1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

日々の暮らしで貯金に差が⁉「貯まらない習慣」と「貯まる習慣」

LIMO / 2021年3月10日 12時35分

日々の暮らしで貯金に差が⁉「貯まらない習慣」と「貯まる習慣」

日々の暮らしで貯金に差が⁉「貯まらない習慣」と「貯まる習慣」

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響は、家計にも大きな影を落としています。突然収入が減ったり途絶えたりしたときのためにも、ある程度の貯蓄はしておきたいものですよね。しかし一方で、節約しているつもりなのになかなか貯蓄ができないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

実は、貯蓄のできる・できないの差は、小さな日々の暮らしからも見つけることができます。今回は世代別の貯蓄差に加え、そんな「貯まる習慣・貯まらない習慣」についてご紹介します。

貯蓄のある世帯・ない世帯

貯金ができる人とできない人の間にはどのくらいの差があるのでしょう。金融広報委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和2年)」内「金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)(https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/futari/2020/20bunruif001.html)」より貯蓄額と割合をみてみると、全体では金融資産を持たない世帯が16.1%いる一方で、1000万円以上貯蓄がある世帯も39.5%いることが分かります。世代別に見た貯蓄のある世帯とない世帯の差は以下の通りです。

(金融資産非保有世帯/金融資産1000万円以上世帯)
20代: 16.0% / 4.0%
30代: 8.2% / 20.4%
40代: 13.5% / 32.7%
50代: 13.3% / 42.0%
60代: 18.3% / 46.7%

年齢が上がるにつれて資産が1000万円を越える世帯が増えているものの、30代をのぞく世代では1割以上貯蓄がないことも分かります。働き盛りと考えられる世代でも、貯蓄ができない世帯が一定数いるということです。

貯まらない人の習慣とは

浪費しているつもりがないのにお金が貯まらない人は、袋に空いた穴のように、どこかからお金が流れ出してしまっていると考えられます。自分でも意識していないところで、実はお金を使ってしまっているのです。その習慣はどのようなものなのでしょうか。

【部屋の片づけや時間管理がルーズ】
部屋の片づけや時間管理がうまくいかないタイプの人は、お金の管理も苦手な傾向があるといいます。ものをどこにしまうか、約束の時間までにどう行動すれば間に合うかなど、小さなことでも「計画をたてて行動する」という生活習慣が身に付いていなければ、お金の管理もうまくいかないのです。

【「お得感」に弱い】
「あと1000円で送料無料」「今月の付録はブランドバッグ」など、「お得感」に惑わされやすい人は要注意。「お得感」を重視するばかりに、実際は必要ないにも関わらず、今買わないと損をするような気がしてしまうのです。本当に必要なものを見極め、無駄買いを防ぐことが一番の「お得」につながります。

【余った分を貯金にまわそうとしている】
毎月余った分を貯蓄に回そうと考えていると、計画的な貯蓄はできません。それに、月々の出費は決して平坦ではありません。月単位でお金のことを考えていると、思いがけない出費が必要になったときに対応しきれなくなってしまうケースもあります。

貯まる人の習慣とは

それでは、次に貯まる人の習慣についてみてみましょう。一見そこまで節約に気を配っているように見えなくても、ちょっとした生活の違いが大きな貯蓄の差を生むのです。

【ものの管理をきちんとしている】
貯金が上手な人は、ものの管理をきちんとしている人が多いです。自分にとって必要なものが分かっているので、使わない家電や似合わない服など、いっときの物欲に負けて余計な出費をすることがありません。ストックも自分で把握できる量にとどめるなど、「無駄買い」をしないことで節約につなげているのです。

【お金の流れを把握している】
お金が貯まるポイントは、きちんとお金の流れを把握することです。貯蓄が上手な人は、目の前の1円を安く済ませることに全力を注ぐのではなく、1年の流れを考えて収支がプラスになるよう動いています。そのため、必要なときには大きなお金を出せるよう準備しているのです。ときには贅沢も取り入れ、メリハリのある生活を送ることができます。

【食品ロスを出さない】
毎日の必要経費である食費も、食品ロスを出さないことで節約につながります。安い食材でかさまし料理を作るということではなく、購入した食品を無駄にせず使い切るということです。そのために献立をあらかじめ立てたり、冷蔵庫を見やすく整理したりする人も多くみられます。

ちょっとした行動の違いが貯金の差を生む

お金が貯まる人と貯まらない人の差は、ちょっとした生活習慣の違いから生まれているのかもしれません。同じスーパーで買い物をしていたとしても、そのとき欲しいものをどんどん買っている人と、自分に必要なぶんだけ買っている人とでは、1回の買い物金額にも大きな差が出るでしょう。その積み重ねが、大きな差につながるのです。

まずはざっくりとでもいいので、家計簿などでお金の流れを把握したり、冷蔵庫の中を整理したりしてみましょう。自分の思わぬ無駄遣いに気づき、節約の第一歩につながるかもしれませんよ。

貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

参考資料

金融広報委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和2年)(https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/futari/2020/20bunruif001.html)」4.金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください