ITエンジニアではなかった！睡眠満足度が低い職業1位とは？

先日3月19日は「世界睡眠デー」だったことをご存じでしょうか。睡眠は、健康なからだを維持するために必要不可欠なもの。

そこで、今回はコアラスリープジャパン株式会社調べ「睡眠満足度に関する調査」を参考にし、みなさんの睡眠について考えてみます。なお、調査対象は全国16～69歳の1,000名です。

3月19日は「世界睡眠デー」

毎年3月19日は「世界睡眠デー」です。「Regular Sleep, Healthy Future（規則正しい睡眠、健康な未来）」をスローガンに睡眠啓発が世界各地でおこなわれました。

2018年のOECD（経済協力開発機構）の調査によると、日本人の睡眠時間は7時間22分で、OECD加盟国のなかで最も少ない睡眠時間だとわかっています。

果たして、睡眠時間が7時間22分で満足しているのでしょうか。みなさんの睡眠満足度をみていきましょう。

平日の平均睡眠時間が6～8時間だと満足できる？

（/mwimgs/e/3/-/img_e32f67e8902ab0a2fd8ca030c1f14be7193279.jpg）

拡大する（/mwimgs/e/3/-/img_e32f67e8902ab0a2fd8ca030c1f14be7193279.jpg）

睡眠満足度について聞いてみると、日本人の42.7％は現在の睡眠に満足しており、31.7％が満足できていないことがわかりました。さらに詳しくみていきましょう。

睡眠時間が6時間以上7時間未満の方が最も満足度が高い結果となりました。それでも、全体のうち17.1％の方しか満足していないのは気になるところですが、6時間以上7時間未満ほど眠れると疲れがとれるのかもしれません。

次に満足度が高かったのは「7時間以上8時間未満（11.1％）」です。睡眠時間は、7時間がひとつの目安になるようですね。

睡眠に満足している方は、単純に睡眠時間の長さだけではなく、目覚めの良さや起きたときの空腹加減、睡眠の深さなども気にしています。

夜中に1度も起きることなく熟睡でき、起床時には頭がすっきりしていると、良い質の睡眠がとれていると実感できるみたいですね。

経理・会計・財務職は36.8％が睡眠に満足していない

（/mwimgs/e/0/-/img_e04ed1d31df36d6cb3dd04d693fd3084380568.png）

拡大する（/mwimgs/e/0/-/img_e04ed1d31df36d6cb3dd04d693fd3084380568.png）

さて、職業別に睡眠満足度をみていきましょう。

ITエンジニアは多忙で睡眠時間が短く、医師や看護師は夜勤があって睡眠リズムが安定しないというネガティブなイメージを持っている方もいるかもしれません。しかし、ITエンジニアや医師、看護師よりも睡眠満足度が低い職種がありました。

それは、「経理・会計・財務職」です。全体における36.8％の方が睡眠に満足できていませんでした。ただし、他の職種と比べて睡眠時間が少ないわけではありません。38.3％の方が6時間以上7時間未満の睡眠をとっています。

お金を扱い慎重な判断を求められる仕事ですので、毎日ストレスがかかっているのかもしれませんね。快適な睡眠をとるためにはどうしたらよいのでしょうか。

睡眠満足度を上げるために快適な環境を整えよう

快適な睡眠をとるために必要な要素を取り上げていきましょう。

睡眠満足度の高い上位3県（徳島県・山口県・群馬県）に住んでいる方に聞くと、「部屋の調光」や「快適なマットレス・布団・毛布・掛け布団を使うこと」「自分に合った枕を使うこと」などに気を配っていました。

睡眠に満足できていない上位3県（鳥取県・新潟県・福島県）と比べると、より高い意識を持って、寝るための環境づくりをおこなっています。そのほか、部屋の香りや温度、就寝前に飲む物にもこだわるとよいでしょう。

おわりに

クリエイティブ職やITエンジニアなど、職種によってはパソコンがあれば何時間でも仕事ができる条件が整っている方もいるかもしれません。しかし、そういった職種の方こそ、自分で区切りをつけて仕事を終わらし、十分な睡眠時間を確保したいところ。

今回の調査では、平日5時間程度しか寝られていない方も多く見受けられました。自分にとって最適な睡眠時間は模索していきたいところですが、まずは部屋の調光やマットレス、布団などに気を配ってみるところから始めてみませんか。

参考資料

「睡眠満足度に関する調査（https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000033793.html）」コアラスリープジャパン株式会社