みんな使ってる？電子マネーの保有率は

新型コロナウイルスの影響で、キャッシュレスが普及しました。

政府がキャッシュレス化に力を入れてきたという背景ももちろんありますが、現金に直接触れることの懸念からキャッシュレスを導入したという人も多いのではないでしょうか。

キャッシュレスにはクレジットカード、デビットカード、スマホ決済、電子マネーなど色々種類があります。

今回はJCBが2021年02月18日に公開したクレジットカードに関する総合調査」2020年度版をもとに、電子マネーの保有率について紹介していきます。

電子マネー保有率は77.4％

2021年02月18日にJCBが公開した、クレジットカードに関する総合調査」2020年度版によると、電子マネー保有率は77.4％であることがわかりました。

次に年度別で、電子マネーの保有率をみていきましょう。

電子マネー保有率

2018年：83.9％

2019年：84.2％

2020年：77.4％

電子マネーの保有率は2019年と比較すると2020年は低下していることがわかります。続いて、電子マネーの利用率をみていきましょう。

電子マネー利用率

2018年：70.3％

2019年：70.3％

2020年：72.9％

電子マネーの保有率が低下している一方で、電子マネーの利用率は2019年と比較すると2020年はアップしています。保有率が低下しているのに、利用率はアップしているため、電子マネーを保有している人のなかでより利用する人が増えたことが考えられます。

年代、男女別の電子マネー保有率

次に年代、性別での電子マネー保有率をみていきましょう。

2019年

全体では84.2％。また男性の世代別については以下の通りとなっています。

20代：82.2％

30代：85.7％

40代：79.8％

50代：82.1％

60代：83.5％

女性の世代別については以下の通りです。

20代：86.0％

30代：85.9％

40代：86.9％

50代：88.1％

60代：81.2％

2020年

2020年については全体で77.4％、性別による世代別については以下の通りとなっています。

男性

20代：80.0％

30代：77.0％

40代：74.4％

50代：76.9％

60代：76.7％

女性

20代：78.3％

30代：76.4％

40代：78.0％

50代：81.0％

60代：75.2％

ここまで見てきた全体の傾向としては、電子マネーの保有率の低下がみられます。また低下の幅が大きい年代は10％近く低下している年代もあります。

年代、男女別の電子マネー利用率

さて、続いて年代、性別での電子マネー利用率をみていきましょう。

2019年

全体では70.3％となっており、性別の世代別のデータに関しては以下の通りです。

男性

20代：68.7％

30代：70.5％

40代：65.5％

50代：71.8％

60代：70.7％

女性

20代：69.5％

30代：67.8％

40代：73.4％

50代：74.1％

60代：70.4％

2020年

続いて2020年のデータに関してです。

全体で72.9％となっており、性別の世代別については以下の通りです。

男性

20代：76.4％

30代：72.9％

40代：69.5％

50代：72.0％

60代：73.1％

女性

20代：73.5％

30代：69.3％

40代：74.1％

50代：75.9％

60代：72.3％

全体の傾向として、電子マネーの利用率はアップしている傾向にあります。年代、性別ごとでは大きな差はなく6割〜7割の利用率があります。

まとめ

2021年02月18日にJCBが公開した、クレジットカードに関する総合調査」2020年度版によると、電子マネー保有率は77.4％、利用率は72.9％であることがわかりました。2019年から電子マネーの保有率は低下しているものの、利用率はアップしていることがわかります。少しでも参考になれば幸いです。

参考資料

JCB、「クレジットカードに関する総合調査」2020年度版の調査結果を発表（https://www.global.jcb/ja/press/2021/202102181200_others.html）