「お金が貯まらない」を招く、無意識にやっているNG行動5つ
LIMO / 2021年7月16日 6時45分
「お金が貯まらない」を招く、無意識にやっているNG行動5つ
長引くコロナ禍でお金に関する話題が多くなっています。
資産運用などにチャレンジする方がいる一方で、お金に興味はあるけど何をどうしたらよいのかわからないという方もいらっしゃるかもしれませんね。
お金が貯まらない理由は人によって様々ですが、「そもそも収入が多くないから」などといって最初から貯めることを諦めていませんか?
筆者はFPとして活動中ですが、「お金が貯めらない」とご相談に来られるお客様には「貯まらない行動パターン」があるようです。もしかしたら無意識にやっている普段の行動が「お金が貯まらない」を招いているのかも……。
本日は、その「お金が貯まらない」を招く5つのNG行動をタイプ別にお伝えします。「お金が貯まらない人」に自分が当てはまるかどうか、一緒に確認してみましょう。
タイプ別「お金が貯まらない」を招く5つのNG行動
衝動買いタイプ
欲しいものがあったら迷わず買ってしまう、これが衝動買いです。店頭で気に入った商品があれば即買いしたり、思いつきで買ってしまうのは明らかにNG行動です。
翌月に届くクレジットカードの請求書や給料日前の口座残高の少なさを見て、「なんでこんなにお金を使ってしまったのだろう…」と後悔してしまうことが多い人はNG行動を繰り返しているといえそうです。
買い物したことを後悔してしまうのでは、もはやなんのためにお金を使ったのか、わからなくなってしまいます。
一点豪華主義タイプ
バブル時代を生き抜いたアラフィフ以上の世代に多いのが「一点豪華主義タイプ」です。
高いものは品質がいいと思ってブランドや銘柄にこだわって買い物をするため、お金がなかなか貯まりません。これもNG行動でしょう。
いま流行りのキャンプ用品を有名アウトドアメーカーで一式そろえたりするのも、このタイプです。
収入や貯金にゆとりがあればOKですが、お金を貯められていないのに「長く使えるから、せっかくなら品質のいい高いものを」と一点豪華主義で買い物してしまいます。
自分にご褒美タイプ
「このプロジェクトが終わったら」「ボーナスが出たから」など、なにかと理由を作ってお金を使ってしまうのもNG行動です。「自分にご褒美タイプ」と言えるでしょう。
リッチな外食、欲しかった服、ちょっと高い化粧品、旅行にコンサートなど、普段より高めの支出をするときに「〇〇のご褒美だし」と言い訳をすぐ思いつくタイプの人は散財しがちでお金が貯まりません。
お財布パンパンタイプ
レシートやポイントカードをため込んで、お財布がパンパン。お金の出し入れを管理する財布を整理していないのはNG行動です。
お財布がパンパンになっている人は、支出に無頓着な現れです。レシートを見返すこともないので、レシートは溜まる一方です。
さほど行くこともないお店のポイントカードを作ってしまうので、ポケットにカードがいっぱい。肝心なときにカードが見つからないこともしばしばです。
あと100円でもう1ポイント貯まるなら…と余計な買い物をしてしまうと、お得なのか無駄遣いなのかわかなくなってしまいますね。
SNS映え意識タイプ
最近増えているのがこのタイプです。インスタやツイッターに投稿して「いいね!」の数を増やすために、さほど興味がなくても映えそうなお店に行く、話題の場所に行ってしまうのも考えもの。
SNS映えを意識するため、自分の欲求というよりは他人からの承認欲求が強くなり、行動もエスカレートしがちです。無意識なので無駄遣いにつながっていることに気づきにくいという点も。
ひと頃より「SNS映え意識タイプ」は減ってきたように感じますが、美味しいうちに食べず写真を撮りまくっている人を見かけるとちょっと残念な気がします。
タイプ別「お金を貯める」方法とは
「お金が貯まらない」を招く5つのNG行動をタイプ別に説明しました。当てはまるタイプがあれば要注意です。お金を貯めたいと思うなら、ぜひ行動を変えていきましょう。
少し意識するだけでも、お金の使い方は変わってきます。お金の使い方が変われば無駄遣いが減りますから、貯まるお金の額も確実に変わってきます。
ここからはタイプ別のお金の貯め方を紹介しますので、ぜひチャレンジしてみてください。
「衝動買いタイプ」がお金を貯めるには?
