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【年代別】みんなの平均貯蓄額「自分は平均以上?以下?」

LIMO / 2021年5月29日 6時15分

【年代別】みんなの平均貯蓄額「自分は平均以上?以下?」

【年代別】みんなの平均貯蓄額「自分は平均以上?以下?」

自分の貯蓄額は平均よりも多いのか少ないのか、気になる人は多いのではないでしょうか。

とりわけ「同世代のなかでは、どのくらいの位置か」については、知りたいような、知りたくないような……。

そこで年代別の貯蓄額の平均を最新データからご紹介していきます。また、どのようにして貯蓄をしているのか、保有している金融商品についても合わせて見ていきましょう。

年代別「みんなの貯蓄額」平均・中央値っていくら?

金融広報中央委員会が公表している「家計の金融行動に関する世論調査(令和2年)」から、年代別の貯蓄額の平均値と中央値を抜粋します。

年代別の貯蓄額をながめていきましょう。【表1】「二人以上の世帯」・【表2】「単身世帯」に分けて整理しました。

※いずれも、金融資産を保有していない世帯を含めた金額です。

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※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和2年調査結果」をもとに筆者作成

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※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 令和2年調査結果」をもとに筆者作成

金融資産を保有していない世帯は、二人以上の世帯で16.1%、単身世帯で36.2%です。単身世帯で貯金がない人の割合がかなり高いことがわかります。

また、年齢が高くなるほど貯蓄額が上がっていきます。二人以上の世帯の40代では平均値が1012万円、中央値は520万円となり、平均値が中央値の倍近い金額ですね。

平均値の場合、一部の富裕層の貯蓄額の多さに引っ張られるため高くなる傾向があります。貯蓄額が低い人から順に並べた時にちょうど真ん中にくる人の貯蓄額を表した「中央値」がより実態に近いといえるでしょう。

単身世帯の場合は、金融資産を保有していない人の割合が36.2%と高いことから、平均値と中央値の差が非常に大きくなっています。40代にフォーカスすると、平均値は666万円、中央値は40万円となっており、貯蓄できている人とできていない人の差が大きいことがうかがえます。

みんなの「貯蓄の内訳」は?

次に、金融資産保有世帯にどのようにして貯蓄をしているか、金融商品の種類について、先ほどの調査結果からご紹介します。

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和2年)」によると、金融資産保有世帯(二人以上の世帯)の金融資産保有額の平均値は1721万円、中央値は900万円です。

【表3】「金融商品別の平均保有額と構成比」および、グラフをごらんください。

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※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和2年調査結果」をもとに筆者作成

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預貯金が全体の半分近い割合を占め、次に有価証券と生命保険がそれぞれ20%程度となっています。預貯金の内訳は定期預金などの定期性のあるものが30.3%となっており、普通預金よりも多くなっています。

金融資産の半分は元本保証のあるもの、流動性が高いもので持ち、残りの半分は収益性を重視した金融商品で持っていることがわかります。

また、「金融商品を選択する際に重視すること」を聞いた調査結果は以下のとおりです。

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※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和2年調査結果」をもとに筆者作成

安全性を最も重視しており、次に流動性、その次に収益性を重視しているようです。保有している金融商品別構成比とも合致しています。

少額からでも「コツコツと」貯蓄しよう

年齢が上がるに従って、貯蓄額が増えていくことが、年代別の貯蓄額の表からお分かりいただけたと思いますが、一方で金融資産を保有していない世帯が、二人以上の世帯で16.1%、単身世帯で36.2%もあることは注目すべき点です。

このことによって、平均値と中央値が大きく乖離するわけですね。金融資産を保有している世帯を対象とした調査では、安全性、流動性を重視した金融商品が半分近くを占める結果となりました。また、収益性を重視した金融商品に対しては慎重な姿勢を窺うことができそうです。

ご自身の貯蓄額と比較した場合はいかがでしょうか?

今回の結果でホッとした人、ショックを受けた人、やる気が出た人、いろいろいると思います。収入を増やすだけでなく、支出を減らすことでも貯蓄額を増やすことができますので、少額からでもコツコツと始めていきたいですね。

参考資料

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和2年)」(https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/)

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