おすすめ果実「ブルーベリー」の育て方、収穫量がアップする3つのポイント
LIMO / 2021年9月24日 8時15分
おすすめ果実「ブルーベリー」の育て方、収穫量がアップする3つのポイント
秋はブルーベリー苗の植え付け適期。ホームセンターや花屋にブルーベリー苗が出回ります。ブルーベリーは比較的育てやすい果樹で、手軽に入手しやすく、とても人気があります。
ブルーベリーのおすすめポイントは手間がかからないのに豊富に収穫できるところ。収穫の楽しみを味わいたい方にはもってこいの果実です。
本日はガーデニング歴20年のLIMO編集部員から、ブルーベリーの育て方について紹介します。初心者にもオススメなので、さっそく一緒にみていきましょう。
ブルーベリーを育てるメリット
ツツジ科
落葉低木
原産地アメリカ
自家受粉が難しい
価格:40~60センチ程度の苗で800円前後
ジャムでも、果実のままで食べてもおいしいブルーベリー。今の時期はブルーベリー狩りを楽しむ方もいらっしゃるでしょう。日本でも、すっかりお馴染みの定番果実です。
ブルーベリーは落葉低木に分類されます。樹高は地植えだと3メートルにもなる木もありますが、鉢植えだと、それほど高くないイメージです。ベランダでも十分育てられる手軽な果樹といえるでしょう。
観葉植物としても適しており、春は緑が美しく、かわいらしい小花が咲きます。秋には葉が赤く色づき、まさに紅葉して私達の目を楽しませてくれます。このように、四季折々の表情を見せてくれる果樹でもあります。
初心者でも育てやすく、土と水やりに気をつけて置き場所を工夫さえすれば、手間もかからず収穫が楽しめます。
ブルーベリーの系統と品種
ブルーベリーの品種は細かく分けると、数百以上とも言われています。
ホームセンターでよく見かける食用ブルーベリーの系統は主にハイブッシュ系、ラビットアイ系。
ハイブッシュ系はノーザンハイブッシュ系、サザンハイブッシュ系などに分かれていて、それぞれに多くの品種が存在しています。
育てやすいのがラビットアイ系です。丈夫でよく育ち、枯れにくいのが特徴です。実もなりやすく、多くの収穫が期待できるでしょう。
ただし、ラビットアイ系は1本では実をつけません。ラビットアイ系統の他品種と一緒に植えましょう。
ブルーベリーの育て方、収穫量アップのポイント3つ
ブルーベリーは初心者でも育てやすい果樹。ただし、ポイントをおさえて育てないと実が収穫できない可能性もあります。
ポイントを知っていれば、収穫量のアップも期待できるので、ぜひ覚えておいてください。特に気をつけるポイントを3つあげました。さっそくみていきましょう。
その1:酸性の土にする
ブルーベリーを植えるときの土は、専用の土が販売されているほどです。生育や実付きにも影響が出るので、収穫まで楽しみたいという方はこだわったほうがよいでしょう。
品種にもよりますが、ブルーベリーは酸性の土を好みます。通常、植物は中性や弱酸性の土がよいとされています。自宅にある他の植物用に使用している土を使うのなら、消毒した上で、ブルーベリー用に酸度調整をおこなう必要があります。
土を酸性にするには、無調整のピートモス(コケ類が堆積してできた泥炭を乾燥させて砕き、土のようにしたもの)を混ぜます。
初心者の方で手軽に始めたい方は、市販の「ブルーベリーの土」を使うとカンタンです。
その2:苗は「同系統で異なる品種」を一緒に植えつけ
関東以南の温暖な地域では秋もブルーベリーの植え付けの適期。土が用意できたらさっそく植え付けを始めましょう。
ブルーベリーは一本でも育ちますが、花がついても結実しない場合も。基本的にはどの系統も、同系統他品種を一緒に植えることで実付きがよくなります。
少し大きめの鉢を準備して、同系統で異なる品種を2本一緒に植えましょう。鉢が小さくて難しい場合は、1本ずつ植えた鉢を隣同士に置くなどして、できるだけお互いの近くで育てます。
鉢は水はけをよくするため、土を入れる前にあらかじめ鉢底石を3センチ程度入れておきましょう。そのあとに土を入れます。鉢のギリギリまで土は入れず、水がたまる場所を確保してあげます。
植えつけの後は根と土が密着するように、水をたっぷりあげます。高さがある木は支柱を添えてあげると立ち姿がキレイになり、しっかりします。
日光が大好きなので、日当たり良好な場所を選んで置いてあげましょう。
その3:水やりと肥料を適切に管理する
ブルーベリーは水が大好きです。夏は朝晩2回の水やりが必要になるくらいで、すぐにカラカラになりがちです。
ただし、ブルーベリーは秋から冬にかけて葉を落とすシーズンに入ります。水が葉から蒸散することもなくなるため、水を頻繁にあげる必要はありません。これからの時期は水のやりすぎに注意しましょう。
葉を落としていなくても、葉がしおれていないか、土の状態はどうか、観察することが大事です。土が乾燥してきたら、水をあげるようにしましょう。あげすぎは禁物です。
肥料は3月に元肥、5月に追肥、実をつけたあとの8~9月にお礼肥をあげます。できれば春の元肥は堆肥などの有機肥料が適していますが、追肥やお礼肥は化成肥料でもよいでしょう。
まとめにかえて
ブルーベリーは無農薬で育てられる貴重な果樹。さっきまで枝についていた実を安心して食べることができ、まさに採れたてを味わうことができます。
ブルーベリーは少しの手間で、多くの果実を得ることができる木です。果樹ビギナーさんでも比較的育てやすい木ですので、この秋、ブルーベリーで果樹栽培デビューをしてみてはいかがでしょうか。
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