【SDGs】靴下の穴は「ダーニング」で可愛くお直し!捨てずに再利用する方法
LIMO / 2021年11月25日 10時15分
【SDGs】靴下の穴は「ダーニング」で可愛くお直し!捨てずに再利用する方法
穴のあいた靴下、Tシャツについたシミ…。一度穴があいたり、シミがついてしまうと、お気に入りであっても外には着ていきづらいものです。
そこで本日おすすめしたいのが、話題のダーニング。穴のあいた靴下やTシャツのシミなどに刺繍を施し、再び着用できるようにするものです。
本日は、捨てずに再利用する方法「ダーニング」についてご紹介します。
話題の「ダーニング」とは?
今、にわかに注目を浴びているダーニング。そもそも「ダーニング(darning)」とは「かがり縫い、穴かがり」という意味で、ヨーロッパに古くから伝わる衣類の修復技法のことを指します。
従来のダーニングは元に近い状態に直す技法がほとんどでしたが、近年のダーニングはあえて違う色の刺繍を施して穴を塞ぐ方法が流行っています。
その色使いがワンポイントにもなり、おしゃれでかわいいと話題です。
「ダーニング」は捨てずに再利用する方法
いま話題のSDGs。世界各国が持続可能な社会を実現するため、この目標に取り組んでいるところです。
SDGsでは、製品の再利用を推進して廃棄物の大幅な削減することが目標に掲げられ、消費者は「つかう責任」を果たすことが求められています。※SDGs 【目標12】つくる責任 つかう責任
靴下などは比較的安価で手に入れられるもの。そのため穴があけば捨ててしまい、新しい靴下を買うことがおそらく日常化しているのではないでしょうか。
捨ててしまえば、穴のあいた靴下はただのゴミですが、ダーニングを施せば再び使うことができます。靴下などの衣類は「捨てずに再利用」しやすいともいえそうです。
ダーニングのやり方
手芸や刺繍に苦手意識がある人もいるかもしれませんが、ダーニングに難しい技法は必要ありません。なみ縫い程度の技術があれば、おこなうことができます。
そもそも捨てる予定の靴下なら、練習がてらトライしてみるのもいいかもしれません。
気に入らなければ、解いてやり直しできるのも手芸の魅力。やり直すと時間はかかりますが、できあがったものには愛着もわきますよ。
それではさっそくダーニングのやり方を見ていきましょう。
用意するもの
ダーニングマッシュルーム(お玉で代用する人も)
ゴム(ヘアゴムなどが使いやすい)
太めの針
糸(毛糸、刺繍糸など)
ダーニングマッシュルームは刺繍を施しやすくするために、靴下の中などに入れて使うものです。値段は2000円前後。お玉で代用する人もいるので、球体で硬さのあるものなら支えになって刺繍がやりやすくなります。
ゴムはマッシュルームにかぶせた靴下を止めるために使います。ヘアゴムだとゴムをマッシュルームの傘にかけるとき、指が痛くならず使いやすいでしょう。
糸は刺繍を施す布地に合ったものだと、仕上がりもキレイです。特にこだわりがなければ、家にある少し細めの毛糸や刺繍糸がよいでしょう。
また、縦糸と横糸を違う色にすると個性的な仕上がりになります。このような場合は数種類の糸を用意するようにします。原色系の組み合わせが意外とおしゃれに見えたりします。
糸の色は仕上がりの印象を決めてしまうので、こだわりたい方はじっくり選んでみてください。
最近はダーニング用の糸も販売されています。ダーニングマッシュルームと糸がセットになった商品も販売されているので、このようなキットを手に入れるとすぐに始めることができますね。
基本のやり方
それではダーニングの基本のやり方をみていきましょう。機織りをイメージするとやりやすいですよ。
【1】ダーニングを施す範囲を決めます。初めてダーニングをおこなう場合は四角がおすすめ。丸や違う形でも大丈夫です。施す範囲を決めたら、チャコペンシルで印をつけるかランニングステッチ(なみ縫い)をしておきます。
【2】印にそって縦糸をかけていきます。印の少し外側から始めるのがポイントです。糸端は玉結びをせず10センチほど残しておきましょう。1~2ミリほどをすくながら、等間隔に縦糸を通していきます。
【3】縦糸を通し終わったら、糸を切ります。次は横糸を通します。糸端を10センチほど残し、枠の少し外をすくって、機織りの要領で縦糸を1本おきにくぐらせていきます。端までいったら、逆の方向に再び1本おきにくぐらせていきます。
【4】最後までおわったら、すべての糸端を裏側にくぐらせ、糸端の処理をします。裏側に出ている目に数目くぐらせ、おりかえして、再び数目くぐらせれば糸が抜けにくくなります。これで完成です。
まとめにかえて
今回、編集部もかかとに穴があいた毛糸のソックスにダーニングを施してみました。出来上がりの見た目は上手とは言えませんが、思いのほか頑丈に繕えました。
いつもは残念な思いをしながらゴミ箱行きだったのですが、ダーニングのおかげで捨てることなく、今年も履くことができそうです。
今回は靴下の穴にダーニングを施しましたが、Tシャツのシミ、衣類の穴にも応用は可能です。
環境省によると、衣服を手放すときの手段で最も多いのは「可燃ごみ・不燃ごみとして廃棄」が最多で66パーセント。これらのゴミのほとんどは焼却施設へ行き、その後、処分や埋め立て処理されています。
買う時に長く着られるかを考えることも大事ですが、買った後も大切に扱い、できるだけゴミとして出さないように、リユースやリサイクルを心がけたいものです。
参考資料
環境省 「SUSTAINABLE FASHION これからのファッションを持続可能に」(https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/)
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