お金持ちとの違いは何? 貯まらない人が「やっていないこと」
LIMO / 2021年3月24日 19時35分
お金持ちとの違いは何? 貯まらない人が「やっていないこと」
コロナ禍では特定の業種が大きな打撃を受けたり、非正規雇用者などの経済弱者にしわ寄せがいったりして、格差が広がることが懸念されています。そうでなくても、そもそも目先のお金が貯まらなくて悩んでいるという人も多いのではないでしょうか。
では、お金を持っている人たちはどんなことをしているのでしょうか。お金持ちの特徴的な行動を知ることで、貯金ができないのはなぜかが見えてくるかもしれません。そこで今回は、お金持ちとお金が貯まらない人の違いについて、金融機関勤務の4人に話を聞いてみました。
お金持ちはお金について考えている時間が長い
都市銀行で働くAさんは、10年以上お金持ちの人たちを見てきて「お金について考えている時間がすごく長い」と感じたと言います。
「特に自分は中小企業の社長と会う機会が多いからかもしれないけれど、お金持ちの人たちは本当に毎日毎日、お金のことばかりを考えている。どうやったら儲けられるか、お金を増やすことができるか、お金が守れるか…と、いろんな角度から考えている」のだそう。
「自分は銀行員とはいえ、お金のことを考えるのは仕事中だけ。それに比べ、四六時中お金のことを考えていれば、お金についてのアイデアも出てくるし、ヒントをつかむためのアンテナが高くなるのは当たり前だと思う」と話していました。
Aさんが言うように、私たちは普段、お金をどう儲けようかと考えることはそうありません。しかし、お金に関して考える時間が多ければ多いほど、キャッチする情報量も増えてくるはず。その分お金を儲けたり、お金を増やしたりすることに差が出てくるというわけですね。
お金持ちはお金のかからない趣味を持っている
信金勤務のBさんは、お金持ちの人たちほどお金のかからない趣味を持っていると話します。
「お金持ちの人たちは、ジョギングやマラソン、ウォーキングなどあまりお金がかからない趣味を持っている。もちろん高級外車が好きとか、高級腕時計が好きという人もいるけれど、収入と趣味に使うお金の比率を考えれば、一般の人たちのほうがずっと趣味に使うお金の比率が高いと思う」とBさん。
これは金融機関経験のある筆者も感じていたことですが、お金持ちには体を鍛えるのが好きな人が結構多いのです。特にマラソンが人気でした。マラソンも海外の大会に出るというなら出費が必要ですが、普段の練習ではほとんどお金がかかりません。
Bさんは「営業の付き合いで何度マラソンに誘われたことか…。こちらは到底追い付けないほど、彼らは猛スピードで駆け抜けていく」と笑います。お金のかかる趣味をやめるべき、ということではないですが、お金のかからない趣味をふやしてみるというのもいい作戦かもしれませんね。
貯まらない人は「お金の貯め方がわからない」と言う
先述したAさんのエピソードに通じるものがありますが、お金が貯まらない人はそもそもお金の貯め方や増やし方を知らないという課題が挙げられます。
ネット証券で働くCさんは「周囲の友人と話していると、世の中の人たちはこんなにもお金のことについて知らないんだと驚く瞬間がある」と話します。当然金融機関で働くCさんとそうでない周囲の人との金融知識の差はあるのですが、Cさんが問題視しているのはそれを知ろうとしないことなのだそう。
「飲み会などで『お金ない~!』『貯金ができない!』などと言っている人ほど、『いつもはどうやってお金を貯めようとしているの?』と聞いてみると『お金の貯め方がよくわからない』と答える。でもその真意は本当にお金を貯める方法がわからないワケではない。だってお金は使わないで手元に残しておけば貯まるから」と言うCさん。
「そもそも収入を出費が上回らない限り、お金は少しであっても貯まっていくはず。お金の貯め方がよくわからないというのは、”自分が好きなようにお金を使ってもお金が貯まり続ける方法がわからない”ということだと思う。それって非現実的だよね」と笑っていました。
「お金が貯まらない」というわりに、行動に移すための情報収集をしていなかったり、実際に行動に移すことがないという人は注意が必要ですね。
お金が貯まらない人は「節約したい」と言いながら腰が重い
「お金が貯まらないという人は、お金を保全する方法を知らない」と言うのは、地銀で働くDさんです。
「お金を保全するというのは、日々の節約もそうだし、節税もそう。”節約しなきゃ”とみんな思いながらも、その方法を知らないから実際に取り組めない」と指摘します。
Dさんはよく学生時代の同期とお金の話をすると言います。「仕事はそれぞれだけど、みんなそろそろ家族ができたり、マイホーム購入の話が出る。でも、みんなが口にするのは『お金ないよね』『お金貯まらないよね』というフレーズ。出費を抑えたいと思いながら節約できないと言う」のだそう。
節約をするには、自分で”ここは使う”、”ここはケチる”というメリハリのある出費を意識して取り組む必要があります。また今は、節税メリットがあると言われる個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」や少額投資非課税制度の「NISA」「つみたてNISA」といった資産形成の方法もあります。
私たちの身の回りには他にもたくさんの節約や貯蓄の方法がありますが、実際に取り組む人はどれほどいるのでしょうか。
「ちょっとインターネットで調べればすぐにわかるようなこともなかなか調べない。調べて理解したとしても腰が重く取り組めない。そんなことをしていると節約からは遠ざかってしまい、結局思うようにお金が貯まらなくなってしまう」とDさんは話してくれました。
おわりに
今回は、お金持ちのやっていること、お金が貯まらないという人がやっていないことについて金融機関勤務の4人に話を聞いてみました。身に覚えのある人もいたのではないでしょうか。これからお金を貯めようと思っている人はぜひお金持ちの人たちがやっていることを真似てみてくださいね。
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