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既婚女性がシゴトを辞めるとどうなるか?退職に潜む3つのリスク

LIMO / 2021年7月15日 6時45分

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既婚女性がシゴトを辞めるとどうなるか?退職に潜む3つのリスク

~キャリア女性のマネー&ライフプラン~

お金を人生の味方につける方法は、「働く」「貯める」「増やす」を上手に組み合わせること。

なかでも今回は、その最も基本となる「働く」に注目して、解説したいと思います。

女性が仕事を続けるメリットはいったいどこにあるのでしょうか?今回は既婚女性が仕事を辞めることに潜むリスクや、仕事と家庭の両立が難しいときの乗り越え方について考えます。

既婚女性が仕事を手放すことに潜む3つのリスク

大学などでお金の授業を担当し、理想のライフプランを聞いてみると、いまだに「将来は専業主婦になりたい」という声をちらほらと耳にします。

しかし、自分で働いて稼ぐという手段を手放すことには、大きなリスクが3つ潜んでいます。

リスクその1:市場価値が下がる

会社員として忙しく働いている時には気づきにくいものですが、ひとたび会社員という立場を手放して仕事にブランク期間が生じると、転職市場での市場価値が落ちていきます。

会社を辞める時に、次の転職先を確保してから辞めたほうがいいというのは、そのためです。

大学を卒業して、有名企業での勤務歴を持つにも関わらず、しばらく家事や子育てに専念した女性が時給1000円前後のパートタイムとして働くことになるのも、このブランクによる市場価値の低下が原因です。

「会社員は大変だから、時間の融通が利くパートとして働きたい」とか「扶養の範囲内で働いた方が税金や社会保険料の面で得」という考え方もありますが、パートタイムで月額8万円を稼ぐためには、時給1000円だと、1日5時間週4日勤務する必要があります。

正社員との給与差が大きい割に、実はそんなに自由時間が多いわけではありません。

リスクその2:自分の立場が下がる

「外で稼ぐ人が偉い」「家事労働は立場が低い」などといった考えに、筆者は賛同することはできませんが、それでも自分でお金を稼ぎだす手段を持っていないということは、時に自分の立場を弱めます。

自分の収入を持たないことに自信を無くしてしまったり、何気ない他人の一言に傷ついてしまうなんていうことも。

外で稼ぐ人、それを支える人という家庭内役割分担でうまくいく夫婦もあります。しかし、「ともに稼ぎ、ともに支えあう夫婦」の方が対等な関係を築けると思うなら、かんたんに稼ぐ立場を手放さない方がいいでしょう。

リスクその3:経済的な自由が失われる

「たまには旅行に出かけたい」「たまには美味しいレストランで外食を楽しみたい」

やりたいことをやりたいときに楽しむためには、経済的な余裕が必要です。お金がすべてではありませんが、家庭内の稼ぎ手が1人の家庭よりも、夫婦で稼いで支えあう家庭の方が、家族全員が自由にやりたいことができる可能性が広がります。

目先のことだけでなく、将来にも目を向けてキャリア選択をしていきましょう。

仕事を続けるのが大変…どうやって乗り超えるか

共働きを続けたほうが家計的なメリットが大きいことは、なんとなく皆さんも感じておられると思います。ただし、現実はそう簡単にはいかないこともしばしば。仕事と家事の両立がつらくてたまらない時もあるでしょう。

子育てファミリーからのご相談を受けていると、「いつ私は仕事を辞めていいでしょうか?」という質問をよくされます。

育休から復帰して、2人の子どもを育てながら働いているけれど、時間の余裕がないし、保育料などの支払いもあって時間的にも経済的にも余裕が感じられない……やめたい気持ちが募るのは筆者も十分に理解できます。

そんな時の筆者からのアドバイスは、「今は貯金をできなくても構わない。お金で時間を買ってください」というもの。

子育ては、子どもが生まれた時が最も手がかかり、子どもの成長に伴ってだんだんと手がかからなくなります。そしてほとんど手がかからなくなった頃には、教育費がかかるようになります。

子育てに手がかかり大変な時期はほんの数年です。その間は、たとえ貯金ができなくても子育てをしながら働き続ける自分を褒めてあげてください。家事代行サービスやベビーシッターが必要な時には、お金を払ってでもそうしたサービスを利用しましょう。

家事に払う費用は必要な経費であると割り切り、稼ぎ続ける立場に留まることのほうが将来的には大きな利益を生み出しやすくなります。いずれは昇給や昇進したり、ボーナスの金額が増えたりして、お金も貯めやすくなるでしょう。

経済的に自立したおばあちゃんになろう!

厚生労働省が発表したの令和元年簡易生命表によると、日本人女性の平均寿命は87.45歳、男性の平均寿命は81.41歳となっています。女性は男性よりも6年も長生きです。

老後資金を考えるとき、生きている限りもらい続けられる公的年金の知識は必須になるでしょう。

今からあらかじめ調べておけば、老後の生活にも役立ちますよ。

会社員や公務員として働けば、厚生年金に加入します。

現役時代に納めた年金保険料と納めた年数で老後に受け取る老齢厚生年金額が決まる仕組みなので、長く働いて長く年金保険料を納めた人ほど、老後に受け取る年金が増えることになります。

平均寿命で見る限り、よっぽど年下の男性や長生きの男性がパートナーでない限り、結婚してもしなくても、女性は最後はひとりで生きていくことになります。

年齢を重ね、いよいよ老後生活に入ったとき、お金で困りたくなかったら、若いうちに自分で稼ぐ力を維持しておきましょう。

特に「自分名義の預貯金を持っておく」「お金の知識を身につけて少しずつ行動できるようにしておく」など、お金への向き合い方を決めておくことは大切ではないでしょうか。

スマートでかっこいいおばあちゃんになるために、経済的な自立を心がけましょう。

参考資料

厚生労働省「令和元年簡易生命表の概況/結果の概況/1.主な年齢の平均余命」(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life19/dl/life19-02.pdf)

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