コロナで自由に使えるお金が減った人と増えた人、使い道の差がくっきり
LIMO / 2021年5月20日 18時35分
![コロナで自由に使えるお金が減った人と増えた人、使い道の差がくっきり](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/toushin1/toushin1_23373_0-small.jpg)
コロナで自由に使えるお金が減った人と増えた人、使い道の差がくっきり
コロナ禍の生活では外出を控え、できるだけ人と接することを避ける行動を余儀なくされています。コロナ前と生活スタイルが大きく変化したことで、お金や時間の使い方が変わった人は少なくないでしょう。
そんな「コロナ禍で変わったお金と時間の使い方」について、資産運用コンサルティングなどを行う株式会社Fanが、全国の20代~70代の男女1351人を対象に調査を実施(調査期間:2021年3月9日~22日)。
同調査の「自由に使えるお金が増えた人と減った人のお金の使い道のランキング」から、両者の違いを見てみましょう。
自由に使えるお金が減った人のお金の使い道は?
まず、コロナ禍で自由に使えるお金に変化があったかどうかという質問については、約64%が「変わりない」、約25%が「減った」、10%が「増えた」と回答しています。次に「減った」「増えた」と答えた人それぞれにお金の使い道について聞いたところ、かなり特徴的な違いが見られました。
お金が減った人は「食費」にお金を使った
特に、コロナ禍で自由に使えるお金が「減った人」、「やや減った人」、「変わらなかった人」は、「食生活」に最もお金を使ったと回答。そのほか「趣味(インドア)」や「住環境」などがトップ3に入っています(図表1参照)。
お金が増えた人がお金を使ったのは「投資」
一方、「増えた人」が一番お金を使ったのは「金融投資・保険」。次いで「貯蓄」、そして「自己投資」と続きます。
「やや増えた人」は、「食生活」が二番目に上がっているのの、「貯蓄」や「金融投資・保険」にもお金を回していることがわかります。
図表1:コロナ禍でお金の使い道として多くなったこと
(/mwimgs/9/a/-/img_9ad7ef1452a92a3dfff0c0e96e4a7f7430169.jpg)拡大する(/mwimgs/9/a/-/img_9ad7ef1452a92a3dfff0c0e96e4a7f7430169.jpg)
出所:コロナ禍で変わったお金と時間の使い方に関する調査より(株式会社Fan)
自由に使えるお金がお金が減った人が新しく始めたことは?
自宅で過ごす時間が増えたことが、新しいことを始めるきっかけになった人も多いはず。ライフスタイルの変化によって新しく始めたことを聞いたところ、最も回答が多かったのは「運動や筋トレ」。次いで、「動画やゲーム」「インドアの趣味」が続きました(図表2参照)。
図表2:コロナ禍の社会変化で新しく始めたこと
(/mwimgs/4/b/-/img_4b0809c9942b833b7a10c58e3c35f38733368.jpg)拡大する(/mwimgs/4/b/-/img_4b0809c9942b833b7a10c58e3c35f38733368.jpg)
出所:コロナ禍で変わったお金と時間の使い方に関する調査より(株式会社Fan)
お金が増えた人は快適に仕事をするために投資
自由に使えるお金が「増えた人」では、仕事環境にお金を使ったという回答が最も多いという結果です。テレワークやオンライン会議などをスムーズに行えるよう、PCやWebカメラ、Wi-Fiルーターなどを購入した人が多かったようです。
お金が減った人のほとんどは「何もしていない」
また、お金を増やすために取り組んでいることを聞いたところ、自由に使えるお金が「変わりない人」「やや減った人」「減った人」の多くは、「特にない」と回答(図表3参照)。
一方で、お金が「増えた人」と「やや増えた人」は、投資と貯蓄に取り組んでいると答えています。
図表3:お金を増やすために取り組んでいること
(/mwimgs/f/b/-/img_fb7916d2602573a49a542f4e3b8beb2f26498.jpg)拡大する(/mwimgs/f/b/-/img_fb7916d2602573a49a542f4e3b8beb2f26498.jpg)
出所:コロナ禍で変わったお金と時間の使い方に関する調査より(株式会社Fan)
投資は「ギャンブル」か「未来への期待」か?
自由に使えるお金が「増えた人」が積極的に行っている投資。その投資に対する印象を聞いたところ、最も多かったのは「ギャンブルのような怖さ」という回答で、次いで「専門性の高い難しさ」「コツコツとした堅実さ」が続きました(図表4参照)。
とりわけ、「ギャンブルのような怖さ」と答えたのは、お金が「減った人」「やや減った人」「変わらなかった人」が多く、「投資は怖いものだ。だからやりたくない」と考えるのも無理はないかもしれません。
かたや「増えた人」は投資を「未来に対する期待感」と回答しており、投資に対して両者が真逆のイメージを持っていることが分かる結果になっています。
最近では、個人型確定拠出年金のiDeCoや少額投資非課税制度のNISAを利用する人が増えており、少しずつ投資の裾野は広がってきていますが、投資=怖いというイメージを完全に払拭するまでには至ってないようです。
図表4:投資にどのような印象を持っているか
(/mwimgs/7/e/-/img_7e044571b014e2868341a11c6b25f47939956.jpg)拡大する(/mwimgs/7/e/-/img_7e044571b014e2868341a11c6b25f47939956.jpg)
出所:コロナ禍で変わったお金と時間の使い方に関する調査より(株式会社Fan)
おわりに
今回取り上げた調査の結果を見ると、自由に使えるお金が「増えた人」は、投資や貯蓄といったお金を増やす行動に積極的なようです。長引くコロナ禍で経済への影響に深刻さが増している今、いきなり投資を始めるのは難しいかもしれませんが、お金を増やすことについて考えてみることも必要かもしれません。
参考資料
コロナ禍で変わったお金と時間の使い方に関する調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000074767.html)(株式会社FAN)
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