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投資を始めるならまずやるべきこと。「何を買えばいいか」の見極め方

LIMO / 2021年10月9日 20時45分

投資を始めるならまずやるべきこと。「何を買えばいいか」の見極め方

投資を始めるならまずやるべきこと。「何を買えばいいか」の見極め方

コロナ禍で投資を始める人が増えているという報道を目にしたことがあるのではないでしょうか。この9月に発表されたSBIネオモバイル証券の「投資に関するアンケート調査結果※」でも、調査対象者の6割がコロナ禍で投資意欲が「高まった」と回答しています。

理由は人それぞれですが、「経済的不安を和らげたい」「コロナ禍で在宅時間が増え、人生計画と必要な資産に不安を覚えた」「交際費などが減り、余剰資金ができたため」などの回答が得られたとしています。

コロナで将来に不安を感じる一方で、ステイホームで「投資に向き合う時間」が増えたというのがコロナ禍で投資への意識が高まった大きな理由と言えそうです。そこで今回は、投資を考えている人は、まず何から始めるべきかを考えてみたいと思います。

※対象:スマートフォン向け資産運用サービス「ネオモバ」利用者1001人

投資のために日々使えるお金と時間を考える

そもそも投資はド素人がやるものではない、と考える人も多いと思います。もちろんスポーツでも資格の取得でも、ド素人が全く学ばないで勝てるものはありません。それは投資も同じことですが、社会人の多くは仕事があったり、家事や育児があったり、資格試験の勉強をしたりとあまり投資にかける時間がないというのも事実だと思います。

まずは、投資のために使えるお金と時間を考えてみましょう。自分の月の収入からいくらを投資に回せるのかと聞かれて、即答できる人はあまりいないと思います。むしろ、何をベースにその金額を考えたらいいかわからないという人が大半でしょう。

投資には余剰資金を使うことが大原則ですが、毎月の収入の中の余剰資金をすべて投資に充てるワケにはいかないでしょう。交際費を残しておきたいとか、趣味に使うお金を残したいという人も少なくないと思います。

仮に余剰資金が5万円あるとしたら、そこから「毎月1万円だけ投資にあててみよう」もしくは「将来が不安だから少し多めに、頑張って2.5万円を投資にあててみよう」というように考えていきます。

ネット証券を利用すれば、今では100円や1000円から投資信託、金・銀などを定期的に積立購入できます。定期的な購入なら基本的に一度設定すればあとは自動的に積み立ててくれるので、忙しい毎日の中でそれほど時間をかけずに投資の第一歩を踏み出せることになります。

貯金している分を投資に使うべきかを考える

次は、今持っている預貯金を投資にどうシフトさせていくべきか見ていきます。ここでも基本的には、投資に回せる金額と投資に使える時間がどれだけあるかというところがポイントになります。

預貯金の中から投資のために使えるお金が100万円単位であるならば、日本国内の有名企業の株式を購入することも視野に入ってきます。有名企業の株は1株あたり数万円することもあり、かつ日本株は100株1単位での売買が原則なので、数百万円が手元にないとそもそも購入できません。

さらに株式の場合は値動きが比較的大きいうえ、その企業の将来性や成長性をしっかりと分析することが正攻法でもあるので、ある程度その企業のことを調べる必要があります。そのためには、やはりまとまった時間が必要になってきます。

その点で考えると、数百万円単位のお金は用意できないが時間ならある、投資の勉強をしてみたいという人は1株から購入できる「アメリカ株」や、日本国内の企業の株式でも100株以下で購入できる「単元未満株」を購入するという手もあります。

また、日本企業の中でも、1株当たりの価格が安ければ数万円~数十万円で購入できるものもあります。一方、お金はあるけれど時間があまりないという人はETFや投資信託のように、1つの商品を購入するだけで分散投資できるものを検討するといいでしょう。

結局、何を買えばいいのか

投資初心者がぶつかる最大の壁は、「株とか投資信託を買えばいいというのはわかったけど、結局何を買えばいいの?」というものです。

日本株だけでも東証に上場している企業は3000社以上、東証一部上場企業でも2000社以上あるのです(2021年10月7日時点)。「アメリカ株」も選択肢に入れるとすると、その数はあまりに膨大すぎます。その中から自分が買うべき企業の株を選ぶのは、かなり難度が高いでしょう。

投資信託の本数も、ネット証券最大手のSBI証券なら2638本、2番手の楽天証券でも2678本の扱いがあります(2021年10月3日時点)。この中から自分に合う投資信託を選ぶのは骨の折れる作業です。

このような悩みに突き当たったときには、株式の場合は5つの銘柄を決めて1か月間ウォッチしてみるというのも一つの方法です。

まず、知っている企業の中から自分が買えそうな金額感のものを5つピックアップします。国内株式なら「株価×100(株)」が購入金額の目安です。手が届きそうにない企業の株価をウォッチすると飽きてしまうので、あくまで自分が購入できる株価水準のものをピックアップしましょう。

自分が選んだ企業の株価を毎日眺めていると「なんで株価が上がっているんだろう?」「なんで今日はこんなに値動きが大きいんだろう?」「配当が出た」などとさまざまな気付きが出てくるはずです。そこまで行けば、自然と自分の好みの株が見つかるでしょう。

投資信託も証券会社が公表している人気ランキングなどの中から5本くらいをピックアップして、直近の値動きと信託報酬、運用管理費などのコスト、その投資信託の投資先など、いくつかの項目を比較してみると自然と買いたいと思う投資信託が絞られてくると思います。

投資先には、アメリカやアジアなどの国・地域に投資するものもあれば、「ロボット・AI関連企業に投資する投資信託」「テクノロジー関連企業に投資する投資信託」などのような一つのテーマに沿って投資対象を決める「テーマ型投信」もあります。

おわりに

今回は、投資をするときにはまず何をすべきか、何を考えるべきかについて考えてみました。投資を始めるときに「なんとなく」始めるのは、経営方針が決まらないまま会社を興すのと同じことです。まずは自分が投資に使えるお金と時間、投資で達成したい目標などを決めてから取り組むようにしましょう。

参考資料

投資に関するアンケート調査結果(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000668.000000983.html)(SBIネオモバイル証券)

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