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「年収300万円台でも貯金600万円の人」がやっている貯金のコツ

LIMO / 2021年3月26日 19時35分

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「年収300万円台でも貯金600万円の人」がやっている貯金のコツ

昨年来のコロナ禍でボーナスがカットされたり、残業がなくなったりして収入が減ったという話題をよく耳にします。先行きにも不安が多い今は、お金を貯めなければ…と考えている人も少なくないでしょう。

でも、「お金を貯めるには収入がしっかりないと」と思いがちですよね。たしかに収入が多いほうが貯金には有利な面があるかもしれませんが、収入がそこまで多くなくてもしっかり貯めている人はいるものです。そこで今回は、収入の割に貯めている人がやっている貯金のコツについて聞いてみました。

最初のハードルは低めに

年収350万円でも600万円貯まったという20代のAさんは、最初のハードルを低くすることが貯金のコツだと話します。

「いきなり高い目標にしてしまうと、やる気がなくなって続かなくなるという自分の性格はよくわかっていたから、最初の一歩はかなりハードル低めにした。とりあえず1円でもいいから翌月に繰り越すこと、会社に遅刻しない・欠勤しないという2つが最初のルールだった」と言います。

「別に遅刻魔だったわけではないけれど…、何が重要かというと、人事評価を落とさないということ。ただでさえ収入が高くないのに、評価を下げられてはいけないと思って、遅刻や欠勤は絶対しないようにした」と続けるAさん。

「その最初のルールが定着してきたら、ちょっとずつハードルを引き上げていく。私の場合、次は月1万円を翌月に繰り越すこと。これが最初はけっこう大変だったけれど、それを乗り越えられたところで月2万円、3万円と引き上げていった」のだそう。

「貯金残高が増えるとそれを見るのが楽しくなってしまって、家賃を抑えるために引っ越しもした。お弁当を作るのも苦じゃなくなったし、意外と凝り性だからハマると徹底的にやりたくなる。節約や貯金自体が趣味みたいになってしまった」と語るAさん。

自分の性格を熟知していたからこそ、計画倒れしそうな無茶な目標は立てなかったということですね。

自分に合った貯金の方法を見つける

派遣社員として働くBさんは、手取り18万円前後でも毎月5万円を貯めていると言います。

「私はアイドルオタクで、推しアイドルが出るテレビやラジオをチェックする毎日。ライブにも頻繁に行っていたけれど、それをやめて『3か月で9万円貯めたら1回推しアイドルのライブに行ったり、1万円以上のグッズを購入したりしてOK』という独自のルールを設定した」のだそう。

「CDやDVD、ブルーレイなんかも発売されるけれど、それも我慢。とにかく推しアイドルに会いたいがために貯金と節約に明け暮れた」と言います。

「毎日録画したアイドルのテレビ番組を観たり、ラジオをチェックしたり、ネット上で同じオタ友と交流するだけだから日々の生活ではほとんどお金を使わない。推しに会うためなら駅徒歩15分の狭いワンルームも余裕でガマンできる。今では月5万円貯められるようになった」とBさん。

Bさんのようなタイプとして、好きなサッカーチームが勝ったら5,000円、負けたら1,000円を貯めるという人もいました。自分に合った貯金の方法やモチベーション維持の方法を見つけることで貯金が長続きするようです。

無駄遣いしてしまう条件を知る

続いて、冒頭に紹介したAさんのもう1つのコツを教えてもらいました。

「どうしても自分の食指が動くモノを売っているお店はあるもの。それはリアル店舗でも、ネット通販でも同じ。そういうところには立ち寄らない・覗かないというルールを決めている」とAさん。

さらにAさんは「買い物は絶対に食事のあとに行く。お腹がすいているとつい勢いで余計なものを買ってしまうから。また、たくさん買ってしまわないよう、スーパーでカートは使わない。1か月に使える予算を4等分して1週間のうちに使っていい金額としている。”1週間にいくらまで”と金額を具体的に決めておくと無駄遣いしづらい」と話します。

「自分がどういうときに無駄遣いしてしまうかをきちんと把握しておけばいいと思う。私はAmazonとか楽天市場も一切見ない。購買欲がそそられるのを知っているから」というAさん。なかなかの徹底ぶりですよね。

「ノー出費デー」を作る

最後は、年収300万円で事務職として働くCさん。30代で貯金が800万円まで貯まったというCさんが効果的に感じたのは、「ノー出費デー」を作ったことだと言います。

「最初は1週間に1日は全くお金を使わずに生活をするというのを目標にやっていた。それを意識してやってみると、なんとなくコンビニに寄ってお菓子や飲み物を買ったり、ネットショップで大幅割引になっているモノをポチったり、自分って意外とお金を使っているんだと気付いた」とCさん。

「だからこそ、出費ゼロで過ごせた日は達成感を強く感じられた。その達成感が気持ちよくて、『週2日にしてみようかな』と思い、やってみたら意外と難しくないことがわかった。いまは、できるときは週3日出費ゼロにしている」と話してくれました。週に3日も出費ゼロの日があれば、お金を使うことにすごく慎重になりそうですね。

おわりに

今回は収入の割にお金を貯めている人に、貯金のコツを聞いてみました。貯金がうまくいく人はみんなそれぞれ自分なりの工夫をしているようです。マネできるものがあったらぜひ普段の生活に取り入れてみてくださいね。

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