どうしても欲しいと思ったとしてもすぐ買うのはガマンしましょう。
思考をチェンジさせて、もう一周別のお店をぐるっと回る、いったん食事をするとかお手洗いに行くなど、別の行動をしてみると、落ち着いて購入の是非を判断することができます。
それでもまだ欲しいと思ったら買うようにします。
欲しいモノを買った後の生活をイメージすることも大切です。洋服を買う時は、どのようなシチュエーションで着るか、その値段を払って元をとれるだけ着回せそうか、冷静に考えてみましょう。
それでも欲しいと思えるなら、それは「必要な買い物」といえます。
「一点豪華主義タイプ」がお金を貯めるには?
服も日用品もお手頃価格で十分品質の良いものが手に入る時代です。
キャンプ用品で例えると、食器や道具などは「100均」でも買えたりしますし、ブランド物なら数万円するアウトドアジャンパーも、ワーク系のファストファッションで済ませれば数千円で購入できます。
品質を評価するときは価格だけではなく、使った人の評判など費用対効果を考えて選ぶのも大事です。コスパのよい買い物ができると、支出を抑えることができます。
「自分にご褒美タイプ」がお金を貯めるには?
モチベーションアップのために、自分へのご褒美はあってもいいものです。
しかし、ことあるごとにご褒美を乱発していては、いつまでたってもお金は貯まりません。何かの資格に合格したときなど、大きな金額のご褒美は年に数回までにしておくのはどうでしょうか。
日頃の自分へのご褒美は、いつもは買わない値段の高いアイスクリーム、発泡酒ではなく純粋なビールにするなど、ワンコインでもウキウキできるご褒美にとどめておきましょう。
「お財布パンパンタイプ」がお金を貯めるには?
一日に受け取るレシートは多くても数枚です。その日いくら使ったか把握するためにも、一日一回レシートをお財布から取り出して、内訳や金額を確認する習慣をつけましょう。
レシートの内容を確認するだけで「これは必要なかったかな」「今日お金を使いすぎたから明日は控えよう」とお金の使い方を考えることができ、無駄遣いが抑えられますよ。
「SNS映え意識タイプ」がお金を貯めるには?
流行りを楽しむのはもちろんいいことですが、いずれ流行りのものは廃れていきます。
その時は楽しかったSNS投稿も、投稿のためだけに行動してしまうと、後から振り返ってみたとき、無駄遣いと感じてしまうことが多いのではないでしょうか。
流行りにのることでお金を使ってしまっているのなら、それは行動を見直す価値がありそうです。
自分が本当に欲しい、食べたい、飲みたい、行きたいという欲求から起こる行動は後悔しません。有意義にお金を使えば、無駄遣いせずお金を貯めやすくなります。
無駄遣いを防ぐには「先取り貯蓄」も効果的
お金を貯めようと思っていても貯まらないのは、何か原因があるはずです。おそらく無意識に使ってしまっていると思いますが、無駄遣いをしていることに気づいていないのは問題です。
無駄遣いを防ぐひとつの方法は、使えるお金の額を少なくしてしまうこと。
収入が少なくても手取りの5~10%は先に貯金し、残った金額で生活するという「先取り貯金」をすると着実に貯まっていきます。
無意識のうちに、自分が貯まらない行動をしていないかを確認して、意識的に貯まる行動にシフトチェンジしていきましょう。
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