

買い物依存症では、と思ったら、家族だけで抱え込まずに、専門医療機関や精神保健福祉センターなどに相談し、専門家から適切なアドバイスを受けましょう。依存症になる原因はストレスだったり、幼少期の体験だったり、人それぞれの要因がありますが、それに加えて、キャッシュレス決済やネットで簡単に買い物できる環境も買い物依存症に陥りやすい状況を作ります。

また、買い物依存者からうつ病を併発することもあるので、早い段階で専門家へ相談に行くことを検討しましょう。

“浪費家”と言ってもさまざまですが、大抵は“自制が働く、浪費しがちな人”なのだと思います。その場合は、ちょっとした工夫で浪費を防ぐことができます。ぜひ、これらの方法を試してみてくださいね。

参考資料

(※)厚生労働省「依存症についてもっと知りたい方へ」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000149274.html)

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