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日経平均は再度3万円へ。米株・雇用統計好調、半導体関連に追い風

LIMO / 2021年4月5日 8時35分

日経平均は再度3万円へ。米株・雇用統計好調、半導体関連に追い風

日経平均は再度3万円へ。米株・雇用統計好調、半導体関連に追い風

【日経平均株価】テクニカル分析 2021年4月4日

米株反発に連れ高となり日経平均も続伸

2021年4月2日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日より465円13銭高の29,854円00銭と、30,000円に迫りました。

1日に米長期金利が低下したことから、米株式市場ではPER(株価収益率)の高いハイテク株が買われ、ダウ工業株30種平均、S&P500種株価指数、ナスダック総合株価指数の主要3指数がすべて上昇。これを受けて日経平均も半導体関連や電子部品などの銘柄が買われました。

今週の動きはどうなるでしょうか。2日は聖金曜日(グッドフライデー)の祝日のため、欧米では株式市場は休場でした。1日は米3指数ともに上昇していることから、日本株も引き続き買われる動きになることが期待されます。

2日に発表された3月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月に比べ91万6,000人増加し、市場予想(64万7,000人増)を大きく上回りました。観光、飲食などの産業で雇用者数が大きく伸びているようで、市場では経済活動が回復していると受け止めらました。

また、バイデン米大統領がインフラ投資計画で半導体生産を支援する補助金を盛り込むと発表したことから、半導体関連株などハイテク株が買われる流れになっています。国内でも同様の動きになりそうです。

ただ、国内では新型コロナウイルスの新規感染者数が再び増加傾向になっています。政府は1日、大阪府、兵庫県、宮城県における6市を対象に、緊急事態宣言に準じる「まん延防止等重点措置」を適用すると決定しました。経済活動の回復は、やや足踏みといったところです。

一方で、国内では今週からファーストリテイリングなど主要な小売業の決算が相次いで発表されます。他の業種ではコロナ禍にもかかわらず、見通しを上方修正する企業も出ています。業績好調な銘柄を中心に物色したいものです。

7日には米連邦準備理事会(FRB)が、3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表します。すでにFRBはゼロ金利政策長期化の方針を打ち出してはいるものの、要人などの発言によって株価が振られる可能性もあるので注意が必要です。

25日線を回復、5日線とのゴールデンクロスも形成される

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。3月下旬にローソク足の実体が、これまで長期間にわたり下値をサポートされてきた25日線を割り込んでしまいました。足元ではこれを回復できるかどうかが大きなポイントでした。

前週は25日線付近まで反発しましたが、上値を抑えられていました。先週は週初に窓をあけて25日線よりも高く寄りついたものの、引けにかけては陰線となりました。

その後も25日線にローソク足の実体がかかるような小刻みな動きとなりましたが、週末に大きく上昇すると25日線を回復しました。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。25日線を回復できたことは明るい兆しといえます。また先週の動きで、5日線が25日線を下から上に抜けるゴールデンクロスも形成されました。

若干気になるのは、2月16日の高値(30,714円)から3月18日の高値(30,485円)へと上値が切り下がっていることです。今後、もみ合いながらじりじりと下がっていくこともあり得ます。

そうならないためには、まずは今週以降、心理的節目となる30,000円、さらには3月18日の高値(30,485円)を超えてくることが必要です。

この付近を超えて下値のサポートが確認できたら目線を上に持ち、積極的に付いていきたいところです。逆に再度、上値を抑えられるようであれば、下値メドは75日線の28,900円付近となります。

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