ガソリン高騰! 燃費が悪いのはどんな車? 燃費が低下する理由は?
LIMO / 2021年11月9日 18時55分
ガソリン高騰! 燃費が悪いのはどんな車? 燃費が低下する理由は?
このところのガソリン価格急上昇で、レギュラーガソリンの価格が170円/Lを超えたという地域も出てきました。そのため、生活で車が必須となる地域だけでなく、物流関係など車を使わなくてはならない業種に至るまで深刻な影響が出始めています。
とはいえ、ガソリンの価格が上がったからといって車を使用するのを急にやめられるわけではありませんから、ユーザー一人ひとりがガソリンの使用を抑えていく必要も出てきます。
そこで本記事では燃費に焦点を当て、燃費が悪い車とはどのような車なのかを確認していきたいと思います。
2000年代初め以前の古い車
ここ10年くらいの間、クローズアップされてきたのが低燃費車です。その筆頭となるのがトヨタのプリウスを代表格としたハイブリッドカー。
また、ハイブリッドカーでなくてもアイドリングストップやエンジンの燃焼効率を向上させることで、少しでも燃費を改善させようとした車が多く発売されています。
これに対し、燃費の数値や低排出ガスといった項目があまり注目されていなかった2000年代初頭以前の車齢が古い車に関して言えば、今と比べればお世辞にも燃費が良いとは言えないでしょう。
特にバブルの終わりから2000年にかけてはひときわ燃費が悪い車が多く、1リットル当たり10kmも走れば上等と言われたほどです。
この時期の車を大事に乗っている方もいらっしゃるかと思いますが、燃費という点だけに焦点を当ててしまうとあまりおすすめとは言えないでしょう。
排気量が大きい車
最近の車はダウンサイジングが主流となっていました。技術の進歩によって、エンジンの排気量が下がっても元のクラスと同等の性能を出すことができるようになったからです。
たとえば、20年前はV型6気筒3500㏄エンジンでなければ出せなかったエンジンパワーとトルクが2500㏄でも出せたりします。こうしてエンジンをコンパクトにすることで排出ガスを減らしたり、エンジンそのものが軽くなって燃費が良くなるというわけです。
一方、エンジンパワーは同等であっても、大排気量の方がゆとりのある走りをすることができるという考え方もあります。
特にコンパクトカーにおいては4気筒1500㏄から3気筒1200㏄になるという傾向が強いですが、振動が増えたりエンジン音に無理を感じるという感想を持つ方もいらっしゃいます。
これらは燃費という面を優先する場合は仕方のないことなのかもしれません。いずれにしても、総じて排気量が現行の車よりも大きくなる場合は低燃費を期待できない傾向が強くなるということになります。
メンテナンスが行き届いていない車
最後は、現行の車に乗っていても燃費が悪くなってしまう例を見ていきます。たとえ新しい車であっても、定期的なメンテナンスをしていなければ最高のパフォーマンスを発揮することができません。
特に「オイルメンテナンス」と「タイヤの空気圧チェック」を怠るとその影響はてきめんで、燃費は一気に悪くなってしまいます。
最近の車は特に、と言ってもいいですが、ハイブリットシステムやアイドリングストップ性能の向上で頻繁にエンジンの始動と停止を繰り返します。
簡単に言うとエンジンにかかる負荷が大きくなっているので、そのエンジン内部を循環しているエンジンオイルの劣化スピードを早めてしまう可能性が高いということです。
国産車の場合、オイル交換は1年もしくは1万キロとメーカーが推奨していますが、この半分の半年または5000キロで交換をすると、燃費の悪化を防ぐだけでなくエンジンの故障も防げるでしょう。
また、燃費が向上したことの弊害として、タイヤの空気圧チェックの頻度が低下しているということもあります。
タイヤの空気圧チェックは、ガソリンスタンドで給油のついでに行ってもらうというイメージがあります。そのガソリンスタンドに行く回数が減り、さらにセルフ式を利用すると、「ついでに」ということが減ってしまいます。
そのため、自分自身で空気圧チェックをすることが必要になりますが、実際はあまりしていないという方も多いのではないでしょうか。
少なくとも1ヶ月に1回はタイヤの空気圧チェックをすると、燃費の低下だけでなく車の乗り心地の悪化も防ぐことができるので、忘れずにチェックを心がけましょう。
おわりに
ガソリン価格の上昇はまだ続きそうな勢いです。しかし、価格の変化は、いち消費者にはどうすることもできません。車の燃費が悪くなる特徴などを把握することで、少しでも家計に影響が出ないようにしていきたいものです。
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