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日経平均続伸で29,717円。相場環境好転で今週は再び3万円台へ

LIMO / 2021年3月15日 8時35分

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日経平均続伸で29,717円。相場環境好転で今週は再び3万円台へ

【日経平均株価】テクニカル分析 2021年3月14日

米株上昇などを受けて、日経平均は29,000円台を回復

2021年3月12日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日より506円19銭高の29,717円83銭となりました。4日続伸です。

前日の米株式市場でダウ工業株30種平均が5日続伸。前日比188ドル高の32,485ドルで過去最高値を更新したことなどを受けて、日本株も買われました。

米長期金利の上昇がやや落ち着いてきたことや、11日に米国で追加経済対策が成立し、1人あたり最大1400ドルの現金給付が始まると伝わったことも、景気回復が近づくとして投資家に好感されました。

今週の動きはどうなるでしょうか。12日の米株式市場でダウ平均は6日続伸し、前日比293ドル05セント高の32,778ドル64セントと3日続けて過去最高値を更新しています。日本株も週初から連れ高になることが期待されます。

相場環境も好転しています。足元で懸念されていた米金利の急激な上昇についてもやや一服感があります。また、新型コロナウイルスについても、ワクチン普及が進み世界的に新規感染者数の伸びが鈍化しています。米国の追加経済対策の成立も追い風になりそうです。

もちろん、金利上昇のリスクがなくなったわけではありません。11日に開かれた欧州中央銀行(ECB)の政策理事会では、今後3カ月間の資産購入を加速させると決定。これを受けてドイツやフランスなどの長期金利が低下しました。

16~17日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が、18~19日には日銀の金融政策決定会合が開かれます。ここでも、金利上昇抑制について具体的な対策やコメントが出てくれば、さらなる上昇に期待できます。

国内では新型コロナウイルスを巡り首都圏1都3県に発令中の緊急事態宣言を21日までで解除する方向であると伝わりました。

宣言が解除されれば、飲食や観光などでの経済再開も期待できます。ただし、解除によるリバウンドも心配されるため、反対する声も少なくありません。今後の動向を注視したいところです。

25日線を再び回復、中長期的な上昇に期待

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。3月第1週にローソク足の実体が25日移動平均線の完全に下側に位置するようになりました。このまま上値を抑えられると下降トレンドが形成されてしまうだけに心配されました。

前週末、いったんは下落するものの、長い下ヒゲを付けた陽線となりました。これは「買いたい」投資家と「売りたい」投資家が拮抗し、最終的に「買いたい」投資家が勝ったことを示します。

ところが、翌9日には大きな陰線となり、往って来いでこの上昇分を打ち消してしまいました。25日線も回復できなかったため、懸念されるところでしたが、その後は陰線と陽線が交代で出るような形となり、週末には25日線を上抜けました。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。これまで長期間にわたり下値をサポートされてきた25日線を割り込んでしまったことは心配でした。

しかし、12月の下旬、1月の下旬と同様に、25日線をいったんは割ったものの、再び回復。振り返って見れば、中長期の視点では押し目買いの好機になっていました。

1月29日の安値(27,629円)を下回ると中期的な上昇トレンドが崩れるところでしたが、それ以前に反発しました。10月下旬から続く上昇トレンドのトレンドの強さを感じさせます。

上値メドとしては、心理的節目となる30,000円、2月16日の高値(30,714円)などになります。このあたりを力強く超えてくるようであれば、大げさでなく、日経平均最高値の38,957円も視野に入ってきます。

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