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「小4の壁」より大事!? 小学3年生の勉強、つまづきやすいのはどこか

LIMO / 2021年9月2日 19時35分

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「小4の壁」より大事!? 小学3年生の勉強、つまづきやすいのはどこか

勉強や人間関係などで子どもが色々な問題に直面し始めるのは、一般的に小学4年生頃と言われます。このことを表す「小4の壁」という言葉は、子育て世代には馴染みがあるのではないでしょうか。

小学4年生は特に周囲との学力差が目に見えるようになり、親も子も学習面での問題を認識し始める学年というわけですが、見方を変えれば、それ以前から少しずつ差が広がっているということでもあります。

小4の壁をどう乗り越えるかも大切ですが、それとともに重視してほしいのが小学3年生の時期なのです。

漢字の難度が上がる

筆者が塾で仕事をしている時、極端に漢字が苦手な数名の生徒には「小学3年生の漢字から正確に書けなくなる」という共通点がありました。

すでに中学生になっていましたが、学年をさかのぼって確認してみると、小学1、2年生の漢字はほとんど書けます。しかし、小学3年生で習った漢字になると、突然「井印会」というような珍妙な答えが出てくるのです。

正しくは「委員会」と書くべきところを、自分が知っている漢字の中から読みが同じものを書く、という手法です。漢字の読みはある程度できているのですが、書くことには非常に苦労していました。

また、筆者の子どもたちが通う学校でも、小学3年生の漢字テストから再テストが行われています。小学1、2年生と比べると複雑で覚える数も増える小学3年生の漢字は、「ちゃんと漢字を書けるか」「漢字に苦手意識を持つか」の分岐点になることを意識しておくと良いでしょう。

四則計算の鬼門「わり算」

一方、算数に目を向けると小学1年生からの3年間で「たし算・ひき算・かけ算・わり算」の四則計算を一通り学習することになります。そして小4以降の学習では、こうした基礎的な計算を土台として、図形や割合といったより高度な内容へと進んでいきます。

算数では1年生の繰り上がりや繰り下がり、2年生での九九など、低学年の頃から学習の定着度をチェックすることが必要な単元も少なくありません。

特に3年生で習うわり算は、それまでの「たし算・ひき算・かけ算」を全て正しく理解していないと解けなくなります。余りの出るわり算では、これら3つの計算を駆使して答えを出す必要があるからです。

注意したいのは、”なんとなく算数はできている”という感覚。それまでに習った計算をしっかり理解しているのか、そして答えを正確に導き出すことができるかを、家庭学習などで確認し復習することを忘れてはいけません。ここがおろそかになると、遅かれ早かれ壁にぶつかってしまいます。

また、計算にばかり目がいきがちですが、「単位」も学年が上がると抽象的で難しくなります。2年生では水のかさを習い、3年生では長さをや重さ学びます。1000mが1km、1000gが1㎏とスムーズに単位換算できるかどうかも重要なポイントです。

理科と社会もスタート

3年生で大きな変化と言えば、理科と社会の登場です。1年生と2年生では「生活」として学んでいたものを、それぞれの科目で勉強するようになります。

ただ、3年生では身近なことをテーマにして学ぶことも多く、あまり勉強という雰囲気がありません。それが4年生になると覚えるべき知識が増えて様子が一変。テストでは記述問題も出てくるため、授業中にボーっとしていると大切な情報を聞き逃してしまうこともあります。

さらに、アクティブラーニングを重視する今の学習指導要領では調べ学習も多くなっているため、授業中も「なぜ?」と自分で考え、それに沿った情報収集をして考えをまとめる姿勢が問われます。

理科と社会は、国語と算数に比べると家庭学習で取り組むのが後回しになることも多く、高学年になると出来・不出来がハッキリしやすい教科ともいえます。ただ、理科や社会は学習漫画との相性が良いので、積極的にこうしたツールを使って楽しみながら知識を増やしていく工夫をしたいものです。

生活という1教科から理科と社会の2教科に増える3年生は、4年生で始まる本格的な勉強への”つなぎ”の位置に当たります。「まだ簡単」と軽視することなく、上述のような学習漫画や児童向けの本を活用し、知識を吸収して先手を打つのもアリでしょう。

小さな積み重ねを大切に

小学3年生は、漢字が書けない、算数のわり算がうまく解けないなど、勉強の基本である漢字の知識や計算スピードの差がジワリと出てくる時期です。そのため、親の方も「まだ3年生」と思っていると、後々挽回するのに苦労することになります。

家庭学習でも基礎学力が身についているか日頃からチェックして、来たるべき「小4の壁」に備えたいですね。

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