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自分では気づけない、お金が貯まらない人と貯まる人の4つの「差」

LIMO / 2021年3月25日 19時35分

自分では気づけない、お金が貯まらない人と貯まる人の4つの「差」

自分では気づけない、お金が貯まらない人と貯まる人の4つの「差」

LINEリサーチが実施した「みんな貯金はしているの? 年代別の貯金額は?(https://research-platform.line.me/archives/37321888.html)」というアンケートによると、約7割が貯金していると回答した一方で、貯金額でもっとも割合が多かったのは「50万円未満」という回答でした。貯金はしているものの、思うようにお金が貯まらない現実が浮かび上がってきます。

そもそもお金が貯まらない原因について考えたことはあるでしょうか。お金が貯まる人と貯まらない人の間には、大きな差があるようです。今回は、自分ではなかなか気づけない「差」がどこにあるのか、4人の経験をもとに見ていきます。

買い物の頻度と検討時間の「差」

お金が貯まる人と貯まらない人の大きな差として、買い物の頻度と買い物前の検討時間の差が挙げられます。たとえば、ITベンダー企業に勤めるAさんは、堅実タイプの友人と買い物をして驚いたことがあると言います。

「友人のBは学生時代からの付き合いで、性格的にもすごく慎重、堅実なタイプだということを知っていた。でも、一緒に買い物をしてびっくりしたことがある。Bが『あ、コレかわいい!』って手に取った服が意外と安くて、『コレかわいいのに安いね! 買っちゃえば?』と言ったら、『カワイイし安いけど、ちょっとまだ考える』という答え。私なら飛びついて買ってしまうのに…」とAさん。

「Bは毎回、しっかり検討する。値段だけじゃなくて、素材や作りまでしっかり見ている。服だったら、今持っているものと色や素材が被らないかとか、どうやって組み合わせるかとか…。長持ちするものを選んでいるし、そう気軽に買い物しないから愛着があるみたい」と話します。

仮に安いとは言えなくても、じっくり吟味して質の良い物を納得して買えば、飽きずに長く使えるというわけですね。一方、その場のノリでの買い物は結果的に浪費になりがち。それが貯金の差につながってくるようです。

お金を使う基準の「差」

20代のうちに500万円を貯めたというCさんは、お金に対する価値観を友人から学んだと言います。

「私の親友は20代のうちに1,000万円を貯めると決めて、その目標に突き進んでいた。その時に私も彼女からいろいろ聞いて貯金を始めようと思ったんだけど、彼女のお金に対する価値観が私とはまるで違った。お金を使うときの基準の厳しさというか、使うときの決め手みたいなものが全然違って、『私このままじゃお金が貯まらないに決まってる』とショックだった」と話します。

「そこからお金を使うときの基準を厳しくした。自分にとってプラスになるものしか買わない。それも単にお買い得とかではなく、自分が本当に満足できるか、というように本質的なプラスになるもの。最初はすごくキツかったけど、何かを買おうとするたびに『コレってお金を使うだけの価値があるかな?』と毎回考えるようになった。振り返ると、それまで私はすごく簡単にモノを買っていたと思う」とCさん。

お金が貯まる人はお金に対する価値観や使う基準が非常にシビアなようです。

出費に対する見通しの「差」

出費に関する見通しや管理方法にも、お金が貯まる人と貯まらない人の差が出てくるようです。

金融機関で働くDさんは「お金持ちほど財布がコンパクト」だと話します。Dさん曰く「お金持ちの人たちは自分の出費をきちんと把握している。つまり、いつ、いくら、何に支払うのか、大体の見通しを立てていて、それに沿った管理ができている。だからこそ、財布がコンパクトさを保っているんだと思う」とのこと。

一方でDさんは、「私の姉は同世代の中でも結構収入がある方なのに、貯金はゼロ。一緒に買い物に行ったら『買う予定じゃなかったけど、春物のアウターかわいいから買っちゃおう!』という衝動的な買い物が多い。お店も固定されていないから『このお店ではカードが使えません』ということも多々あって、それに備えるために常に現金を財布の中に多めに入れている。それをつい衝動買いに使ってしまう、という負のループ」と話します。

お金持ちの財布がコンパクトなのは自分の出費を計画立てて管理できるから、というのは金融機関勤務ならではの見方かもしれません。

貯金計画の妥当性の「差」

医療事務の仕事をしているEさんは「私がお金を貯められない理由がわかった。カレに指摘されて、自分の貯金計画にとても無理があるということに気付いた」と話します。

Eさんは結婚資金を貯めるために、カレとお互い200万円を用意しようという話になったのだそう。同じタイミングで貯金を始めたカレは順調に結婚用資金を積みあげ、2年後には無事200万円を貯め切ったのだといいます。

「2人で貯金しようと話してから半年くらい経って、あまりにお金が貯まらなくて焦って相談したときのこと。カレから『どういう計画を立てているの?』と聞かれて『毎月5万円貯めて1年で60万円、ボーナス1回につき20万、ボーナスは年2回だから40万円。年間で100万円貯まる予定だった』と話したら、『それって今の生活だと無理があるよね』と言われた」とEさん。

そこでカレと一緒にプランを練り直すと、毎月5万円はかなりハードルの高い貯金目標額だと気付いたのだと言います。

「手取り収入が30万円ほどあるから毎月5万円なんて楽勝だって思ったけど、実際は違った。奨学金の返済や自動車免許取得時に借りたローンが残っていて、さらに英会話のレッスンに月2万円支払っている。実際、自由に使えるお金は10万円に満たない。そこから食費や交際費、被服費などを賄うと、毎月5万円貯めるという目標を達成するのは難しかった。それが何カ月か続くとフラストレーションがつのる一方だった」とEさん。

カレの計画はもっとハードルが低く設定されており、現実的だと感じたのだそう。「貯金計画の妥当性が貯金ができる人とできない人の差だと悟った」と教えてくれました。

おわりに

今回は自分ではなかなか気が付けない「お金が貯まる人と貯まらない人の差」について紹介しました。貯金は基本的に一人でするものですし、節約はある意味で自分との闘いです。毎日忙しく過ごしていると、つい自分で気づかないうちにお金が貯まらない人の行動パターンになってしまうこともあります。まずは自分の行動を振り返ってみてくださいね。

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